【杜仙・食べ歩き班_No.173】『極太麺と絶品の煮干!』超行列ラーメン店(市名坂)
Posted on : 2020.01.30

こんにちは! こちら、杜仙・食べ歩き班です。
今回ご紹介するのは、泉区において断トツの人気を誇る人気ラーメン店、
自家製太麺 渡辺」さんです。

<渡辺>さんは、仙台市内において、いま現在「5本指」に入る人気ラーメン店かと思われます。(色んな雑誌・TV・ネットなのでランキングがありますがいずれの媒体においても5位には入っていると思われます)

さてさて、2019年8月15日 10時15分頃到着しました。
開店時刻は一応11時ですが、既に40人ほどの大行列です!(これが当たり前の光景なんです)

<渡辺>さんは、震災よりもちょっと後・2011年の5月にオープンしました。

住所は宮城県仙台市泉区市名坂新道18-1。
八乙女駅~奥羽自動車学校~七北橋~国道4号線まで抜ける道路(=県道22号線と並行して走る道路)があります。その道路を4号線に合流するまさに手前にお店があります。

駐車場は約15台分ほどありますが、大抵は・・・「ほぼ満車」です。
駐車難民の方は近くのコイパなどを利用される方も多そうです。

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【渡辺さんのことアレコレ】
◆行列が凄まじい!!
いつでも大行列です。私が知っている限りにおいては・・・おそらく仙台・・・・いや、宮城県でいま一番行列が凄まじいラーメン屋さん”が<渡辺>さんだと思います。
<二郎>さん、<嘉一>さん、<みずさわ屋>さんなども行列が凄まじいですが、それでも<渡辺>さんほどではありません。なにせ、開店時間の1時間前から、常時50人を超える行列を成しています・・・。(並び始めてからありつけるまでに1時間以上は待つ覚悟が必要かも)
※<二郎>さんについては、以前「投稿No35.<https://morisen.net/?p=2953>」にて詳しくご紹介しております。
※<嘉一>さんについては、以前「投稿No62.<https://morisen.net/?p=3590>」にて詳しくご紹介しております。その後も何度か番外編でご紹介しています。
※<みずさわ屋>さんについては、以前「投稿No78.<https://morisen.net/?p=4115>」にて詳しくご紹介しております。その後も何度か番外編でご紹介しています。
◆いつも早めに開店!
開店時刻は一応11時となっていますが、実際にはもっと早く開店します。10時半頃には大抵、開店するようです。
◆オープン当初から人気店!
オープン当初から人気に火がついていて、今ほどでは無いものの、行列店でした。その後、年々人気に拍車がかかり今みたいな”とんでもない状況”になりました。
◆営業は昼のみ!
昼しか営業してないので、時間が合わない方は泣いています。
※たしかオープン当初は夜も営業してたような記憶がうっすらあります。でもその後はずっと、昼のみの営業スタイルです。
◆某大学の学生にとってはソウルフード??
某マンモス大学が近くにあるので、客層のうちそちらの学生さんが占める割合が高いです。
(行列も若いお客さんが多いこともあってか、マナーが多少?、問題になったりすることがあります。詳細は書きませんが、たま~に・・・注意・指導を受けている学生さんもいるみたいですなぁ。まぁ学生さんに限らず、みなさん、マナーは守りましょう!(笑))
◆一時期(2年くらい前)「土日の営業を中止」していた時期があります。
その時期は、通いたくても通えない人達(=”渡辺難民”)が大勢増えていました。
◆店主様は、TVや雑誌でもよくお見かけしますね。人柄も気さくそうで楽しそうな方だなぁ~と感じました。(お店に行くと、必ずいらっしゃいますね。学生さん達からも慕われていそうですね。)
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【渡辺さんのラーメン】
◆醤油ラーメン一本勝負です。
◆武骨な極太麺。「太くて固い」です
一度食べたら”くせ”になる極太麺は、中毒性が高いです!
◆煮干しを強く感じるスープです。「エグミのある煮干」ではなく「上品な煮干し」です。
※お店さんのHPを読んだどころ、「味は一年に4~5回マイナーチェンジし、常に改良をしています」とのこと。太麺が武骨なイメージですが、煮干しのスープは(味は濃いんですが)とても芳醇で繊細です。
スープも麺に負けず劣らず、中毒性が高いです!
◆普通盛りと大盛りが料金一緒です。総じて、コスパが良い!
※お腹を減らした体育会学生を意識してか?サイズは、「大」「特大」「激大」「超特大」という区分けがあります。(なんと、普通盛りと超特大までの差額はわずか100円!
◆いわゆる”汁無し系”の「油そば」も大人気で、当初は裏メニューだったが今ではグランドメニューに昇格しました。
※実際、見ていると「らー麺」と「油そば」の注文比率は五分五分です。夏なんかは「油そば」の比率が更に高まるようです。
※油そばは「300g」「400g」が同一料金。どちらもボリュームがあります!
口コミなんかの評価を見ると「より麺のワシワシ感や小麦感を楽しむ」には油そばの方が適しているようですね。
◆太麺のお店ですが、最近は「細麺の替玉」も提供されています。
※替玉制度については、回転・オペレーションが乱れるので、ファンの間では賛否両論みたいですね。
◆メンマは、こだわりの「穂先メンマ」というとてもインパクトあるビジュアルのメンマです。
◆総じて・・・・かなり個性的・かなり特徴のあるラーメンです。
そのため、はっきりと「好き・嫌い」は分かれます
※「スープは大好きだけど硬い太麺は嫌」って人も僕の周りに沢山います。あるいは「そもそも、ニボっているスープは苦手」って人もいますよね。しかし<渡辺>さんのラーメンは一度ハマルと・・・・結構な確率で「ヘビーユーザ」となります。
好きな人には”やめられない・とまらない・たまらない”」ラーメンです。
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僕の場合は、今回の訪店が約5年ぶりでした。
過去に2回ほど食べたことがあるのですが、再訪が遠のいていた理由として・・・・・・・
『以前はあまりハマらなかった(言い訳しますと、そもそも太麺はそれほど好きでなかった。それと以前食べた時、その時の煮干しスープがあまりインパクトを感じなかったm(__)m)
『行列がとてもしんどかった(なので並んでまで食べるのは・・・という感想を抱いていた)』・・・です。
まぁ総じて『なかなか美味しいかな。だけど、苦労してまでとてつもない行列に並ぶ気はしないな(生意気言ってすいませんm(__)m』・・・・という感想でした。

