毎々お世話さまです! こちら杜仙・食べ歩き班です。
今回は久々に四川系のお店をご紹介します。
それは、茂庭にお店を構える四川の名店
「中華飯店 福来苑(ふくらいえん)」さん。
2023年3月5日(日)お昼時、相方様と2人で訪店。初訪です。
住所は宮城県仙台市太白区茂庭馬越石11−20
国道286の北側・・・県道31号線沿い(折立寄り)。
茂庭台からは少し離れた幹線道路沿い。
割と人里離れたロケーションで(車じゃないと行くのは困難かと思います)、幹線道路沿いにひっそりと建つ一軒家です。
<福来苑>さんは、麻婆豆腐などの四川料理が有名なお店さんです。
その昔・・・仙台には「広東系」の中華店は沢山あったが、仙台で「四川系」の中華店はほとんどなかったらしいです。
そんな中、こちら<福来苑>さんがオープンして流行り、それが「四川系のハシリ」だったようです。
今では仙台でも四川料理のお店チラホラ見かけしますし、「名店」「人気店」も色々お見かけします。そんな中でもこちら<福来苑>さんは「由緒ある名店・別格のお店」という位置付けのお店で、古くからあしげに通うファンがとても多いらしい。
僕はあいにく・・・さほど四川系詳しくなく、実は<福来苑>さんのこともこれまであまり知りませんでした(;^_^A。
たかだが・・・「茂庭の方に麻婆豆腐が美味しい、結構、老舗っぽい店がある」・・・・そんな程度の認識でした。
しかし今回ご紹介するにあたり、いろいろ勉強したところ、なるほど💡・・・こんなにスゴイお店だったんですね!。
こちらはまさに「仙台における四川料理のレジェンド」と言えるお店だということを学習しました(゜o゜)!
以下、全てネットで得た情報の受け売りですm(__)m
↓↓↓↓↓↓↓
「福来苑ってどんなお店??👀💡」
日本に四川料理を広めた「料理の鉄人」でお馴染み中華料理のレジェンド陳健一さん。
平成のグルメ番組で何度も目にしました。(たぶん30代以上で知らない方はいないのでは?)
そのお父様が「四川料理の神」と称される大レジェンド陳建民さん。
本場中国の麻婆豆腐を日本で広めた、四川の第一人者です。
まさに「日本における四川麻婆の祖」。
そんな大レジェンド・陳建民さんのお弟子さんが、こちら<福来苑>さんの店主様です。
「福来苑さんの特徴」
◆四川料理の大御所、陳建さん孫弟子として修業を積まれ、腕を磨かれた。
◆そんな店主様が作る絶品・麻婆豆腐。
豆板醤の香り+山椒の風味が刺激的。
単に辛いのではなく「麻(マー)」と「辣(ラー)」のバランスが抜群
◆担々麺も昔からファンの多い逸品
◆人里離れたロケーションですが常時人気で駐車場もいつも埋まっている。
これだけ有名なお店なのに、あいにく「創業した年」は情報落ちてなくてわかりませんでしたm(__)m。口コミサイトなどを読んだら、少なくとも今から・・・25年以上前にはすでに営業されていたご様子。(あくまで想像ですが・・・おそらく平成中期頃の創業なのかな?昭和創業ではなさそうです)
僕も相方も特段、四川料理のファンではありませんm(__)m。
たまに人並みに四川風麻婆豆腐や担々麺が食べたくなる程度。
この日もたまたま・・・・・「どこかに美味しい麻婆豆腐ないかな~?まだ行ったことがないところがいいな~」という感じでリサーチし、「そういえば、茂庭に福来苑という知る人ぞ知る名店があったな~。麻婆豆腐と担々麺、両方人気も高いし。良し、行ってみよう!」・・・と、そんな感じのアバウトなノリでやって来ました。(その時点で、最低限「鉄人の系譜である、スゴイ人気のお店」って事だけは認識しました。「よし、多少待ってでも食べよう!」と。)
外観はお店と言うより一軒家です。看板も控え目なので(ラーメンの幟が無ければ)ここが中華料理店だと気が付く方は少ないと思います(^^ゞ。
駐車場は結構広々。15台ほど停めれそうです。
