【杜仙・食べ歩き班_No.298】荒町のG系ラーメン
Posted on : 2022.08.21

キャプテン翼の2人のSGGK・・・・「スーパー”グレート”ゴールキーパー」と「スーパー”ガンバリ”ゴールキーパー」。
僕はどちらかと言うと、後者・・・森崎君の方が印象に残ってます。
結構、強烈な面子ぞろいのあの作品の中で、石崎君と森崎君はかなり素朴なキャラだと思います。

森崎君は、若林ゲンちゃんが抜けたあと、”南葛”を必死に守り抜きました。(天才と比較されるのなんて大変だったろうなぁ・・・。)
たしか日本代表にも選ばれたような記憶があります。

でも今回ご紹介するのは、前者の方(^^;)。”若林区のゲンちゃん”です。
・・・・・・・・
相変わらず回りくどい前振りですいませんm(__)m。(若林君の前振りはともかく、森崎君のネタは不要でしたね(;^ω^))
今回ご紹介するのは、荒町の人気ラー専「げんちゃんラーメン」さん。

<げんちゃん>さん、実は過去に既にご紹介済みではあります。
当該ブログ創世期・・・「第4回」で<げんちゃん>さんをご紹介してました!
そのころの記事は、とても雑な紹介だったと思います(^^ゞ。(その後も、1回くらいご紹介したことがありました。)
その後、2年半くらい再訪が遠のき、気がついたら「メニュー構成がガラっと様変わり」していました。

それて、あらためてキチっとご紹介したいと思い、今回「リプレイス」という位置づけで投稿いたしますm(__)m。
※ちなみに、その「第4回」の投稿はこちら→<https://morisen.net/?p=2357>

<げんちゃん>さん、住所は仙台市若林区荒町135 松屋ビル 1F。
地下鉄五橋駅から徒歩5分。荒町商店街の通り沿いです。
2014年8月にオープン。

店主様と奥様の2人でお店をやってらっしゃいます。
店主様は、仙台市内で(割と昔から)「おいしい味噌ラーメン屋さん」として浸透してる<みそ壱>さんで修行を積まれています。

そんなわけで創業当初は「みそラーメン」を柱として、醤油ラーメンとかあるいはチャーハンとかも提供されていました。
そしてその後、G系「豚ラーメン」も提供開始。
これが大当たり!。(荒町界隈って、学生さんが多いんでけどそういえば他にG系やっているラーメン屋さん
無いよなぁ)
<鬼首>さんと同じような歴史をたどっていますね。(ちなみに<鬼首>さんも<みそ壱>さん御出身なのは有名なハナシ。なので、<鬼首>さんや<げんちゃん>さんは、繋がりが深いようですね)

僕がこちらに初訪した2017年頃はそんな感じのお店さんでした。

一番の名物は「豚ラーメン」
そんな「G系(=ガッツリ系)が大ヒット」した<げんちゃん>さんですが、店主様はかなり研究熱心らしく、いろんなラーメンに果敢に挑戦されています。
その後は「アブラそば」なんかも人気になり、今ではしっかりと定着しました。
たまにいろんな限定メニューも提供されています。
そして夏場には、東京の有名な「千里眼」さんというG系冷し中華にインスパイアされたG系冷し中華を、毎年夏に期間限定で販売されています。(2022年夏はやらなかったようです)

僕は2019年春ごろを最後に、しばらく遠のいていましたm(__)m。(最近はG系や二郎系だと、もっぱら・・・<鬼首>さんか<雷>さんをヘビロテしてました(;^_^A)
その後、(正確な時期はわかりませんが、おそらくコロナ禍到来以降に)オープン当初から提供されていた「味噌ラーメン」や「チャーハン」などの提供は廃止。以降は、お店の外観さながらに(モロに)「G系カラー」のお店になりました。

ただし、どんなコロナ不景気にあっても店主様は様々なラーメンを企画されていて、最近は「喜多方ラーメンをオマージュした肉そば」や、
今流行りの「長岡生姜醤油ラーメンを意識した生姜醤油ラーメン」なども話題となっていました。

