毎度どうも~、”進撃の七つの小人”こと、杜仙・食べ歩き班です。
ところで「駅裏(エキウラ)」って単語は死語ですかね?。
僕みたいな「昭和世代の仙台っ子」は習慣で?ついつい・・・・
「仙台駅西口」→「駅前」、「仙台駅東口」→「駅裏」
って言ってしまうんですよね(^^ゞ。(先日、身近な若い子に「駅裏」って言ったら、「西口と東口、どちら側の駅裏ですか?」と返答され、ちょっとしたカルチャーショックを受けました)
おっと、冒頭から脱線しました(;^_^A。
今回ご紹介するのは我がソウルフード「仙台っ子ラーメン」。
2021年10月31日(日)11時
「らーめん堂 仙台っ子 仙台駅東口店」さんを訪店。
2020年8月にオープンした店舗ですが、僕は今回が初訪です。
住所は宮城県仙台市宮城野区榴岡1-7-5 ルピナス仙台東口 1F
ちょっと前まで(グループ店である)「牛たん 若(東口店)」さんだった店舗です。<牛たん若(東口)>さんが閉店し居抜きでオープン。
地下鉄東西線宮城野通駅のすぐ近くです。
「仙台っ子ラーメン」さんは、「豚骨醤油」を売りにした仙台発祥のお店で、で2022年で創業27周年を迎えます。
1995年に国分町に1号店である、「らーめん堂 仙台っ子 国分町店 」さん(・・・以下、<仙台っ子(本店)>さんと表記します・・・)がオープンし、今では直営6店舗、FC店7店舗にまでに成長しています。
何かと「仙台にある家系ラーメンチェーン店」・・・などと紹介されることが多々ありますが、決して「家系ラーメンを提供するお店」ではありません(^^;)。
まぁ、たしかに「家系ラーメン」と「仙台っ子ラーメン」のビジュアルは結構似ています。
(創業に際して確実に、横浜家系も参考にされだろうな、とは想像してできますね。でも、スープの味わいや麺の種類など、そしてお店さんのコンセプトなど、あまり「家系」には寄せていません。そもそもお店さんの経営筋が「家系ラーメンを提供しているつもりはない」と仰せですので。創業したのは90年代で、全国的に「家系」という単語が広まる遥か前から仙台で根付いているお店さんです。)
今回ご紹介する「仙台東口店」は、「国分町に1995年創業した<仙台っ子(本店)>さんを東口に移転しリボーン」という筋書きです。(以下、<駅裏仙台っ子>さんと表記します)
お店さんのHPから抜粋
↓
『仙台っ子 国分町店は、令和2(2020)年8月9日を持ちまして閉店させていただきました。25年間の長きに渡り、皆様からの多大なるご支援をいただきまして、誠にありがとうございました。移転先として令和2(2020)年8月24日(月)に「仙台駅東口店」をオープンいたしました。』
つまり、<仙台っ子(本店)>さんが2020年8月9日に閉店→2020年8月24日に<駅裏仙台っ子>さんとして移転オープン、というシナリオです。
しかしながら・・・・「<仙台っ子(本店)>さん名物ともいえる”こってり”の廃止/麺の変更(国分町は食べ慣れたマツダ製麺だったが自家製麺に変更)/サービスの変更(お得な”セット”が、平日ランチタイムだけになる)」
・・・ということですので、正直なところ、どの要素も自分にとってはあまり歓迎できませんでしたm(__)m。
僕にとって<仙台っ子(本店)>さんは非常に思い出深いお店さんです。(なにせ「ラーメン大好きな自分」が、生涯一番食べたラーメンが、間違いなく<仙台っ子(本店)>さんの”こってり”です。)
そんなわけで自分が「仙台っ子ラーメンと、自分の過去にまつわるエトセトラ・・・」を語りだすと日が暮れてしまうので省略(^^ゞ。
※<仙台っ子(本店)>さんについては、以前「投稿No11.<https://morisen.net/?p=2483>」にて詳しくご紹介しております。その後も当該ブログで何度かご紹介しました。
そんな思い出が凝縮された<仙台っ子(本店)>さんでしたので、閉店のショックがあまりに大きすぎて「仙台っ子らーめん」自体からしばらく遠ざかっていましたm(__)m。(なにせ僕にとって、コロナ禍の一番のショックが、「志村さん死去」と「<仙台っ子(本店)>さんの閉店」です( ノД`)…)
ちなみに「仙台っ子」さんは色んな店舗がありますが、僕は「<仙台っ子(本店)>さんでしか提供していない”こってり”の根っからのファン」でしたので(申し訳ないですけど)他店舗さんの「仙台っ子ラーメン」では物足りないんですよね・・・。
※<仙台っ子(本店)>さんとの別れについては「投稿No220.<https://morisen.net/?p=9470>」にて綴っています。
かなりの、「仙台っ子ロス」でした。
それが今になり、ようやく自分の中である程度踏ん切りがついて?、こちら<駅裏仙台っ子>さんの訪店に至った・・・・ってことかと思います。(正直なところ、「<仙台っ子(本店)>さんが閉店後、いくら待てども、どの店舗でも”こってり”を復活させてくれる兆しがないので、ぼちぼち”こってり”を忘れて新店舗開拓に至りました(‘◇’)ゞ)
いや単純に「例え”こってり”じゃなくても食べたくなった」というのが本音です(笑)。
これから「新しい思い出」を作るべく、「新生仙台っ子」こと<駅裏仙台っ子>さんをロックオン!
