【杜仙・食べ歩き班_No.328】ニボファン必見! 看板のない行列店(亘理)
Posted on : 2023.03.12

こんにちは! こちら杜仙・食べ歩き班です。

今回ご紹介するのは県南・亘理の人気ラーメン店
中華蕎麦 會(かい)」さん。

2022年8月28日(日)のお昼、相方と2人で訪店。初訪です。
住所は 宮城県亘理郡亘理町逢隈神宮寺字一郷275-1
仙台から国道6号を南へ向かって走っていると、広々とした駐車スペースに看板のない店舗が見え、そこに人だかりができています。それが<會>さんです。

そう、<會>さんは、国道6号沿いに建つ看板のないラーメン店です。

2018年7月にオープン。開店からまだ5年とちょっとの新鋭店です。

 

<會>さんのラーメンのカテゴリはズバリ💡、「煮干し」です。
煮干し系ラーメンが好きな方、必見のお店です!

オープンするやいなや、人気が沸騰し宮城県のラー専協会でもソコソコ話題になっていました。僕もなんとなく、噂は聞いてました。
意識するようになったのは・・・・
たしか2~3年前に放送された📺TBCのラーメン王子グランプリ。
私がツキイチで通う、仙台の超人気ラー専<渡辺>さんの店主様が番組内で「個人的にイチ押しのお店です!」とご紹介されていたのがこちら<會>さん。
<渡辺>さんの店主様が、<會>さんのニボラーを崇拝されていたのが強烈な印象として残っています。

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ネットの記事によると・・・
なんでも<會>さんの店主様は、福島県相馬市の御出身で。全国各地のラーメンを食べ歩くラーメンマニア。
全国のラーメンを食べ歩く中で、一番気にいったのが青森の煮干しラーメン。
そんなわけで、ご自身、東京で飲食店を10年以上経験後、一念発起し、郷里に近い亘理町に、「中華蕎麦 會(かい)」をオープンすることに決定。
自宅でラーメン作りに没頭。さまざまな煮干しを取り寄せ、組み合わせを変え、自分の煮干しラーメンの味を完成させオープンに至りました。

ラーメンは、あっさりの「煮干しそば」、そして「濃厚煮干しそば」の2本柱
「あっさり」と「こってり」は全く表情の異なるラーメン。
まあ・・・この辺は巷のニボ系ラー専と路線は一緒ですね。いわゆる「端麗」と「セメント」です。

お店さんのこだわりとしては・・・・
◆あっさり煮干し
⇔7、8種類の煮干しをベースにダシをとり、苦味をまろやかにするために羅臼昆布を合わせる。麺は細麺でツルッとした滑らかな食感がウリ。国産小麦の特徴をよく生かした仕上がり。
◆濃厚煮干し
⇔カタクチやヒラゴなど4種類ほどの煮干で、煮干しの量たとても多い。に粘度を出すために、豚足や豚骨、鶏ガラなども加え2日間炊き込む。
麺は部類としては、あっさりと同じ細麺であるが、食感がちょっと違う。パツパツでザクザクっとした歯ごたえ。全粒粉も混ぜて濃厚スープに負けない食感にしている。
要は、あっさり比較すると、パワフルで、濃厚スープに負けない麺。

 

ふむふむ・・・・。僕みたいな素人には、ちょっと難しいです(;^_^A。

 

あとは・・・
◆煮干しは季節によって変えている。
・・・・とのこと。
この辺は、<渡辺>さんや<ふじやま>さんでも一緒ですね。(いやたしか<ふじやま>さんは毎日違ったような記憶があります。確か毎日、仕入れによって変えてるとかなんとか)

↓ネットで見つけたお店さんのPR記事
『最低5種類の大量の煮干しを使っています。時期によってブレンドを変えて、その時その時で一番美味しくなるように仕上げています。メニューによって油やタレも別々にブレンドや、麺の組み合わせを変えて使用しています。煮干しの味わいをぜひご賞味ください』

