【杜仙・食べ歩き班_No.154】”朝ラー”で賑わう”魚介”香るラーメン(六丁の目)
Posted on : 2019.10.13

こんにちは! こちら、杜仙・食べ歩き班です。
2019年6月9日(日)の14時頃
若林区六丁の目にあります「中華そば太平楽(六丁の目店)」さんを訪店。
こちらがオープンされたのが2017年8月とのこと。たしか私はオープン早々に一度来て以来・・・約2年ぶりの訪店です。

住所は若林区六丁の目東町2-12。
立地的には、仙台東インターの近く。大通り・・・通称「産業通り」からは一本裏手に存在します。

【太平楽さんとは?】
<太平楽>さんは「本店」が「泉区市名坂」にありまして、今回ご紹介する「六丁の目」店は2号店舗です。
<太平楽>さんは、自分の中では「仙台ラーメン業界のNewWave店の一つ」というイメージが強いです。でも泉の「本店」は2010年9月オープンらしいので、いつのまにか創業から10年近く経つですね!(なので今さら「NewWave」って言い方は妥当ではないですね)
今では、泉界隈では(さすがに”老舗”という域には歴史的にも達してませんが)押しも押される名店にまで昇格した印象です。
※もし、ラーメン店の番付があるんだとしたら、こと泉方面に限定して語るならあくまで個人的な印象では・・・・
横綱は色んな意味で、まぁ間違いなく<渡辺>さんだと思います。で、その次の大関が<五福星>さんと<太平楽>さん。つまり、”泉界隈の3強の一角”かなと個人的に思ってます。(私が定期訪店している<中々>さんはその次くらいかなぁ。。。でも本当は、”ジャンル問わず”であれば、この4軒よりも定食屋<味へい>さんのラーメンの方がもっと好きです。自分の好みでは<味へい>さんが「泉区ラーメンのKING」です。)
※<中々>さんについては、以前「投稿No16.<https://morisen.net/?p=2579>」にて詳しくご紹介しております。その後も何度が番外編ご紹介してます。
※<五福星>さんについては、以前「投稿No110.<https://morisen.net/?p=5172>」にて詳しくご紹介しております
※<渡辺>さんはあいにくまだ未紹介。この夏、数年ぶりに食べたので追々紹介予定です。(<杉のや>さんと<嘉一>さん同様、<渡辺>さんは超・超有名店ですので説明は不要かも知れませんね。やっぱ、人気があるのはそれなりの理由があるんだなって、最近、今更ながら実感しました。)
※<味へい>さんについては、以前「投稿No27.<https://morisen.net/?p=2785>」にて詳しくご紹介しております。

そんな<太平楽>さんですが、先述のとおり2017年8月に今回ご紹介する「六丁の目店」が”分店”として誕生しました。人気店の2号店ですのでオープン当初から凄まじい人気店でして、今や泉「本店」に追いつきそうな勢いです。
※色々書いてはいるものの、実のところ泉「本店」の方も2回しか行ったことがありませんm(__)m。自分は「太平楽ビギナー」です。泉「本店」の方は「いつも行列」ってのはもちろんのこと、いつ行っても駐車場が満車なイメージがあり(駐車難民は個人的に好きでは無いので、埋まっている時はとっととあきらめて去ってしまうので)再訪が遠のきました。それに夜遅くまでは営業していない(スープ切れとかあると更に閉店が早まる)」ってのも要因ですね。その点、お隣の<中々>さんはワリと夜遅くまでやっているので利用頻度が増しました)

【太平楽さんのラーメン】
<太平楽>さんは、総じて”今風(いまふう)”なラー専店です。”ラーメン好き”な方々でいつも賑わってます(どちらかというと、家族連れや食通とかよりもいわゆる”昨今のラーメンマニア”層からの指示が熱いお店さんです。)
ただしラーメンそのものは「庶民的なビジュアル」「節が優しく香る」といった古くから慕われているようなラーメンです。なので、毎日食べてもそれほど飽きない感じのラーメンです。

提供しているラーメンは大きく・・・・
◆ラーメン・・・・「太麺」
◆中華そば・・・・「細麺」
それぞれに対し
◆「煮干」
or
◆「あごだし」
のいずれかのスープを選択して注文する感じです。

麺については圧倒的な人気は、「太麺」の方。「太くちぢれた、プリプリの麺」が大勢のファンのハートをつかんでいます。(「太麺」だと、<渡辺さん>も非常に有名ですが<渡辺>さんは、「ぶっとくて固い太麺。それをワシワシ食べる」印象ですが、<太平楽>さんは、「プリっとした形状でほどよい茹で加減のちぢれ太麺をもぐもぐ食べる」印象です。まとめると・・・・・
<渡辺>さんは「ゴツゴツした武骨な太麺」<太平楽>さんは「プリプリした、喜多方よりもちょい太目の麺」・・・・という感じかなぁ)
スープの方は人気は「あごだし」の方。
あごだしのスープは「背脂」も浮いていて、「あごだし(魚介)」+「豚(動物)」の効いた「それほど”あごあご”していないバランスの良いスープ」とのこと(すいません、私は実はあごだしは未食m(__)m)
煮干しのスープは「あっさりしたテイストの懐かしい中華そば」をイメージしたらしいです。ほのかに甘さがあるのが特徴。