店内はカウンターとテーブルで、合わせて30席ほど。
コロナ禍ということもあり、カウンター席には当然のように手作りの仕切りが設置されています。
先述のとおり、もともとこちらには、以前<牛タン若>さんがありました。なので内装もどことなるエレガント。とても明るい店内。こと内装に関しては、<仙台っ子(本店)>さんの頃とは良い意味でイメージがかなり変わりました(^^ゞ。
これなら女性おひとりでも入りやすいですね。
この日は開店早々だったので客の入りはまばらでした。
↓メニューはこんな感じ。
↑まぁ、基本的にはあまり「国分町時代」とは変わりません。価格も。
ただし大きな変更としては・・・・
「”あっさり”と”こってり”の廃止され(他店舗同様に)スープは1本化」
「お得なランチセットが、以前は”昼も夜も””毎日」だったのが、現在は”平日昼のみ”」
「麺がマツダ製麺から自家製麺に変更」
・・・となったことです。
ちなみに「仙台っ子」さんは、(スープのタネ?こそファクトリーが存在するとの聞いたことがありますが)
基本的に「スープの仕込~麺の種類~仕上がり濃度」等々、各店舗それぞれに任せている、ことが広く知られています。
なので極端な話、「見た目は一緒だけど味わいがは店舗によって全く違う」ということです。
同一店舗内においても、スープの仕上がりは日々「ブレ幅」があります。いや、日々というよりも時間帯によってスープの表情が変わるのでその辺もコアなファンにとっては楽しむべき要素だったりしますね。
尚、基本的に全店舗でオーダー時に「麺の固さ」「味の濃い目or薄め」「油の多めor薄め」等の希望されば個別にコールすることができます。(なので、この辺は完全に「家系文化」と一緒ですね(‘◇’)ゞ)
「ライス無料サービス」はいまだに変わりません(ちなみに「国分町本店」はたしか近年は「お代わり一杯まで」だった気がしますけど、こちらはどうなんだろ?。大昔は「無限にお代わりできる時代」もあったと思います。)
おっ!噂では聞いてましたがこちら<駅裏仙台っ子>さんでは「ませぞば」がラインアップに加わったようですね。
(申し訳ないですが、自分はさほど興味無し(^^;)。価格もちと高そうですかね)
この日は「仙台っ子ラーメン(味濃い目・油多め)」と「無料ライス」そして、「半餃子」をオーダー。
↓卓上の調味料は「コショウ、ニンニク、辛し味噌、ラー油、酢」です。
↑昔から一切変わりません。
5分かからずに、「ライス」「ラーメン」の順に到着。
◆仙台っ子ラーメン(味濃いめ・油多め) ¥690円
◆サービスライス ¥0円
長年見慣れた「仙台っ子ラーメン」のビジュアルなんですけど、”久々のご対面”なのと、”盛り付けがいつもよりもとても綺麗”なので嬉しく感じます♪
具はチャーシュー、小松菜、ネギ。そして最大の特徴と言えば海苔。
店舗ごとに麺もスープの濃度もバラツキありますが、基本構成は全店舗共通です。
表面に浮いた油(鶏油)は、「油多め」にしたので気持ち分多めです(ちょっとでも国分町の「こってり」に近づけたいので今後は「油多め」はマストかも知れねーな。)
褐色のスープ。豚骨臭はほのかに香る程度(個人的にはもっとガンガン香って欲しいんですけどね(笑))
我が人生で何百杯もオーダーしたので見慣れたジュアルです。
↓まずは麺。
店舗によって「マツダ製麺」を使う店舗と「自家製麺」を使う店舗で別れていました。(「駅前店」なんかはたしか昔っから「自家製麺」だった記憶があるなぁ)
<仙台っ子(本店)>さんの場合は「マツダ製麺」でした。麺は中太麺です。(「家系」みたいな太麺ではありません)
プリプリしています。モチモチした食感。
なるほど、いかにも「自家製麺」という感じですね。美味しいです!