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さてさて・・・・先述のとおり「渡辺の店主様が崇拝しているラーメン店」・・・。
絶対に美味しいに決まってるでしょ(笑)。
当然、渡辺をこよなく愛す自分としては、これは食べておかねば👀💡

そう思ってはいたのですがなかなか・・・・亘理界隈に来る機会がありませんでした。

この日、相方がネットで<會>さんが気になったらしく聞かれたので・・・・
「ああ・・・・あの煮干しマニアの間で超有名なお店でしょ?。オイラも行ってみたかったんだ! よっしゃ、遠いけど行こうぜ(`・ω・´)b」
・・・ということで急遽、仙台から4号バイパス→6号線を(はやる気持ちを抑え、きちんとんと法廷速度を守りつつ)テキパキ運転してやって来ました。

 

開店時刻は11時半とのことで、それには間に合わず、11時50分ごろ到着。

駐車場は、16台

 

↓あれ?まだお店開いていない?

貼り紙がはってあり、本日は12時開店?!

ウェイティングボードに記入すると、17番目くらいのようだ。車で待つスタイルかな?(でも車までは呼んでは頂けないようですね。ご注意を!。自分番が近くなったころには、入口前に居ないとダメなテイですね)

 

12時開店。スタッフさんから順番に呼ばれるので、車から降り、入口外で待ちました。
僕らが呼ばれたのは12時5分頃。
↓店舗入口の券売機で、まずは食券を購入するように促されました。

相方は、あっさり系の「煮干しそば」と、「和え玉」をポチッと。
僕は、濃厚煮干し・・・いわゆるセメント系の「濁ニボ」と、「肉めし」をポチリ。
僕もセメント系はそれほど好きでもないのですが、せっかくの初訪店、2人でいろいろ食べてみたいので、被らないようにセメント系をチョイスしました。(相方はセメント系が苦手のとのことでしたので)

食券購入後、再度外に出て待つように促されます。このあと入口外でかなり待ちましたねぇ。

 

そして店内に呼ばれたのは、12時半頃。

↓店内はこんな感じ。

席数は、全13席(うちカウンターが6席、テーブル席7席)

とてもシックな店内で「今風のラー専」といった雰囲気です。

それと、店内は煮干しの香りがすごかったです(笑)(煮干しが苦手は人は無理でしょうね)

僕らはカウンターに案内されました。

カウンターにメニューが詳しく書かれていましたが、
ふむふむ・・・・僕が発注した「濁ニボ」、以前は「濃厚にぼし」という呼称だったようです。「図太い旨味。強い煮干し感を求める方におすすめ」云々。(セメント系得意ではない自分にはちと、ハードル高いかな?少し不安になってきました(^^;)。)

 

 

↑卓上に「ニボ酢」もありました。

 

店主と奥様?のお二人で切盛りされていました。
とてもオペレーションがテキパキしてい、お2人阿吽の呼吸でしたね(`・ω・´)b。

 

席についてから10分くらいで着丼。

 

↓僕のチョイス
◆濁ニボ ¥900円

玉ねぎ、チャーシュー、メンマ。そして漆黒のスープ。
見るからにセメント系ですね(笑)。

 

 

↓相方のチョイス
◆煮干しそば ¥850円

ネギ、チャーシュー、メンマ。こちらは端麗系の美しいスープです。
いや、わりとオイリーな表情かな?中華そばという雰囲気。

 

 

まずは僕の濁ニボ。
↓漆黒のスープ

様々な煮干し+甘味ある鶏出汁がベースの、無添加濃厚煮干スープ
いわゆる青森の「セメント系」と呼ばれるスープです。
煮干しを大量に仕込んでつくった非常に濃厚な仕上がりです。
なるほど💡、飲んでも見ると濃厚なのだがドロドロし過ぎない、円やかでクリーミィです(`・ω・´)b。