一時期は麺を(繋がりの深い?)<鬼首>さんで製麺した麺を豚そばに使っていました。

その後(いつからだろ?)現在は完全に自家製麺に移行されたようですね。

入口に券売機があります。券を購入してから着席するスタイルです。

2022年3月時点の券売機はこんな感じでです。

一番人気の「豚らーめん」は下の方にあります。最近売り出し中の「肉そば」は左上。
そして「油そば」と「煮干しまぜそば」。いずれも評判良いですね。

そして最近、実験的提供されているのが「生姜醤油らーめん」。

トッピングもいろいろあります。

さて・・・既に券売機見ただけで「特徴」あると思いませんか??
そう、、、、「独特のイントネーションの注意書き」が多数ありますよね!?!?

実は店主様と奥様、お2人とも中国人の方々らしいです。
従いまして、言葉のイントネーションが文字に出てしまっているんですよね(笑)。
それがそのままストレートに・・・「キツメな主張の文言」というカタチで店内至るところに貼られています(^^;)。なのでパッと見ると・・・「あれ??色々厳しそうだな」「店主様、怖い方なのかな?!」・・・構えてしまいますよね。
しかし実際のところ、ご夫婦は普通のいい人達です(笑)(会話するとすぐにそれに気が付きます)
要するに、「キツメの文言のキーワード」は文化(表現方法)のギャップからきているようです。それを察して大らかな気持ちでこちらを利用すると、より美味しく感じると思いますね(‘◇’)ゞ(うーむ・・・我が日本語は難しいですよね(-_-;))

↓フロアはこんなかんじ

カウンター9席、テーブル5席
アクリル板でキッチリと仕切られていて、飛沫対策はバッチリですね。

(昔はどうだったか忘れましたが、今は)店主から…「○番の席へどうぞ!」と言われてその席に座ります。

そして、ローカルルールは色々あります。

・食券は「卓上」に置いて待つ!手渡し禁止!!
・黙食×3!!!
・豚ラーメンのコール(呪文)は、食券を渡すタイミングのみ。(基本的に)あとから「ニンニク、アブラ・・・野菜増し」等の呪文は聞いてもらえないので要注意!
※先述のとおり、文化のギャップを汲み取りしょう(`・ω・´)b。
※豚ラーメンのコール内容は後述します。

お冷がセルフサービス。
これも驚く方が多いかもしれませんが、実は・・・
お冷のサーバーのところに、「2杯目以降、100円」という貼り紙があります
(だからか?2杯目の水を汲みにい人は見たことないかも(笑))(これについてはいまだに事情を存じ上げておりません。)

さて、個人的に2年半ほど遠ざかっていた<げんちゃん>さんですが、今回は直近2回ぶんをまとめてご紹介します。(「豚ラーメン」と最近お店さんが推している「肉そば」をご紹介いたいします。)

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【その1】:
2022年3月12日(土)11時、訪店。

この日は豚ラーメンをオーダー。

<げんちゃん>さんのコール内容は以下の通り
※以下は無料トッピング
◎ニンニク
⇒無しor少な目orニンニク(標準量)orマシ
◎野菜
⇒少なめor無指定(普通)orマシ
◎味の濃度
⇒カラメor無指定(普通)
◎背脂
⇒無指定(なし)or少なめorアブラ(標準量)orちょいマシorマシ

(注)他のお店同様、「野菜マシ」は食べ残し厳禁です!!

先述のとおり<げんちゃん>さんは、「オーダー時に、自己申告しない限りコール受付できない」決まりです。(要するに「店員さんからは聞いてくれない」「基本的に後からは受け付けてくれない」という、やや緊張感のある決まりです)、
ただしこの日はたまたまか?食券回収のタイミングで、店員さんの方から「ニンニク入れますか?」って聞かれました(まぁ、これが一般的なんですけどね(^^ゞ)

 

◆豚ラーメン(ニンニクアブラ) ¥850円

約3年ぶりのご対面。たしかに、以前と少し印象が変わったかも?