◆尚、「ラーメン」「中華そば」の他に
油そば」も人気があり、実際「太平楽マニア」の半数は「油そば」を食べていたりするようです。(自分も、機会があれば食べてみたいです。実は油そば自体、それほど好きではないので積極的には食べません。でも、大人気の<太平楽>さんの油そばは、一度は食べておきたいところ。)

【朝ラーについて】
泉「本店」ではやっていませんが、こちら「六丁の目店」では「朝からの営業」、いわゆる「朝ラー」の営業をされており人気を博しています。
なんと、朝6時半開店!!!
正確には「6:30~10:00までは朝ラー限定の営業」「1時間休憩の後、11時から通常営業」
という営業スタイルです。
「朝ラー」とは・・・・・
↓以下、ウィキペディア(Wikipedia)より引用・・・・・
『朝ラーメン(あさラーメン)とは静岡県旧志太郡(藤枝市、焼津市、島田市)や福島県喜多方市で見られる朝からラーメンを食べる習慣をいう。朝ラーと略される場合もある。』
・・・ですです。つまり、喜多方市なんかだと「朝ラーが文化」としてしっかりと根付いています。仙台ではもちろん馴染みの無い文化でしたが、近年、TVで紹介されていたりして単語は知って居ました。
まぁ、10年くらい前から、仙台では朝ラーをすっ飛ばして24時間営業の<末廣本舗>さん<一閃閣>さんは人気店として知られてはいます。(要は、仙台では朝ラーを通り越して、24時間ラー専が先にできてしまった(笑))
※<末廣本舗>さんについては、以前「投稿No6.<https://morisen.net/?p=2382>」にて詳しくご紹介しております。その後も何度も番外編でご紹介しています。
※<一閃閣>さんについては、以前「投稿No73.<https://morisen.net/?p=3959>」にて詳しくご紹介しております。その後も何度も番外編でご紹介しています。

で、いわゆる「朝ラー」を仙台に持ち込んだのが喜多方ラーメンの<伊藤商店>さんです。
<伊藤商店>さんも最近・・・2011年にオープンしたお店さんです(もう8年も経っているから最近でもないか!)<伊藤商店>さんの朝ラーは、朝7時だったかなぁ?
※自分はあいにく、<伊藤商店>さんも<太平楽>さんも「朝ラー」は食べたことがありません。朝メニューということで当然、「幾分ライト」なラーメンが提供されているらしいですね。<伊藤商店>さんも<太平楽>さんも「通常のデイタイムメニュー」をしのぐ人気があるようです。(僕の場合は年齢的に、「朝ラー」とかは厳しいですね。健康面で・・・。そうでなくても、平日はなるべくラーメンを食べないように努めていますので。血圧とか脂質とかでドッグで起こられているので(涙))
<太平楽>さんが「六丁の目店」を開業されたころはもっと昔から<伊藤商店>さんが仙台に朝ラーを広め仙台にも朝ラーが認知された後だったので「太平楽さんの朝ラー」もすんなり受け入れられました。なにぜ2017年の「六丁の目オープン」当初から朝から行列ができていたので。ちなみに、<伊藤商店>さんみたいに朝ラーは一般的には「7時開店」が多いらしい。なので<太平楽>さんは「6時半」ですので気合入ってますね(笑)。

前置きが長くなりましたm(__)m

 

この日は「日曜日の14時過ぎ」でした。

駐車場はチラホラ空きがありますし、行列もできていませんでした。(こちら「六丁の目」店は、午後の落ち着いた時間帯はお奨めですよ!でも、泉「本店」の方がすんなり停めれた記憶がありません・・・)
「六丁の目」店は、店舗前に15台くらい置ける駐車場完備されています。
割と広々しているので駐車しやすいですよ!

外観は、言い方悪いですが・・・プレハブみたいな印象ですね。でもそれがかえって「アジ」があるかも。

内観は「小奇麗な食堂」といった感じ。テーブル席のみならず「カウンター席」もあります。

テーブル席はいつも混んでいるので「相席」は避けられません。
でも回転がとにかく速いのでお客さんも目まぐるしく入っては消えていきます。
総じて、「駐車しやすい」のと、「回転も早め」なのがポイント。(要は、”ストレスレス”で食事できます)

雰囲気は「魁・男塾」をマイルドにした印象です(笑)。
なにせ店員さんが皆”男子”ですので。(そう言われてみると、客層も”男子率”が非常に多いです)

<太平楽>さんのスタッフの方々は、皆さんとてもきびきびしていて礼儀正しく、物腰も柔らかなので悪い評判は一切聞きませんね。

店の入り口に「券売機」があるのでまずは食券を購入します。
(ピンボケになってしまいました。ごめんなさいm(__)m)

この日は「券売機」で「中華そば中盛」と「味付玉子」をポチっと。
(一番のお奨めは「太麺」=「ラーメン」の方なんですけど、自分は「細麺」=「中華そば」が好み)

麺の量はたしか・・・・
小200g、中300g、大が400g・・・・だったかな(たぶん)????
つまり「小=普通盛り」です。小でも女性は普通にお腹一杯になると思います。
男性でも「中」でお腹一杯になります。でも、「G系な方」には「大」がお奨め。

ラーメンを待つ間にも、お客さんが次々・出入りしています。
とにかく、回転が速い!(=オペレーションが素晴らしい!)