僕は長年の「マツダ製麵」に食べ慣れているので以前の方が好きですが、大抵の方はこちらの方が「美味しい」って答える、そんな気がしました。(雑な言い方すると「よりちゃんとしたグルメな麺に生まれ変わった」そんな印象でした。)
↓そしてスープ。
「ベースとなる大量の豚ガラを十数時間に煮込み、その後いくつかの工程と鶏ガラを加えながら、最高のコクを引き出す」と謳われているスープ。
あらためて、<仙台っ子(本店)>さんの”こってり”と比較すると、それほど濃厚ではないなと、感じました。でも、これはこれで美味しいです(`・ω・´)b。
油浮いいるのでちょっとは油っこいですが、”濃厚”とまでは感じず。良くも悪くも「ライトな醤油豚骨」スープです。
”こってり”を食べると、口当たりが「ドロっ」としていたのでその辺が大きな違いかなぁ。
(<仙台っ子(本店)>さんの”コッテリ”・・・特に初期の頃の”こってり”は、口の周りがベトベトし、時間が経過すると丼の中で油が固まる感じでしたので)
でも”風味””味”に関しては、あらためて・・・どこの店舗もいつの時代も一緒だなぁって実感しました。うん!ウマいですね(`・ω・´)b。
長年この「仙台っ子ラーメン」食べて育った人であれば誰もが”ほっこり”する味わいじゃないかなって思います(*’▽’)。
そして、たしかに「家系」を彷彿させるスープではありますが、「家系」と比較すると醤油がそれほど角がありません。「マイルドな醤油豚骨」スープです。(”こってり”と比較するとパンチは弱めですが、まぁ今後は”普通の仙台っ子ラーメン”に慣れていこうと思います!)
いつもは最初に「ニンニク」と「コショウ」をかけるのですが今日は「久々の仙台っ子おスープを”素”でじっくり味わいたかった」ので途中からかけました(笑)。
2分くらい遅れて「半餃子」が到着
◆半餃子 ¥220円
ランチセットの餃子は「6個」ですが、半餃子は「4個」です。
国分町時代も、当初は「ランチは平日の夕方まで?」で、2000年過ぎたあたりから
「常時、ランチセットの提供」になったと記憶しています。
なので、それまでは「半餃子」をいつもオーダーしてた記憶があります。
今後は「コスパ最強のランチセット」が滅多に食べることができないなぁ(^^;)。
そんなわけで初心に戻り、たぶん約20年ぶりに「半餃子」をオーダーしました。
焼き上がりがあまりにも綺麗だったのでビックリしました(笑)。これは嬉しい誤算♪
誤解を恐れずに言うなら、国分町時代は「こんなキレイな焼き上がり&盛り付け」は滅多になかったと思います(笑)。
餃子の焼き加減は、どの店舗も「時間帯」「混み具合」によってかなりの「ブレ幅」があります。でもこれは、個人的にはご愛敬とみなしています。(混んでいる時間帯・・・あるいはよるなんかは、盛り付けもかなり自由きままだったりします(笑)。基本的に、「バイトさん」がオペレーションを担っているので、それは様々な「ブレ幅」が生じます。仕方がないことです。)
味わいは、「普通に美味しい」と思います。ニラが結構効いているのが特徴ですかね。(個人的に「餃子」に関しては、<一品堂>さんと<昭和屋>さんの方が好きですね)
↓それにしても、この中太麺、醤油豚骨スープとの親和性バッチリですね。
↓チャーシューは割と味が濃い目ですね。
実は昔は「仙台っ子ラーメンのチャーシュー」はあまり好きではありませんでしたm(__)m。
近年になようやく「ホロホロした魅力」に気がつきました。
スープを染み込んでヒタヒタになった海苔をご飯に巻き巻きする食べ方。
↓当該ブログでも何度もご紹介しています。
↑僕にとって、この食べ方は完全に「家系ラーメン」の真似っこです(‘◇’)ゞ。
最初はこんな食べ方知りませんでした。で、「家系ラーメン」でこんな食べ方が推奨されていて「仙台っ子ラーメン」で試しても当然美味しかったです。
※余談ですが、大昔は、ライスに「タクアン」が鎮座していましたがいつの時代からか?なくなりました(僕は漬物が食べれないので当時はよけて食べてました(^^;)。なので個人的に「タクアン」がなくなって嬉しかったです(*’▽’))
あっという間に完食。
御馳走様でした
やっぱり「仙台っ子ラーメン」はウマいなぁ!(*^^)v
正直「<仙台っ子(本店)>さんの”こってり”のようなパンチ・尾を引くような旨味」は感じないです。でも、「ライトな”仙台っ子”とでもいうべきか、これはこれで悪くないな」って感じるようになりました。
それと、こちらの<仙台っ子(東口)>さん、他店舗さんと比較して「仕上がりがとても丁寧」に感じました。(まるで、<一品堂>さんのようなきめ細かい印象です。なにせ<仙台っ子(本店)>さんも仕上がりや盛り付けはかなりワイルドでしたからね)
