【杜仙・食べ歩き班_No.236】住宅街の”担々麺”専門店(黒松)
Posted on : 2021.05.04

こんにちは! こちら、杜仙・食べ歩き班です。
※本投稿は、2020年秋ごろの食べ歩き記録です。

皆さんは辛い食べ物はお好きですか?。たまに発汗作用のあるモノを食べたくなりますよね。(ストレス発散とか、二日酔いの時とか)
今回ご紹介するのは黒松の「担々麺専門 麺香れんげ」さんです。

<れんげ>さんは、 2018年3月に”担々麺大好き”な女性店主様が、黒松にオープンした担々麺の専門店です。
山椒の効いた本格担々麺を何種類か提供されており、なかでも「味噌スープがベース」の珍しい担々麺が一番人気です。
オープンしたころは、ローカルTVや雑誌なんかで紹介されていて僕もそれで知りました。

住所は仙台市泉区黒松2‐19‐3(ちなみに以前はこちらに<七右衛門>さんというラー専店がありました。僕は、ここの”背脂チャッチャ”が結構好きでたまに来てました。<七衛門>さんが閉店後に居抜きで2018年3月に<れんげ>さんがオープン。)
もし最寄り駅から歩く場合・・・の話ですが・・・・地下鉄黒松駅から徒歩約10分くらいだと思います。で、八乙女駅からは徒歩約10分ちょいくらいかな。でも、感覚的には八乙女駅の方が遠いような気がします。なぜなら八乙女方面からだと結構な勾配の坂を上る必要があるので。なので、徒歩の場合は、黒松駅から歩くのをお薦めします(=僕は、黒松や北根の近所に何十年も住んでいるので、この辺の情報は、かなり詳しいです。)

御覧のとおり、完全に住宅街にあります。(あまり車の往来が激しくないので駐車もしやすいと思います)。
駐車場は店舗前に5台ありますが、人気店ですので週末はほぼ満車です。でも、お客さんの回転がとても早いので、満車の場合は道路上で(もちろん近隣住民の邪魔にならないよう配慮の上!)少し待機していれば、すぐに空きがでて停められると思います(・・・と、お店の方も言ってます)。

↓入口には券売機があります。

基本となるのは「担々麺」です。スープは味噌と醤油から選択できます。(お店さんのお薦めは「味噌」みたいです。)
トッピングやサイドメニューも色々あります。
一番人気が「担々麺に中華おこわがついた、れんげセット」です。あとは「追い飯セット」もとても人気があります。「追い飯セットは、担々麺に小ご飯と、カレーバターがついてくる〆も楽しめるセット」です。そして、”通好み”の「汁なし担々麺」ももちろんありますよ。あとは(写真見てて今初めて気がついたのですが、なにげに・・・)普通の「しょう油」「味噌」があるようですね。

店内の様子を見る感じだと、女性店主様と、男性の方(=スタッフさん?)のお二人で営業されているのかな。

内装はとってもエレガント。作りは<七右衛門>さん時代とほぼ一緒です。
全20席(カウンターが6席、テーブルが4卓くらかな?)
カウンター席もあるので、女性お一人様なんかでも利用しやすいと思います。

↓ネットにおちていたお店さんのPR記事から引用
『女性店主がつくる、辛味、香り、旨味の調和がおいしい‼と実感する担々麺専門店。
なぜ、当店が担々麺にこだわるのか?
それは、辛味、香り、旨味のバランスを調和するのがラーメンのなかでも難しいといわれ、担々麺をメインで売り出すお店が少ないので、
私の大好きな担々麺をいつでも気軽に、地元の人に食べてもらいたかったからです。
自家製の調味料と、スープ、特注麺の調和をぜひ味わってください。』
『ラー油や練りごま、カエシなど全て自家製のスープを、エッジの効いた中細ストレート麺がお口まで運んでくれます!しっかりとした旨さの中に辛味や香りが感じられる担々麺★
ぜひ一度、ご賞味ください。ご来店お待ちしております。

 

実のところ、僕はそれほど『担々麺が特別好きって』わけではないですm(__)m。よそのお店の場合、担々麺を食べる頻度は、「たま~に・なんとなく・気がむいたら」食べる程度(要は”人並み”です)
でも、今回ご紹介する<れんげ>さんの「担々麺(味噌味)+追い飯セット」だけは自分の中では別格です。こちらの担々麺だけはたまに無性に食べたくなります。

 

そんなわけで、これまで<れんげ>さんに何度か訪店していますがそのうち最近(=直近が去年の11月)3回ぶんをドドーンとご紹介します。

 

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【その1】:
2020年11月1日(日)11時、一人で訪店。

券売機で「担々麺追い飯セット」をポチッとし着席。
スタッフさんに「醤油味と味噌味、どちらにしますか?」と聞かれますので「味噌味でお願いしやす!」とオーダー。5分くらいで着丼。

