こんにちは! こちら、杜仙・食べ歩き班です。
今回ご紹介するのは若林区荒町の超人気ラー専店
「仙臺自家製麺 こいけ屋」さん。
荒町商店街にある、常時行列のできる超人気店です。
<こいけ屋>さん、当該ブログではかなり昔にご紹介済みです。
※<こいけ屋>さんについては、以前「投稿No48.<https://morisen.net/?p=3253>」にて詳しくご紹介しております。
実はその後、同じ立地にて店舗がリニューアルオープン。いろいろメニューも刷新され、パワーアップされました。
あいにくリニューアル後はまだ未紹介でしたので、今回あらためて<こいけ屋>さんを
詳しくご紹介いたします。(最近2回ほど訪店したのでまとめてご紹介します)
住所は仙台市若林区荒町153
地下鉄南北線「五橋駅」より徒歩7分くらい、もしくは「愛宕橋駅」より徒歩5分。
荒町商店街のど真ん中にあります。
荒町と五橋、この界隈は「仙台市内でも一二を争う、ラーメン激戦区」です。
半径500メートル圏内にラーメン店が密集しています。
中でもこの荒町商店街沿いには、(自分が知っているだけで)<こいけ屋>さん、<ふじやま>さん、<げんちゃん>さん、<一翔>さんが店を構えています。
しかもつい最近は、あらたに「札幌ラーメンの話題のお店」が開店し、そちらもかなり行列ができていて、この地に根付きそうな雰囲気です。
少し歩くと五橋で、そちらにも沢山人気店があります(僕が大好きな、<中華亭(五橋)>さんさんや、あるいは<結び>さんもあるし)
そんな激戦区において、特に<こいけ屋>さんと<ふじやま>さんの人気が高いです。ともに「ラーメン激戦区である荒町商店街を牽引するお店さん」だと言えます。
<こいけ屋>さんの創業は2014年2月。
以前の投稿で「端麗系のお店」「進化系のお店」としてご紹介しております。
そしてリニューアルにおいても、かなりいろいろと進化・発展を遂げられたご様子です。
【お店のリニューアルについて】
2020年の3月に一旦長期休暇に入られ、そして、2020年6月に今の店舗としてリニューアルオープン。
単なる内装のリニューアルではありません。店舗規模の拡大です!
もともとお隣には「別のお店さん(たしか、飲食店以外)」が入っていましたが、そちら建物の壁をぶち抜き、なんと、以前の2倍のスペースの店になりました!
その結果、「厨房も2倍の広さ」になり、席数も「9席→15席」に増えました。
店舗拡大に伴い、以前は、「店主様+奥様」の2名体制での運用から、「+若い男子スタッフの方」の3名体制での運用に拡大されたらしいです。(以前はとても狭い店内でしたので、たしかに2名でもなんとか回せていたご様子。でも、現在の店舗で2名では、成り立たないんでしょうね)
そして、リニューアルに際して「自家製麺」に変更となり、それの恩恵として、「麺大盛無料」という、腹ペコ学生さんにはとっても嬉しいシステムとなり、以前にも増して
若者の人気が増えました。
【江戸進出!!】
2022年3月に、東京新小岩に「暖簾分け店」として「仙臺自家製麺こいけ屋分店 綠栽」さんがオープン。
オープン当初から、物凄い人気を博し、いまや仙台本店にも劣らぬ人気店のらしい(これって結構スゴイ事では👀??。なぜなら、江戸出店で成功したお店さんは、自分の知る限り、牛タンの<利久>さんしか知らないので)
【外観・内観】
リニューアル後、今の新しい店舗はこんな感じです。
板張りにガラス張りというとってもモダンな外観。
「今風のお洒落なラーメン屋さん」といった雰囲気だなぁ~。
以前の外観は結構ポップでしたが、かなりシックな印象。
↑写真「右半分」が以前店舗だった部分で、「左部分」が拡張して壁をぶち抜いた部分です。
店内も確かに広くなりましたねぇ。まあ、2倍の敷地になりましたので当然ですね。
以前同様、L字のカウンター席のみです。たしか15席