しかし、今回5年ぶりに再訪して食べてみて・・・・
今回でハマってしまいました!まさに「渡辺中毒」にかかってしまいました(笑)。

今でもそれほど「太麺」は好きではないのですが、例外として・・・
ちょっと前にハマり始めた<鬼首>さん(=二郎系の太麺(ムニムニ麺を固めでオーダー))と、<渡辺>さん(=ゴワゴワの固い太麺)の2軒にの太麺は、とても惚れてしまいました。
最近は、<鬼首>さんと<渡辺>さんをヘビーローテしています
※<鬼首>さんについては、以前「投稿No17.<https://morisen.net/?p=2603>」にて詳しくご紹介しております。その後も何度か番外編でご紹介しています

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さてさて、この日は先述の通り、10時15分時点で既に40人オーバー!
ただしこの日は「近所の某大学が夏休み中」ということもありあきらかに「オンシーズンのお昼時間帯」よりは人が少ないです。(お盆中なので逆に、学生以外の割合がいつもより多かった気がします。)

↓一応行列の並び方については、こんな感じです。

↑まぁ着けばわかります。

外観は、倉庫+事務所という風貌です。

10時30分頃には開店

開店すると列もジワジワと進みます。
途中、ダクトから”煮干しのいい香り”がするんだよなぁ・・・。
ヨダレがタレそうになります。
店内に入れたのは10時40分頃。

店内は、カウンター12席のみです。カウンターで食べている方々を取り囲むように「10人ちょいくらい」が順番に待機します。(人によっては「食べている時に後ろに人がズラっといるのが苦手!」という声もよく聞きます。まぁ、<嘉一>さんなんかも同じテイですかね)

↓店内でもジワジワ進み・・・券売機に到着したのが10時50分頃。

「らー麺大」をポチっと。

※その後10月の増税で値上がりしました。増税後の価格は最後の方でご紹介します。

更にジワジワと進み・・・・10時55分頃に「待ち席(3席)」に座れました。この待ち席は、要は「ネクストバッターズサークル」です。

このタイミングで店員さんが食券を回収します。
尚、この食券を回収するタイミングで「味の濃さ、油の量、麺の固さ」等を指定できます。(このタイミングを逃すとできません)
※後述しますが、麺はかなりゴワゴワした固めの麺です。普通の柔さの麺が良い方は「麺、柔目で」オーダーした方が賢明です。(まぁそれだと「渡辺の本来の喜び」からは少し遠のくような気はしますね)それと、「麺ヤワメは、超時間頂きます」と書かれています

ここまでくれば、ご対面まではあとわずか!