◆担々麺(味噌味)追い飯セット ¥950円

いつ見ても綺麗なビジュアルの担々麺!
スープの見た目が結構赤そうで、そこそこ辛そうな雰囲気。そしてそれ以上に濃厚な感じがします。
具材は、粗挽きの挽肉+ねぎ+豆苗+青菜+フライドガーリック。あとは刻んだ高菜が下に入ってます。
花椒とか山椒などの様々なスパイスの香がふわーんと香ります。とっても良い香り♪
そして追い飯セット。ご飯がお茶碗半膳くらいと、カレーバター。(追い飯セットはこのように一緒に配膳されますけど最後まで取っておいてくださいね!(笑))

麺は中細ストレートです。割と細目ですが、担々麺だとこれくらいの細さが多いと思います。加水率は低め。パツパツしていて歯切れが良い。

そして、”れんげ名物”といっても良い、お店さん自信の味噌スープ。

僕はそれほど担々麺は詳しくないですが、「味噌味は、担々麺としては珍しい」らしい。
見た目通り、ドロっとしていて濃厚なスープです。ツーンと、唐辛子と胡麻と花椒が香ります。なんでも・・・「隠し味に胡麻ペーストに加えたピーナツバターが入っていて、ビリッとくる花椒やじわじわ染みわたる山椒などが複雑に入りまじっている」・・・らしいです。へ~。最初クチに入れると苦めな印象ですが、あとから甘みとマイルドな感じが口の中に徐々に広がります。
ベースのスープは煮干しらしいですが、この味噌味の場合は味噌が前面に出ているので、あまり煮干しは感じないですね。でもかえって、それがまた絶妙な味わいなのかも(一方で、【その2】でご紹介する「醤油味」の場合は、もっと煮干しが前面に出る感じ。)

↓中細麺にこの濃厚スープがよく絡むんだよねぇ。

具材もそれぞれがなかなか存在感あります。挽肉は大き目でゴロっとしていて食べ応えのある食感です。高菜からは旨味が溢れています。

最初は「それほど辛くないかな?」と思っていると、途中からじわじわと辛さがお口の中に広がります。
でも単に辛いだけじゃなく辛味の中に味噌の甘味が溢れているのがポイント。
「香り/辛さ/旨み」の三重奏。絶妙のハーモニーです!

↓そして”ウキウキ♪”の追い飯タイム!

↓ご飯とカレーバターを投入。混ぜ混ぜします。

↓担々麺のスープが、こってりスープカレーに変化します!

これが、ウマ過ぎるんです!。嗚呼~ファンタスティック♪。たまりませんわ~。。。(噂では、これ目的で来るリピーターも沢山いらしゃるらしい。)
バター風味溢れるマイルドなカレーリゾットという印象です。
※カレーバターを入れないと、当然、普通の担々スープのおじやになると思いますが、それはそれで美味しいはず。

↓当然こうなります!(笑)KK食・飲)

御馳走様でした。
総じて、今まで食べたことのない担々麺だと思います(初めて食べた時、軽い感動を覚えました(笑))。
辛いとは言え、むせかえるほどの辛さもなくて食べやすいと思います。(辛いのが好きな人の場合は、個別にオーダーに応じてくれます)
病みつきになる美味しさです!

 

【その2】:
2020年10月18日(日)11時、相方と二人で方店。

この日は二人とも「担々麺追い飯セット」をポチッとし、僕が「醤油味」相方が「味噌味」でオーダー。

5分くらいで着丼(いつもスムーズ!)

 

◆担々麺(醤油味)追い飯セット ¥950円

 

◆担々麺(味噌味)追い飯セット ¥950円

どちらも見た目がほぼ一緒じゃねーか(゚д゚)(笑)!。 で、味噌味の方は【その1】で書いているので省略しますm(__)m。以下・ご紹介するのは僕が食べた醤油味の方です。

 

醤油味の麺。味噌味のとまったく同一です。

スープももちろん濃厚なヤツ。【その1】で説明したのと同等。

ただし、味噌味と比べると、味が薄め?で、煮干し系の香りが前面にやや主張してくる印象でした。醤油味の方が、いくらかあっさりしたような味わいですかね。

一般的な担々麺は「醤油ベース」らしいですね。たしかに、味噌味よりもこちらの方が巷の担々麺に近いのかも知れません。(いや、個人的には巷の担々麺よりもはるかに美味しいと思います)

 

〆の追い飯タイム。

これは、正直、醤油と味噌どっちも同じ味に感じました(まぁ、カレーが前面に出るからね(笑))

総じて、醤油も味噌同様に、とっても美味しいです。
※個人的には、醤油よりも味噌の方がより深みを感じました。なので個人的いは味噌の勝ち。まぁ、好みは人によりけりですよね。悪しからず。

 

【その3】:
※ちょっと古いログでスイマセンm(__)m
2020年3月15日(日)13時過ぎ頃、相方と二人で訪店。

僕はたまには担々麺以外の食べようかなぁ・・・と思ったら、券売機に「肉そば ニンニクきいてます!」の文字が!