煮干し特有の甘味と旨味・・・・そして、苦味がギュッとつまっています。

そして噂どおり、あまりエグみを感じません👀💡。なので、僕みたいな「セメント不慣れな人」でも抵抗なくグビグビ飲めますね(^O^)。

 

↓麺は全粒粉入り自家製麺(どうやら以前は自家製じゃなかったようですね)

中細サイズですね。中細としては結構太目な方かな?。
モチっとした食感とパッツリした食感が同居しています。歯切れもいいし喉ごしもいいですねぇ♪
総じて、やや固めに仕上げてあることで、スープに負けない麺なんだと思います。

チャーシューも濃厚スープに浸っていて煮干しの旨味をたっぷり吸いこんでいてウマい。
ホロホロ&とても柔らかい!

 

相方の煮干しそば。
こっちは綺麗な煮干しですねぇ~。(ビジュアル的には・・・・以前一度食べた東仙台の<翔>さんに似ている印象です。)

こちらは典型的なパツパツ系の細麺ですね。
これがまたスープを絡め取ってくれます。

煮干しそばのスープ。

こちらは動物系を一切加えない100%煮干しのみという触れ込み。
あっさり系の仕上がりですが、煮干しの香りがドカーンと漂います。

 

相方もとても満足げに食べています。

 

少し遅れて、僕の「肉めし」が着丼。

◆肉飯 ¥350円

バーナーで炙りを加えた頃っとした豚肉が沢山のっています。
香ばしくて美味しいです。タレが美味しいですねぇ。

とても食べ応えのあるゴロゴロ肉でした。

 

 

↓あらためて僕の濁ニボは、ドロッとした濃いスープに、固目の麺がとても合っています。

そして、この麺自体、とても美味しいです。

エグミもなくて優しい味わいです。
(個人的にこの手のセメント系を食べるのは<ふじやま>さんで食べて以来でしたが、少し不安だったのですが、美味しく頂けました。)

 

 

↓相方の煮干しそばも少し頂きました。見た目通りのパッツリ系細麺。

スープが独特な煮干しのエッジが効いている。
見た目マイルドですが、しっかり煮干しを感じることができるスープです。
若干塩分濃度が高めかな?(もとい、これが本場青森仕様なんでしょうね)

 

チャーシューは一緒。

 

 

 

 

相方の本命は実はコレ!

◆和え玉 ¥200円

極細ストレート麺の上ネギが載ったビジュアル。汁なし系です。

そもそもネットで相方がこの和え玉を見つけて訪店に至りました(^^ゞ。
※相方は、この「汁なし系の魚介香る細麺タイプ」の類が大好物。
もともと、みずほ台<神楽>さんの「混ぜそば」の大ファン。それに似た雰囲気の<ふじやま>さんの「味付け替え玉」もハマりました。そしてこちらの「和え玉」に似た品ですが、以前、大河原の<正㐂>さんでも頂き大満足。
その「和え玉」が、こちらでも人気と聞き、はるばる亘理までやって来ました(まぁ、もともと僕もこちらで食べたかったし)

 

奥様?から、「よく混ぜてお召し上がりくださーい」と説明を受けました。
よーくかき混ぜます。

煮干し香る魚介系のタレに香味油で和えたもの。
まさに相方が食べたかったスタイルの混ぜ蕎麦です(`・ω・´)b。

↓こちらもボリュームあるなぁ。なのでシェアして食べることに。

↑パツパツの弾ける食感がたまりません。少しオイリーな魚介タレがめちゃくちゃ美味しいです♪

↓相方は、途中で卓上の煮干し酢を人回し。

やや、サッパリとした、しまった感じの味わいに変ります(`・ω・´)b。

 

↓最後に少し余った麺をもらい、濁ニボに投入して食べてみました。

うん、このドロスープ、細麺でもウマいねぇ♪

 

 

 

 

ご馳走様でした。とても美味しかったです(`・ω・´)b。

どちらとも、煮干しの特徴をいかした個性的な仕上がり。病みつきになる人が多いのがわかる気がしました。

個人的には、相方が食べていた「煮干しそば」の方が美味しかったです(`・ω・´)b(僕も相方も、セメント系よりも端麗系の煮干しの方が好みのようです)
いや、なにげに「和え玉」が一番美味しかったかも!