【メニューについて】
リニューアルに際し、メニューもも大幅に刷新!。
具体的には・・・・
◆中華そばの進化
リニューアル前は、「中華そばは、ノドグロがガツーンと醸し出した醤油スープ」でしたが、今は後述のとおりかなり仕様変更されました。
そもそも、リニューアル以前も「どんどん進化していくラーメン屋さん」ということで知られていました。
創業当初は訪店したことなかったのですが、噂によると創業当初はアゴ出汁だったらしい。その後、アゴ出汁→鰹節→とってもめずらしいノドグロのラーメンへの進化したようですね。(そもそも僕は、ノドグロ煮干しがどうめずらしいのか?素人なので全くわかりませんです(^^;)。エレガントな煮干しの風味がぐわーんと来るなぁ、程度の感想でした故)
そしてリニューアル後に後述の「今の仕様(川俣シャモ+ノドグロ)」に変更となったようです
◆川俣シャモ中華そばのレギュラー化
季節限定大人気メニューだった川俣シャモ中華そばがレギュラー化され、いつでも食べれるようになった。
◆あらたなラーメンにいろいろ挑戦
G系の「豚そば」や、あまり聞き慣れない「山椒豚骨醤油ラーメン(呼称がSTS?!。STFじゃないの??)」など、いろいろメニューが増えました。
昔から変わらないメニューももちろんあります
◆昔から人気のある「こいけ屋タンメン」(濃厚タンメン)は健在
◆「ボンゴレ丼」「ステーキ丼」などの人気サイドメニューも健在
(ただしステーキ丼は「和牛」ではなくなったのかな?)
※以前同様、「ごはん・丼物のみのオーダー」は不可。
2022年1月時点のメニューはこちら
↓
昔から、「何を食べても旨いお店」というのがこちらの醍醐味です👀💡(そういえば、川俣シャモ中華そばは昔からとても気になっているんですけど、いまだにまだ食べたことがない(;^_^A。以前は「川俣シャモロック」という呼称だっけ??。いまや、「1年を通して食べれるようになった」ので、次回はそれ食べようかなあ~)
やっぱり「大盛無料」ってのが素敵だなぁ(^^♪。
そしてラーメンの種類に応じて「細麺」「中太麺」「太麺」からチョイス可能なようですね。
【その他補足】
以下、全てお店さんのHPやネットのPR記事から漁った情報です
◆店主様はこれまで飲食業界で様々な経験を積まれています。なんでも・・・赤坂の高級割烹や、寿司、焼肉店の総料理長・・・日本料理、鮨、米沢牛など、多彩な食材・料理を扱ってこられたご経歴。(おそらく、<杉のや>さんと似たテイなのかな?。あちらも「ラー専店をガッツリ経」験したのではなく、それ以前は「和食」「割烹」の御出身だったはず)
◆自家製麺について
2014年創業当初~2020年のリニューアル直前までは、製麺所の麺を使用。
その後(たしか)2020年リニューアル後から、自家製麺に切り替え
お店さんのHPには、『勉強していくうちに麺の重要性に気付き、本当に美味しい小麦粉を探求。のちに「これだ」という小麦粉に出会い、2020年に自家製麺に切り替えた』と書かれてました。
◆スープのこだわり
↓店主様のお言葉を引用
『地元の鶏、福島の川俣軍鶏をベースに羅臼昆布を中心に数種類の乾物、野菜を使い、 日本を代表とする魚ノドグロ他、数種類の魚介を使った中華そばを作っています。
旨味に重きを置き、スープ、チャーシューの旨味を最大限に生かす調理方法をしています。』
まさに、こだわり抜かれた中華そば。
◆ネットのPR記事から抜粋
↓
『2020年6月9日リニューアルオープン。席数・メニュー共にバージョンアップして戻ってきました!上記おすすめメニュー以外にも、多彩なメニューをご用意しております。その他、ステーキ丼やボンゴレ丼などのサイドメニューもご好評いただいております。』
◆お店さんのHP
↓
<https://sendai-jikaseimen-koikeya.com/>