お~、もしやガッツリ系かな?。よっしゃ、これにしよう。
久々に「中華おこわ」もつけよう。

相方は「汁なし担々麺」と「小ごはん」をポチっと。

 

◆肉そば(しょうゆ) ¥800円 + 中華おこわ ¥200円

 

◆汁なし担々麺(並盛) ¥850円 + 小ごはん ¥100円

肉そばは、割とアッサリした感じの醤油豚骨ラーメンですね。(G系じゃなかったです(笑))
キャベツとモヤシ、ネギ、チンゲン菜?。そしてローストっぽいチャーシュー。ニンニクがのってますね。

麺はプリっと縮れた太麺。スープがとても絡むヤツですね。チュルっとした食感。

家系よりももっとライトなスープ。

ニンニクが効いていて美味しいスープです。キャベツなんかの野菜が結構のってます。
チャーシューはわりとホロっとしてるやつ。

G系ラーメンを想像してオーダーしてしまうと肩透かしされるかも知れません(でも、、、そもそもどこにも”G(=ガッツリ)”とか書いてませんし(^^ゞ。)
でも僕がこれはこれでアリだと思いました。なかなか美味しかったです。
(注)でもその後、券売機から消えちゃいました。もしかすると「試行錯誤で一時期提供していた商品」なのかも知れません)。なので、当該記事でのっけない方がよかったかな(・_・;)

 

そして影の人気メニューの「中華おこわ」。<れんげ>さんの裏番です。もっちりしたおこわ。

見た目は普通の、五目おこわや鶏おこわみたいなかんじですが、スパイシーな感じと中華の旨味がします。ちょっとですがオコゲっぽい部分も混ざっています♪
担々麺とセットになっているメニュー(れんげセット)ってのがありますが、意外とこのおこわ、担々麺と合うんですよ。

 

相方の「汁なし担々麺」。それと、追い飯用に発注した「小ごはん」。
汁なし担々麺には、肉ミンチ、チャーシュー、味玉、メンマ、ネギ、フライドガーリックなどがのってます。

器の底に、赤なスープが入っていて混ぜ合わせます。そうすると、香りがジワっとたってきます。担々麺同様に、こちらも山椒が効いている、癖になる辛さです。

旨味が凝縮されたスープにプリっとした太麺が絡みます。(ただし相方は「細麺派」なので細麺で食べれたらもっと嬉しい、とのこと。実は僕も、担々麺は細麺で食べたい方かも(^^ゞ。まぁ、好みは人それぞれですよね。)

〆の追い飯は、コメント不要ですよね(笑)。

間違いなく美味しいヤツ。

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以上、最近3回ぶんをドカっとご紹介しました。

いろいろ美味しいですよ。
こちらの担々麺は、たまに食べたくなる中毒性を秘めております。とても癖になるヤツです。是非一度、「濃厚な味噌味の担々麺と、〆のカレーおじや」をお試しください。(辛いの苦手な人以外には、大抵は好まれるお味だと思いますよ)

 

【追記】
◆個人的なお薦めは、【その1】でご紹介した「担々麺(味噌味)追い飯セット」です。(でも【その2】でご紹介した中華おこわも捨てがたいんだよねぇ。)
◆お店は綺麗だし、回転がとても速いのでストレスレスですよ!(過去に配膳待ちはMAXでも10分程度でした)
◆開業当初は”夜営業”もされていました。でも、今は”昼営業”だけです。(入口に「夜はお客さんが来ないので・・・」とお店さんからの寂し気な”直筆コメント”が書いてました。。。確かに黒松は夜は静かな住宅街ですもんねぇ。夜もまた是非やって欲しいから、応援したいところです。)
◆山椒が苦手な方は定員さんに頼めば山椒抜きで注文出来ます。(逆に、辛いの好きな方は、辛味マシで注文できたはず。)
◆不定休が沢山ある印象ですので、来訪される際には「開いているかどうか?」を事前確認した方が確実です。(立地は”高台”黒松です。僕みたいに家が近い場合は苦にならないですけど、もし遠方から遥々・・・しかも地下鉄なんかで来てフラれた場合は、結構ダメージが大きいと思いますので(;’∀’)。と言うのも、近辺には”フラれた場合の保険のお店”は皆無ですので・・・。黒町駅界隈だと、おそば屋<清水屋>さんくらいですので・・・。ただし、オープン当初は不定休多かったようですけど、最近入った時は不定休にはぶち当たったことはないです)