野菜は昔より少し量が減ったかな?

豚は(<鬼首さん同様)、)野菜の下に隠れていてほぼ見せませんが、ゴツイのが2枚入ってます。

麺はデフォで300g。

↓ドローンで上空から撮影。

「アブラ」コールしたので頂上付近に「背脂」がのっています。

なにげに、<げんちゃん>さんでアブラコールするの”お初”です。
噂どおり「味付けされた粒度もわりとこまめ(挽肉の粗挽きサイズ)」なアブラですね。
すぐスープに溶けそうなヤツ。

↓まずは天地返し!

これは、天地返し不要な固さかも。
箸でつかんで「コリコリっ」とした感じが伝わります。

前回食べたのが<鬼首>さんのムニムニっとしていた麺を使っていた時代だから、かなり雰囲気が変わりました。(ちなみに僕は、<鬼首>さんではいつも「メンカタ」で楽しんでます)

麺をリフトアップ。「二郎系」お決まりのやや平打ち気味お形状。太縮れのオーション麺です。

そうそう、この豚ラーメンは「G系」というよりも、「二郎系(二郎インスパイア)」と言えますね。ビジュアルやテイストが、かなり二郎に寄せてきています。

麺は見た目はかなりコキコキしてるかな?と思いきゃ、ほどよくムニムニっとしていろ、
モチモチ。かなり好みの麺です♪(本系二郎よりも、こっちの方が好き(`・ω・´)b)

↓スープはそこそこ乳化した豚骨スープ。

結構醤油のタレがキリっとしています。甘辛いテイスト。
御覧の通り、色も結構濃い目ですね。これはきっと、「味付けの背脂」から旨味がとコクが滲みでているんだと思います。
うん、ウマい!。甘みと醤油ダレのバランス・・・そして溶け出たアブラ・・・これらが三位一体のバランス。

アブラは天地返しの際にだいぶスープに溶けちゃいましたが、残っている部分を頂きます。
やはり想像通り味がついてますね。これだったら、紳士淑女の方々にもお薦めできます(<二郎>さんや、<鬼首>さんのアブラは、もっと暴力的なアブラです故(^^ゞ)

僕は、G系や二郎系はニンニクを徐々に溶かしながら食べます

野菜はシャキシャキ。いい感じの食感です♪

 

お待たせしました!
↓野菜の下に隠れていた豚をサルベージ!

脂身が割と多めですね(得意ではない(^^;))
でも脂身は多いもののの食感がホロっとしていて、豚の角煮みたいな食感なのでモグモグ食べることができました。(豚は<鬼首>さんに似ていると思う)

 

スープに背脂が溶け込み、食べ始めた頃によりもコクと旨味が凝縮されています(`・ω・´)b。

途中から、麺がスープや旨味を吸い込み、旨味が増します♪
結構固目のゆで加減ということもあってか、二郎みたいにデロデロにはならないですね。(自分は、デロデロした麺が苦手(;^ω^))

かなりウマいなぁ~。(僕は二郎系あまり得意じゃないですけど、<鬼首>さんと<げんちゃん>さんはちょっと別物だな~・・・としみじみと実感。)
スープも旨いけど、やはり麺が好きかも。

あっという間に完食。

ご馳走様でした。

約3年ぶりに食べましたが、以前にも増してとても美味かったです!

 

 

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【その2】:
2021年9月7日(火)17時、訪店。
(17時??我ながら珍しい時刻の訪店だな・・・と振り返ってみると、この日はコロナ2度目のワクチン接種のあとに立ち寄ったようですたしか翌日から高熱を発症した記憶が・・・(>_<))

この日が実に2年半ぶりの訪店でした。

「げんちゃんで、喜多方風のラーメンを提供するようになった。これがとてもウマいらしい!」と噂を聞いてました。

2年半ぶりだから本来は、いつも食べてた「豚ラーメン」をチョイスしがちですが、なんか噂を聞いてとても食べたかったんだよね(^^ゞ。

◆肉そば(肉4枚) \780円

本当だ(゜o゜)!喜多方風のビジュアルだ!!