5分で着丼!(細麺だから早い!太麺はたしか、もうちょっと時間がかかると思います)

 

 

◆中華そば中盛¥650円 +味付玉子¥100円

↑この中華そば(細麺)についは、たぶん私と同意見を持たれる方もいると思いますが<みずさわ屋>さんのビジュアルにとても似ている気がします。(先日投稿した<思>さんは、ぱっと見似てますが、じっくり見るとあまり似ていません。でも、こちら<太平楽>さんの中華そばはディティールも含めとても似ていると思います。「スープの色」「絹さや」「なみなみのスープ」などなど)
※<みずさや屋>さんについては、以前「投稿No78.<https://morisen.net/?p=4115>」にて詳しくご紹介しております。
※<思>さんについては、以前「投稿No152.<https://morisen.net/?p=6795>」にて詳しくご紹介しております。

丼からは煮干しが”ほわーん”と香ってきます。

トッピングはチャーシュー×2枚、絹さや、ネギ、海苔、細切りメンマ、そして追加した味付け玉子。

美しいです。嗚呼・・・君をずっと見つめていたい・・・。
でものびるのでとっとと食べます(笑)

麺は中細の低加水麺。喉越しが良いです。パツパツしてそうですが見た目よりは柔らか目です。<みずさわ屋>さんとは全く食感が違いますが雰囲気は似ているかも知れません。

「中華そば」のスープは「あごだし」みたいな「背脂」もありません。スッキリした印象。煮干しの香りが漂います。そして独特な甘みがあります。(<みずさわ屋>さんとの大きな違いは「煮干しがけっこう、前面に出ている」点ですかね)

上品だし、エグ味もないのですけど、前面でしっかりと”ニボニボっ!!」と自己主張してきます。煮干しが香る、どこか懐かしいスープです。このスープが細麺にとてもよくからみます♪
総じて、あごだしと比較すると、背脂がない分、スープがすっきりとした味わいなのかな?

「きぬさや」はあってもなくてもよいかな(笑)。
でも、「ナメック星人」みたいで見た目が可愛いですね。

そしてファンが多いのはこのチャーシュー。

たぶん、肩ロース肉とバラ肉の2種類かな?
下味もついており、これが煮干しスープも吸い、なんとも言えない味わいです♪
(次回は、ちと値段がはりますが、チャーシュートッピングしようかなと思います)

煮卵は普通に美味しいです。

この「中華そば」には、バランス的に「煮卵」が存在していた方が嬉しいですね。

中盛・・・たぶん300g? やっぱりボリュームありますね!

↑食べても食べても”一向に減らない感じ”が嬉しいです(笑)。

10分で完食。

御馳走様でした。
いつも通り、とても美味しいかったです。
よく「本店と六丁の目は味わいや仕上がりが違う」って聞きますが、自分の印象だと「一緒では?」という感じです(まぁ、自分の場合は、まだ食べた回数がわずか数回ですのではっきりとわかっていないのだと思います。)

本来は「あごだし」が人気あるのですが(前述のとおり)自分はあいにくまだ未食。
噂だと、「豚+魚介(=あご・・・要はトビウオ)+背脂」がとても上品なハーモニーを奏でるらしいです。そして人気の食べ方は、
「あごだし」なら「ラーメン(太麺)」「煮干し」なら「中華そば(細麺)」とのこと。
しかしながら個人的にはこの手の「中華ソバ」系は「細麺」が好みなんだよなぁ(笑)。

とは言え、次回こそ一番人気の「あごだし」を「ラーメン(太麺)」を食べてみようかと思います。

 

【追記】
太麺を過去に1度だけ食べたことがあって、運良く写真も残っていたのでついでにアップしておきます。

以下、2017年春頃、泉「本店」で食べた時の写真
※当時の値段まではさすがにわかりません。
※ちなみに現在価格は¥550円。安っ!! もしかしたら当時はもっと安かった???

◆ラーメン(小)

これが”大人気”の、「太平楽の手揉みの太麺」です。

多加水極太のプリプリ麺。噛むと口の中で弾けるような弾力。
喜多方ラーメンよりも太目で、プリンプリンした食感が特徴です。

当時は、僕は「太麺」があまり好きでは無かったのですが、最近は「G系(特に<鬼首>さん)」や<渡辺>さんに心酔し、太麺が好きになりつつあります。「太平楽のあごだしラーメン」、益々食べたくなってきました(笑)

-以上で本日のミッション終了-