この日は、お昼ど真ん中・・・12半頃到着したんですけど、駐車場は8割うまっていたがなんとか停めれました(`・ω・´)b。
大きな看板も無いし、見れば見るほど一軒家っぽいな(^^ゞ。
↓でもきちんと「営業中」と書いています。
店内はなかなか年季がはいっています。中華店というよりお蕎麦屋さんみたいな雰囲気でしたね。(^^ゞ。
席数は、全30席。
店内はカウンター3席、2名掛けのテーブル席×2卓 4名掛けのテーブル×2卓です
そして奥には10人くらい座れる座敷がありました。
入店時、店内は満席でした。先客様が立って待っていらっしゃいました。
給仕さんは”感じの良いおかーさん”が一生懸命フロアーをまわしていました。
特に人数など聞かれることもなく、しばらく入口で待つこととなりました。
席が空いてもしばらく食器が放置されていて、開いた席をメイキングする手が足りなそう・・・?。なかなか忙しそうです💦。わりとマイペースにまわされている・・・そんな雰囲気ですね(^^ゞ。
でも、とても接客・応対は柔らかくて、とても印象が良いおかーさんでしたよ(`・ω・´)♪。
5分くらい待ち、奥の座敷に通されました。
↓メニュー。
中華料理店としては、かなりシンプルですね。
選びやすくて嬉しいです(`・ω・´)b。
大きく「麺類」「ごはん類」「定食」と。「一品料理」も少ないですね。
予習どおり「麻婆豆腐」と「担々麺」が一番の名物のご様子。
(後から知ったのですが)「ギョーザ」もなかなか人気があるらしい。
相方がお目当ての、一番人気の麻婆豆腐定食をオーダー。
僕は、二番人気の、担々麺をオーダー。半ライスも別途オーダーしました。
20分くらいで次々と配膳されました。
◆担々麺 ¥900円
想像通りのビジュアルです。具は挽肉+メンマ+青梗菜+ネギ。
間違いなく美味しそうですね。
◆麻婆豆腐定食 ¥950円
こちらは想像とはちょっと異なりました(゜o゜)💡。
四川風なので、もっと赤い麻婆を想定していましたが、意外と辛くなさそうな色合いです。
でも山椒は沢山かかっており、ピリッとしてそうです。うわ~、、、、これはとっても美味しそう(*’ω’*)。
まずは僕の担々麺。青梗菜と、香ばしく炒められた挽肉がとても存在感があります♪。
↓麺。中太ストレート。たぶんたまご麺かな?。
ゆで加減は割と緩め。これはとてもスープが吸い込む仕様ですね♪
スープを口に含む前なのに、スープが口の中に溢れます(笑)。
モチモチした食感ですなかなか美味しい麺です。(本当は、担々麵だと個人的に、<れんげ>さんのあの細くてパツパツの麺に慣れているんですけど、たまにはこんな、汎用的な太さで、柔らか目の中華麺も悪くないですね。)
写真撮るの忘れましたが、挽肉は濃い味付けで美味しかったです。
青梗菜も名脇役でした(食べた感じだと、もしや青梗菜ではなくほうれん草かも??)
↓スープ。
麻辣醬+芝麻醬が効いた、濃厚でコクのあるスープ♪。
少しビターな感じがする醤油味のスープ。その上に芝麻醤がかかっています。
濃厚と書きましたが、食感はわりとサラサラしています。
挽肉を混ぜると、さらに旨味が加わりました♪。
花椒のほのかなな香り+胡麻の甘味。
油感はわりと控え目なのでそれでわりとスッキリした飲み口なのかも👀💡。
それほど辛くはありません。深い旨味のあるとても奥ゆかしいスープでした♪
↓この緩めの中太麺にスープがとても絡むなぁ♪
↓2分くらい遅れて半ライスがサーブ
◆半ライス ¥120円
なかなか上々な炊き加減。少しだけ食べて、あとは〆用にとっておきます。
続きはのちほど~(〆がとても楽しみ(*’ω’*))
総じて、わりとスッキリした(見た目シンプルな)担々麺ですが、要所要所にアクセントがあります。たしかに癖になる担々麺ですね。
さて・・・・相方の麻婆豆腐。これが滅茶苦茶美味しかったです!
