お疲れ様です。こちら、”杜の仙台エステート・食べ歩きグループ”です。
2018年9月22日(土)の午前中、青葉区栗生の名店「中華そば みずさわ屋」さんをロックオン。約3年ぶりの訪店です。
店名の由来は、店主様?が、岩手県水沢出身だからとだと言われています(本当かな?)
立地は、仙台宮城インターチェンジを降りてすぐ、宮城県のラーメン激戦区「愛子・陸前落合」と呼ばれる地域です。
この愛子駅・陸前落合駅周辺は、ラーメン屋が非常に点在しているするエリアです。
”まぁまぁ人気があるお店さん”が点在している地域です。「愛子ラーメン街道」などとも呼ばれています。
↓近くの山々をご覧ください。白い煙(白い湯気?)がモクモクたってますよね?
↑これ・・・「ただの霧」だと思ったら大間違いですよ!これは、ラーメンの達人たちが、山の中で籠ってスープを焚いているからです!白い煙の正体は、”ラーメンスープの仕込みで立ち込める湯気”なんです。さすがはラーメン激戦区・愛子ですよね!山がとても美味しそうです♪(・・・・というのは嘘ですm(__)m。この日はウェットな天気だったのでたぶん、”ただの霧”です。。。。)
その「愛子ラーメン街道」の中でもKINGなお店さんが<みずさわ屋>さんです。
平日・休日・祝日問わず、駐車場前の道路には、駐車したい車の行列までできている<みずさわ屋>さん。「愛子ラーメン街道で云々・・・」の領域はとっくに超えていて、いまや宮城県仙台市を代表する人気ラーメン店の一つです。
みずさわ屋さんは、2000年にオープンして以降、地域の人々・・・はもちろんの事、宮城県民から愛されています。様々なメディアで、宮城県内のラーメン店ランキングの上位としていつも紹介されています。(私が説明するのも非常におこがましい)
「生ラーメン」も販売されています。一時期は「カップ麺」も販売されていた事もありました。(まだ創設18年ってのが信じられません。もっと大昔からあるイメージです。ただ、
自分なんかは<みずさわ屋>さんの存在を知ったのは、2005年以降です。)
お店の開店時間は11時半。この日は、10時40分頃着いたのですが、まだ誰も並んでませんでした。
ジョージア飲みながら、近くをブラブラお散歩♪
↓対岸から見ると<みずさわ屋>さんはこんな感じ。
↓10時50分に着くと、おっ?!もう先客いました。
私と同世代と思しきご夫婦?が一組。3番目で接続。(ベンチのお隣に座りました)
並んでいる時に予め注文を聞かれますので、席に着いてからは早いです。
↓メニューはこんな感じです。
↑こちらは「愛子ラーメン街道」に関するフライヤー?宣伝紙?
でも微妙に、愛子とは直接関係無いお店さんも掲載されているんですね。
今回は、看板メニューとも称されている「柔らかバラ肉そば(煮卵入)」と、「バター肉ご飯小」をオーダー。(ラーメン屋で久々の1,400円オーバー!せっかく遠くまで来たのだから、たま~に、「自分へのご褒美」です。)
こちら、ビジュアル的にも「チャーシューが丼を覆い、麺が見えない」絵が有名でして、雑誌やネットでも頻繁に見かけます。実は私はこちらで「普通の中華そば」しか食べたことなかったです。で、これまでの<みずさわ屋>さんの私的な率直な印象は「なかなか美味しい中華そばだな」という程度の評価でした。かつ正直なところ「確かに美味しいけど、1時間近く並んでまで食べるのはどうだろうか?」という感想でした(すいませんm(__)m)
それで、”今回試したかった事”は、「もしかしたら、このチャーシューが加わることにより、まだ自分が知らないハーモニーがあるのな?宮城県民からこれだけ厚く支持されている理由が隠されているのかも??」・・・という強い期待・ワクワク感を込めて・・・・今回初めて「チャーシューが中華そばの上に鎮座するバージョン」をオーダーすることとなりました。
※要するに、今回の訪店の目的が、この未食の「柔らかバラ肉そば」と闘う事でした。
11時過ぎには、行列が20人ほどに達しました。そして、11時20分には行列が40人オーバー!!!!(<嘉一>さん以上の行列です。)
※自分はこちらには、午後一以降にしか来たこと無かったので、開店前に並ぶのは初めてでした。まぁ、いつも午後も30人を超える大行列だったので想像はしてましたが、開店前にここまで並ぶとは・・・。すげーなぁ・・・。
11時25分に開店しました。
店員さんが手際よく案内します。(<みずさわ屋>さんの特徴の一つとして、オペレーションや接客の良さがあります。とても感じも良いし、丁寧で無駄がありません。同じ愛子でも(店名は明かせませんが)他店さんで・・・オペレーションが”いまいち”に感じるお店さんがあり、そちらとは雲泥の差です。1人1人の店員さんが、各自自分のこなすべき仕事を瞬時に把握し、的確に無駄なく動いている、強く感じます。)
↑目の前はガラス張りの厨房が丸見えのスタイルです。以前紹介した<嘉一>さんや<田中そば店>さんも、闘う光景を拝見するのも楽しみのひとつで、こちらもそんな楽しみがあります。大将らしき人は不在でした。お弟子さん達が、粛々とラーメンをリリースされています。
↑胡椒は「白」と「黒」です。自分は、この2種類があるお店さんでは、なんとなく気分でですが「白」を好んで利用します。(<富士屋(本町)>さん(=まだ未投稿)なんかも「ホワイトペッパー」がとてもよく合います。<徐州楼>さんも同様。中華そばには白胡椒が一番ハマるような気がしてます。明確な理由はありません。個人の好みです。)
3分程度で早くも「バター肉ご飯」が配膳!とても効率的なオペレーションです。
◆バター肉ご飯 小 ¥324円
↓見た目通りです。美味しいですよ♪
↑結構お米が”固め”なんですけど、このテイストにとても合っていると思います。(<みずさわ屋>さんは「チャーハン」も有名ですが、僕はこっちの方が好き。それに「チャーハン」は、「ミニや半」も無いし。噂だと、ブレが結構あるみたいだし。)
そのすぐ2分後に、ラーメンも着丼♪(入店してわずか5分で御対面です)
◆柔らかバラ肉そば(煮卵入) ¥1,101円
ずっと昔から見聞きしていた絵が目の前に!なるほど、こりゃ~スゴイ!