今後は(独断と偏見で)「仙台っ子ラーメン」を食べたい時は、<駅前仙台っ子>さんとと、こちら<駅裏仙台っ子>さん、両店舗をローテで利用しようかなと思います。
【追記】
※今回は、結構マニアックな記事でしたが、以下・更にマニアックな補足。(どーでもいい記事だど思いますので、興味ある方以外はスルーしてくださいね(^^ゞ)
◆価格変更について:
つい最近、2022年3月1日で、価格変更となった模様です。
「全店舗で数十円」ほど高くなったようです。ご利用される場合は、ご注意ください。
※どうやらついに、「仙台っ子ラーメン」が700円をオーバーしたようですね。まぁ、時代が時代だから仕方ありませんよね・・・。
◆「国分町」と「仙台っ子ラーメン」:
国分町から「仙台っ子ラーメン」の灯が消えてしまった現実。
いまだに女々しいこと言いますが、やはりショックだなあ・・・。
国分町で歩いてて、振り返ればいつも、<仙台っ子(本店>さんと<天一>さんがあったから・・・。
少し個人的なことを語りますと、基本的に2010年頃に「国分町での飲み歩き」は卒業しました。それまでは、飲みの〆は<仙台っ子(本店>さんor<天一>さんor<支那そば家>さんor<萬寿山>さんの4択でした。2011年のあの日に、国分町から、<天一>さんが消滅しました。そして2020年春~、コロナ禍の到来とともに<支那そば家>さんも営業がストップしたままです(もう2年になるのか・・・)
そして先述のとおり、2020年夏に、国分町の<仙台っ子(本店)>さんも消滅。
まだ国分町と稲荷小路の<萬寿山>さんは両方とも存続しているのがせめてもの救いです。
(ちなみに、<仙台っ子(本店>さん閉店後、実はひそかに他に数店舗を訪店しましたが、自分の好み的にはイマイチでした・・・(^^;)。あっ、でも<駅前仙台っ子>さんは約20年ぶりに食べましたがなかなか美味かったです(`・ω・´)b。とは言え、やはりどのお店さんも「国分町の”こってり”のような濃厚さ」が無いんですよね・・・)
そんな中で、自分の中で、「合格店舗」が、今回ご紹介した<駅裏仙台っ子>さんと<駅前仙台っ子>さんの2店舗です。(<駅前仙台っ子>さんについてはいずれ折見てご紹介します。)
◆醤油豚骨:
しかも割と脂っこいラーメンですので当然、好き・嫌いは別れます。
大好きな人にとっては、「とてもコスパが良いお店」だと思います。
しかし、苦手な人にとっては「ボリュームがあるし安いけど自分には合わない」などという評価になるかと思います。
あるいは、、「仙台っ子ラーメン」に「家系」を重ねてしまう人の目線だと、「パフォーマンスがいまいち」という採点になるでしょうかね。(実際口コミサイトとかみると「家系なのにライト」「家系なのに麺が細い」等々の不評な評価をたに見ます。まぁ、「美味しい」「美味しくない」は評価は人それぞれなので当然ですけど、でも・・・「家系」じゃないので「家系」と書かれると「えっ?!」となりますね(;’∀’)。挙句に、最近では「家系インスパイア」とか書かれているけど、なぜ??その根拠は??(笑)。)
◆よく比較されるお店:
多賀城の人気ラー専<一品堂>さんは、よく「似ているな」って言われますよね。
たしかに、とてもよく似ています(笑)。似ているのにも理由はあります(笑)。
実は<一品堂>さん(及び<昭和屋>さん)と「仙台っ子」グループは、「系列でもグループでもないけど、深い関係筋」です。(個人的にいろいろ存じ上げております)
※<一品堂>さんについては、以前「投稿No248.<https://morisen.net/?p=10818>」にて詳しくご紹介しております。
ちなみに、<仙台っ子(本店>さんが無くなって以降、自分の中では正直<一品堂>さんが頭一つ抜けています。
◆テイクアウト:
今から2年前・・・・2020年春にコロナ禍に突入しました。
第1波のころから<仙台っ子>さんでは積極的な「テイクアウト販売」をされてていました。
僕も何度が利用しました。とても美味しかったなぁ。
家で「仙台っ子」の完コピできたあの日、けっこうな感動だったなあ。なにしろ「家で自分で仙台っ子ラーメンを調子して食べる」なんてことを予想したことがなかったので、それこそ「まさか!」でしたよ(笑)。
※テイクアウト特集第3弾「投稿No191.<https://morisen.net/?p=8190>」
※テイクアウト特集第12弾「投稿No243.<https://morisen.net/?p=10501>」
~おしまい~