前置きがだいぶ長くなりましたm(__)m。
ということで、「リニューアル後の<こいけ屋>さん」について、食レポ2回分をご紹介します(^^)v
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【その1】:
2023年1月12日(木)夜
◆こいけ屋タンメン(太麺・大盛) ¥900円
初食です。もちろん昔から知っていました。
カテゴリ的にはいわゆる「濃厚タンメン」ですね。
仙台のラー専業界においては、この「こいけ屋タンメン」は、わりと先駆者的な存在だったらしい(僕は、あまり「濃厚タンメン」には興味惹かれないのであまり詳しくありません。本当は、昔ながらのタンメンが好きなので(^^ゞ)
濃厚豚骨魚介系のタンメン。
大量の炒め野菜(たしか・・・モヤシ、ネギ、ニラ、キャベツだったかな?)と、大ぶりのブロックチャーシューがてんこ盛りの武骨なビジュアル。
花椒と自家製ラー油がかかっています。
↓炒めたばかりの野菜がシャキシャキ♪。一口頬張ると香ばしくて美味い。
↓太麺。もちもち&こきこき。とてもウマいです!
小麦も香るし、これはなかなか秀悦な太麺です。(この太麺、なにげに、<とがし>さんよりもより好きかも)
↓スープ。もちろん、一般的なタンメンとは違い濃厚です。
豚骨ベースのこってり味です。豚や野菜の旨味が溢れている、なかなか濃厚な白湯スープ。最初甘味を感じますが、後から胡椒と花椒のスパイシーさとラー油の辛味がぐわーんときます。
甘さとピリ辛のハーモニー。計算しつくされた味わいなんだろうなぁ。天才ですね。
チャーシューはローストチャーシューの角切り。わりと淡泊な味わいです。
これは好き嫌い別れるかなぁ?。
僕は、なんとなくこの甘辛痺れスープには合っている気がしました。嫌いじゃないです(`・ω・´)b。
↓シャキシャキの野菜。ラードで炒めたモヤシやキャベツが味わい深いです。
なんといってもこの太麵が旨い♪。とってもモチモチ。
噛むほどに小麦の旨味が口の中に広がります。
角切りチャーシューが意外と沢山はいってました。
とても美味しいスープですが、できれば、ニンニクが欲しいかも。これ、ニンニクで味変したらもっと美味しい気がしました(‘◇’)ゞ。(ただし、洗練された美味しさの濃厚タンメンなのですので、おそらく合わないから卓上にも無いのかも知れませんね)
御馳走様でした。
結構ボリューム満点だし、期待どおりなかなか美味しかったです(`・ω・´)b。
事前に予習していたとおり、「都会的な洗練された濃厚な今風のタンメン」でした。
昔から人気があるのも頷けます。
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【その2】:
2022年4月20日(水)夜
この日の訪店が、3年9ヶ月ぶりの訪店でした。
店舗改装後はもちろん初。(一度・・・・たしか2020年秋ごろに来たことがあったのですが、臨時休業でふられました。この日がリベンジマッチです(笑))
この日は「かなり仕様変更された、新しい中華そば」の味を確かめに来ました。
もちろんネットで予習済みです(ネットには、かなりの人数の「こいけ屋信者」がいますので情報には事欠きません(^^ゞ
※↓値段は2022年4月当時の価格です。
◆味玉中華そば(細麺・醤油・大盛) ¥950円
醤油タレ?が丼についたビジュアル。(これはどんな効果なんだろう??素人にはわかりません(笑)。見た目はなんか、前衛的な印象ですね(`・ω・´)b)
トッピングはローストチャーシュー、味玉、ネギ、メンマ。ほうれん草が目を惹きます。そして海苔。
色合いも以前の「ノドグロが前面的にでていた、醤油色のスープ」とはだいぶ違います👀💡。
少し茶色かかった淡い醤油。もう見た時点で「とても洗練された印象」を感じます。