あっさり系のスープに、ウェーブのかかった太麺。大き目のチャーシューが4枚のっています。そして細目のメンマとネギ。

よく見慣れた喜多方風のビジュアルですけど、<げんちゃん>さんでこれを見るのはちょっと新鮮かも(*’ω’*)。

豚ラーメン同様、ステンレス製の皿の上にのっているのが粋な感じがします。

ブリブリに縮れた感じのカタメの麺。

一見ゴワゴワした麺ですが、ただし、豚ラーメンのそれとは違います。
喜多方ラーメンを意識したプリプリした食感が前面にでています。
そして喜多方ラーメン同様、スープを吸い上げてくれます♪。
喉ごしもいいねぇ♪

 

スープは、オーソドックスな豚+魚介系・・・それと鶏でしょうね。煮干しがほわーんと香ります。

薄めの味付けかな?と思いますが、コクと旨味がじんわりと漂うスープです。
ちょっと、これまでの<げんちゃん>さんとは明らかに趣が異なるスープですね。
へ~、こんなスープも作れるのか!(゚д゚)!スゴイ!
とにかく、とてもウマい!

コリコリのメンマも名脇役でした。

↑肉は柔らかなバラロール。これもスープを吸い上げヒタヒタになっています♪

全部美味い!(*’ω’*)!

↓でも、なんといってもこの麺が旨い!

プリプリした食感がたまりません。
でも巷の喜多方ラーメンと比較すると、もうちょっとゴワゴワしていて、小麦感も強めかな?

ついつい背徳のKK(完食完飲)(⇔健康には良くない(^^;))

ご馳走様でした。

この肉そば、かなり美味いです!
現時点で、それほど有名になっていないようだけど、この喜多方風のラーメン・・・・
もっと評価されていいと思いますね!
(あくまで個人的な好みですが・・・仙台でもいろいろ喜多方系のラーメンありますけど、僕は今回食べた喜多方ラーメンが一番かも知れません)

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というわけで、2回分をまとめてご紹介しました。

「豚ラーメン」と「肉そば」、どちらもお薦めです(`・ω・´)b。
個人的には今後、まだ未食の「煮干しまぜそば」に興味津々です(@_@)!

今後は「豚ラーメン」or「その他」でローテしようかな?

 

【追記】
◆今回ご紹介した<げんちゃん>さんの豚ラーメン。<ビリー>さん同様、「比較的ライトな二郎系」だと思います。なので、「二郎系やG系のビギナーさん」にもお薦めできますね。

個人的には・・・・
「二郎インスパイア系」では<鬼首>さんに次いで2番目に好きです(`・ω・´)b。(もっと広義に・・・「G系部門」だと<鬼首>さん、<雷>さんに次いで3位!)

◆荒町商店街は、「ラーメン激戦区」と呼ばれています。
「荒町商店街」は仙台駅からほど近くにあります。仙台における下町の一つですね。
(あまり詳しくないですけど、なんでも・・・江戸時代から400年近く続く商人の街らしい。)
そんな商店街。直線距離わずか1kmほどの間に沢山のラーメン屋さんがひしめいています。

代表格は、<こいけ屋>さん、<ふじやま>さん、<一翔>さん、そしてご紹介した<げんちゃん>さんなど。
※<ふじやま>さんについては、以前「投稿No33.<https://morisen.net/?p=2919>」にて詳しくご紹介しております。
※<こいけ屋>さんについては、以前「投稿No48.<https://morisen.net/?p=3253>」にて詳しくご紹介しております。⇒<こいけ屋>さんはその後店舗リニューアルされたしメニューもだいぶ一新されたのでいずれリプレース記事を投稿予定です。
※<一翔>さんについては、以前「投稿No250.<https://morisen.net/?p=10925>」
にて、チラッとご紹介しております(実はまだ、店内利用したことがありませんm(__)m

他にも数軒あります。ちょっと離れた五橋や連坊小路にも人気店がいろいろあるので荒町界隈で連食するのもいかがでしょうか?