<視覚で感じたこと>:
想像通りのビジュアルです!素敵です。
◎丼ギリギリの「なみなみ」のスープ!
◎迫力のある、全面を覆い隠す、柔らかそうな「バラ肉」!
◎開業当初から丼を彩る「きぬさや」!
◎トロトロそうな「煮卵」!
<臭覚で感じたこと>:
◎魚介系のほのかな香りが臭覚を刺激します♪
なみなみのスープ!スープ自体は、バランスが良い・いわゆる万人受けするスープです。透き通っているので「淡麗系」な一面もあります。魚介系のアクセントも効いています。ベースとなっているのは、(おそらく)豚と鶏のガラかな?その動物系と煮干が絶妙なハーモニーを奏でています。それに薄口の醤油が合わさっている感じ。
色んな旨味や香りがブレンドされてますが、それそれの自己主張は控えめですね
それと、特筆すべき点は、皆様が口コミで評価されているとおり<みずさや屋>さんのスープは総じて、甘いんです。なので「甘いの嫌な人」は違和感を感じる可能性もあり。甘めなので、胡椒をかけるとスープが「キュッ」と引き締まると思います。
と・・・・ここまでは「以前まで感じてた中華そば」で既に感じていたことでした。
で、今回の「バラ肉そば」は、それに加え・・・・
コクやエぐみもあるんです!これは、「バラ肉から、脂の”旨み”がスープに滲みでている」のかと感想を抱きました。うん、スープに深み・旨みが出ています!確かにこれは無茶苦茶美味しい!且つ、ちょっと今まで他店では味わったことの無いテイストです。
本当にうまいなぁ!
↑その主人公の”バラ肉”さん、まあ柔らかいチャーシューというわけですが、とてもトロトロしていてボリュームが凄まじいんです!丼からはみ出しそうな勢いですよね。このバラ肉から脂パワーがスープにコクを与えています。まさに動物系の旨味です。
これをガッツリ食べ進めるのがとても至福でした♪
そして麺!ストレートな、細麺。
自家製で低加水の細いストレート・パツパツ麺です。
茹で加減は硬めでも柔目でも無い塩梅。歯ざわりも喉越しもとてもいい感じです。
まさに・・・「愛子・落合が誇るアルデンテ」と呼びたくなります。
↑きぬさやは、とてもさっぱりしたテイストです。開業当初から名脇役さんです。
途中で少し「味変」を楽しむべく、「ホワイトペッパー」をフリフリしました。
↓煮卵は、見た目通りとろ~りしてました。
何気に、卵からもスープに旨みが流れでているんですよね。
実は正直申し上げると、ボリューム的にしんどかったです(苦笑)。犯人は「バター肉ご飯」か、「バラ肉」のどちらかです。
※バラ肉をモグモグ食べていて、途中で久々に・・・・「あれ?!オイラ、今回ヤバイかも・・・」と感じました。なので、実は今回「なんとか」食べきりました。これは、「大盛」とか「全部のせ」とかだと絶対に無理だな・・・・。
とにかくボリュームが凄かったです!
↓なんとか完食
総評としては、3年ぶりの<みずさわ屋>さん、初めて「柔らかバラ肉そば」を味わい、非常に感動しました。
「万人から愛される理由」があらためて(・・・と言うか、本質的には今回ではじめて・・・)理解できました!なるほど~。この「柔らかバラ肉そば」はとても素晴らしいです!
単なる「ニグ系」ではありません。かなりボリュームありますが、是非お勧めしたいです。
一度お試しあれ!
私なんかは、なんだから定期的に(あまり時間をおかずに)通ってしまいそうなそんな予感がしました。
↓お店を出たのが11時45分頃。もちろん外は行列でした。
大変美味しゅうございました。大満足♪
ご馳走さまでした!
次は年明けくらいには再訪したいです。
【追記】
それと、<みずさわ屋>さんを語る上で・・・・どうしても「中華そば すずき」さんを思い出してしまいます。今思うと、<すずき>さん、本当に残念なカタチでお店が終わったなって悔やまれます。(<すずき>さんは、2011年~2012年に、短期間「連坊小路」にあったお店さんで、<みずさわ屋>さんから暖簾分けされたお店さんです。とても人気店でした。閉店となった理由は、とてもショックな交通事故でした。(自分は当時、正直”熱心なファン”とまではいきませんでしたが、まわりには熱烈なファンが居て、彼らは皆とてもショックを受けてました。)
もしその後も存在していたら、確実に「名店」になっていたと思います。