↓まずは麺。パツパツの低加水麺。
細麺をチョイスしましたが、なるほど、この麺、ウマい!(`・ω・´)b
小麦の風味とプツン♪とした食感がいい感じです。
歯ごたえも喉越しも良いねぇ!。見た目も美しいし(*^^)
↓スープ。
思ったよりも「魚介の風味」が前面にガツーンときます。現在も「魚介はノドグロを使っている」という触れ込み。
そして、「川俣シャモ」のしっかりした鶏の出汁がベースとなっているらしい。
淡い色合いのわりには、かえしの醤油もなかなか濃い目に感じます。
難しいことはよくわかりませんが、とても奥行と複雑な旨味を感じるスープですねぇ。(僕みたいな馬鹿舌には、もったいないスープなのかも知れません(^^ゞ)
なんとなくですが、ノドグロよりも鶏の旨みが際立っている印象を受けました。
とても上品で美味しいスープです。
↓低温調理された肩ロース。
レア感のある仕上がりで肉の旨味も溢れています。
味玉はトロトロの半熟で味加減もばっちりでした。
メンマも味付けがしっかりしていました。
上品な魚介の出汁は、丸みがあってエグミはないです。そして、しっかしりた鶏の旨味。
スッキリした後味です。
店主様がこだわり抜いた「川俣シャモ+ノドグロ」の効果もあってか?、巷でたまに見かけるネオ中華系とは、かなり趣のことなるスープでした。
なるほど、このスープには細麺がイチ推しだと思います。
大盛なのでギッシリ入っているのが嬉しい♪。
食べてもなかなか減らない量なのでそれが幸せでした(*^^*)。
御馳走様でした。
中華そばもなかなか美味しかったです(`・ω・´)b。
昔ながらの中華そばから進化を遂げた、とても洗練された一杯と思います。
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そんなわけで、今回2回ぶんをまとめて投稿してみました。
正直、僕は普段はこのような「洗練されたモダンなラーメン」をあまり積極的には食べません。「奇をてらったグルメなラーメン」は、僕みたいな「素朴な味覚(要するに味音痴(-_-;)」を持った典型的な昭和育ちのオッサンのハートには、正直あまり刺さりません(‘◇’)ゞ。(普段から、分かりやすい単純明快な味わいに惹かれます。)
でも、「素直に、なかなか美味しいな👀💡」って思いましたし、何よりも・・・・
「令和の舌の肥えた若い方々からは確実に熱い支持を受ける、とてもグルメなラーメンである」ことは十分理解できますので、今回このように詳しくご紹介させて頂きました。
結局のところ、(難しいこと抜きに)また食べに行きたいと思いました(笑)。
次回は、まだ未食の「川俣シャモ中華そば」を食べてみたいです。
【追記】
◆小池さん
大抵の日本人は、「こいけ」という苗字を聞くと真っ先に「あの小池さん」を思い出してしまうと思います。「パンチパーマにメガネをかけた小池さん」を・・・。
その「小池」さん、こちら<こいけ屋>さんも、きちんと見守ってくれているようですね(笑)。
◆最後に・・・・・今回も文中、いろんなラーメン専門店の店名がでてきましたのでそれらの投稿記事のURLを貼り付けておきます
◎荒町
・<ふじやま>さん
⇔<https://morisen.net/?p=2919>
・<げんちゃん>さん
⇔<https://morisen.net/?p=12989>
・<一翔>さん
昔から気になっている「家系」のラー専店。あいにくまだ未訪ですm(__)m。
一度、「テイクアウト」で利用したことがあります。
その際に、お店さんについてチラッとだけご紹介しています。
⇔<https://morisen.net/?p=10925>
◎五橋
・<中華亭(五橋)>さん
⇔<https://morisen.net/?p=12541>
・<結び>さん
⇔<https://morisen.net/?p=9984>