 

家からとても遠いですけど、また是非食べに来たいと思います。

 

 

【追記】
◆煮干し系のスープはクセがあり、わりと好き嫌いが分かれるジャンルかもしれません。
でも、<會>さんのあっさり系(煮干しそば)の方は、は割とエグミもなく上品な味わいなので、多くの方が美味しいと感じると思います。

ただし、セメント系(濁にぼ)の方に関して・・・。こちらは「煮干し苦手な人」は避けた方が賢明ですね!。
エグミはないものの、煮干しのクセのある旨味がすごいので苦手な人は合わないと思いますので。あとはそもそもにおいて「ドロ系」が苦手な人も合わないかも(いや、「ドロ系」ほど濃くは無いんですけどね)

「看板が無い」理由について
ネットで調べたら、こんな記事が書かれていました

2018年に居抜きのカタチでこちらにオープン。その際・・・
「新たに看板を作るのもお金がかかる!」「店が軌道に乗ってから作ることにしょうか?」
・・・そんな感じで営業スタート。
その後、絶品煮干ラーで瞬く間にお店がブレイク。要する看板を作る前に、自然と「看板のないラーメン店」としてネットで情報が浸透してしまった模様(;^_^A。
その状況を見て、店主様が・・・「もう看板はもういいや(笑)」・・・となったようです。

◆今回の文章中にいろんなお店がでてきましたので過去にご紹介した記事のリンクを貼り付けておきます。

そのうち・・・こと<ふじやま>さんと、今回ご紹介した<會>さんの2軒については、まさに・・・・「ニボ好きのためのニボラ好きによるニボ好きの為のラー専店」・・・というテイのお店さんです(笑)。

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・<ふじやま>さん
⇔以前「投稿No33.<https://morisen.net/?p=2919>」にて詳しくご紹介しております。
以前は頻繁に通っていたのですが、4年くらい足が遠のいています・・・。

・<渡辺>さん
⇔以前「投稿No173.<https://morisen.net/?p=7485>」にて詳しくご紹介しております。その後も何度か番外編でご紹介しています。
先述のとおり、<渡辺>さんには今でもツキイチで通っています(笑)。完全に「渡辺依存症」です(;^_^A。

・<正㐂>さん
⇔以前「投稿No259.<https://morisen.net/?p=11325>」にて詳しくご紹介しております

・<翔>さん。
⇔以前「投稿No210.<https://morisen.net/?p=9064>」にて詳しくご紹介しております

 

 

余談です

・<神楽>さん
⇔以前「投稿No7.<https://morisen.net/?p=2396>」にて詳しくご紹介しております。その後も当該ブログで何度もご紹介しました。
個人的に、こちらの味噌ラーメンが最強に好きだったのですが・・・・・
!!!つい数日前、閉店してしまいました😢!!!
実は・・・謎の閉店です。本来、<神楽>さんクラスの人気店だと、(なにせ長年のファンが大勢いますので)普段発信されているTwitterなどで周知や挨拶があるのが一般的ですが、つい先日・・・突然、何の周知すらなく、閉店していました。
もとい・・・実質は秋頃かも?実は3ヶ月前・・・年の瀬に定期訪店した際に、急に「お店の内装」「店員さん」「味わい」がすっかり変わっていたので・・・。
一応、メニューは基本的にあまり変わらずというテイでしたが、「味わい」とか「サービス」が激変していた。
何よりも、以前の店主様がいなかったことが違和感でした・・・。
そしてつい数日前、突然別のお店の看板にリニューアル・・・・。
コメントは控えますが、困惑しました(何よりも非常に残念です)
もうあの味噌ラーメンも、(相方が大ファンの)混ぜ蕎麦も、食べれないのかなぁ~・・・・