噂ほど辛さは感じなかったですが、それよりも、爽やかな酸味や苦味など複雑で奥深い味わいが口の中に広がります。
甜麺醤のコクのある味付けが、絹ごし豆腐がピッタリとはまります。
山椒も効いていて痺れる旨さ。
僕も少しもらいましたが、麻辣が効いておりとにかく美味い!。
八角のような香りがする?ほんのりですがあの独特な異国情緒な香りを感じました(すいません、僕は馬鹿舌なので「八角かどうか?」は、怪しいです(;^_^A。)
酸味や苦味などが混ざり合う複雑で奥深い味わい。
嗚呼~・・・・これは白飯が恐ろしいくらい合います(*’ω’*)。
これ、(体重を気にしなければ)白飯何杯でも食べたいですね
そうか~・・・そうきたか。この味わいは他の四川店や中華料理店ではちょっとお目にかかれない味わいです。これは美味すぎです!。
病みつきになる人が多いのがとてもよく理解できました。
↓小鉢で箸休め。
↑中華スープは、トロミをつけた玉子スープ。コーンも入っているのかな?上品な餡です。
お待たせしました。僕の担々麺の〆のお時間です。
僕の場合、担々麵食べる時はこれが鉄板です。
残ったスープに白飯を投入に、おじや風に。
コメント不要の美味しさ(*’ω’*)。坦々麺の残ったスープ+白飯は最強ですね。
(誤解を恐れずに述べるなら、坦々麺よりもコチラがメインかも(^^ゞ。)
相方も心置きなく、絶品麻婆豆腐を堪能していました。
辣油の程よい辛さ+花椒のビリビリ感(+おそらく八角?)。
そして、甜麺醤のコクが後からやってくる感じ。
まさに、尾を引く美味さ♪
ご馳走様でした。
担々麺は、なかなか美味しかったです💮💡。
麻婆豆腐は、最強に美味しかったです👑💡💡。
今回あまり事前に予習ぜずに初めて<福来苑>さんを訪店しましたが、とても歴史のある実力店であることを学びました。
遠いけど、もちろんリピ有りです(`・ω・´)b。
次回は2人とも麻婆豆腐定食を食べると思います。
【追記】
◆奇しくも、僕らが<福来苑>さんを訪店した5日後・2023年3月11日に「中華の鉄人、陳健一」さんが亡くなられたようです。
ニュースで死去を知ったのですが、僕らはその6日前に偶然・・・・・系譜的にゆかりのある<福来苑>さんを訪店していたのでビックリしました。陳健一さん、僕が若い頃、TVで何度も拝見しました。まだお若いのに残念ですね。
「イタリアンの鉄人・神戸勝彦」さんは2019年に亡くなられ、「炎の料理人・周富徳」さんと、「ラーメンの鬼・佐野実」さんは、亡くなられて既に10年近く経過します。
平成のTVをグルメブームを牽引したと言っても過言では無い「料理界のレジェンドの方々」がどんどんこの世を去られていくのは、寂しい限りです。
◆僕はそれほど「四川」系は詳しくないですけど、これまでご紹介したことのある仙台市内における、私的・四川の名店をおさらい。(あ、いずれも大衆的なお店ですよ。あいにく、高級店は詳しくないので(^^ゞ)
↓
◎四川系の中華店
・<天府仙臺>さん
⇔<https://morisen.net/?p=6361>
・<シェシェ>さん
⇔<https://morisen.net/?p=3650>
・<華房>さん
(注)<華房>さんは残念ながらつい最近・・・2023年5月で閉業。
麻婆豆腐も絶品でしたが、五目あんかけ焼きそば、美味しかったなぁ・・・・。
⇔<https://morisen.net/?p=2649>
自分はこの程度しか知りません。あらためて四川系はあまり詳しくないなぁ(笑)。まぁ、BMしていて気になっているお店は数軒あるんですけどね。
今後、アンテナを広げていろんなお店を開拓してみたいです。
あと、四川系のお店ではないですけど、個人的に担々麺が大好きなお店
もついでにご紹介。
◎「担々麺」が美味しいお店
・<れんげ>さん
⇔<https://morisen.net/?p=10191>
※担々麺に関しては、(あくまで私見ですが)どこも結構似たような味のお店が多いと感じていて、差別化が難しいです(^^ゞ。どこで食べても普通に美味しい・・・。そんな中でも、この<れんげ>さんについては、際立った美味しさを感じます(`・ω・´)b。