席があくと次々に案内されます。
基本的には・・・・複数でいっても容赦なくバラバラに案内されます。とは言え、客の構成(組み合わせ)は少しは配慮されているような印象です。「男子+女子」(カップルやご夫婦)だったり「親子連れ(ただし2名以内)」は、複数名ぶんの席が空いたタイミングで同時に案内されることが多いですね。
※逆に、「男子複数名」という構成だと、無条件に空いた席から順に案内されます。(見ていると、”接客のキーパーソン”的存在のおかあさんがいらっしゃるのですが、そのおかあさんの采配・サジ加減ですね。この方・・・とてもとても、印象や雰囲気の良い方です!学生さん達からもとても慕われて信頼されているのがわかります。この日も、前の若者たちがどうやら、卒業生みたいで久しぶりに訪店していたみたいで、このおかあさんに、礼儀正しく挨拶していました(笑)余談ですが・・・・県北どこかの?有名店のおかあさんもこれくらい”マイルド”だともっと人気がでると感じました(笑))

食券を渡してから3分くらい・・・10時58分頃にで席に案内されました!

↓壁に「メンマについてのこだわり」が貼られてました。

↑へ~、「麺に乗せる麻筍(まちく)だからメンマ」と呼ぶらしいです。もちろん、初めて知りました(笑)。

そして11時5分頃にようやくご対面!

 

◆らー麺 大 ¥680円

正直なところ、見た目は結構「地味」ですよね(笑)。まぁ、「パッと見は麺が太いぞ!」って程度のインパクト止まりです。
”視覚”的にはその程度ですが、それよりもまず”嗅覚”が、フワ~ンと”上品な煮干しの香り”を感知します。最近はやりの「ニボニボラーメン系」とは異なる、「とても上品で芳醇な香り」です♪

↓麺はとにかく”固くて太い”です!

とてもゴワゴワしています。太くて固い・低加水の極太麺。
ワシワシと頬張る都度、小麦の香りが口の中に広がります。
武骨で太い麺なので、麺をすするというより箸で持ち上げて”ワシワシ&モグモグ”ってな感じで咀嚼する感じです。
噛めば噛むほど小麦の豊かな風味を楽しめます。ワシワシ!ガシガシ!と、噛んで噛んで小麦感を楽しみます!
これが苦手と感じる方も結構いらしゃるのが事実ですが、ハマル方にはとてもたまらない食感と風味です。

↓スープは煮干ベースで見た目はあっさり系。しかし、とってもいい香りがします♪

豚+鶏がベースと思われます。煮干の風味と豚の風味がいいかんじです。
口に含むと、煮干しの出汁がバァーッと口の中に広がり煮干しのとってもいい香りがします。少し遅れて醤油を感じます。醤油ダレはわりとマイルド。
煮干の主張は強めなんですけど、まったくクドクないです。えぐみなどもなく、煮干しのいいところだけが出ています。(詳しいことは素人の僕にはわかりませんが)なにやら何種類もの煮干をブレンドされているみたいですね。
やや塩分が強い感じですが、とてもウマイスープです!
麺は、先述のとおり「好き・嫌いがかなり分かれる」麺ですが、スープに関しては、病み付きになる確率が非常に高いです。

※と、ここまでの感想として・・・・「アレ!????こんなにうまかったっけ???」と驚きました。(過去2度の訪店の際には・・・「へ~、なかなか美味しいかもね!また来てもいいかなぁ。でも行列は嫌だなぁ・・・」程度の感想だったので)

↓チャーシューは柔らかいバラロールです。

とてもホロホロで箸で簡単に裁断されるような柔らかさです。柔らかいし脂が溶けやすい形状なので箸で”グリグリ”っとほぐしているとスープに脂が溶け出してコクが増し、スープの旨味が増します。たぶん、このスープに対して計算し尽くされたチャーシューなんでしょうね。

↓そしてこれが”穂先メンマ”です!

ビジュアルがとても立派ですね! コリコリした食感だし、とても味わい深いメンマです。
この”穂先”メンマも、他店では味わうことができません。

↓でもやはり、一番の主役・一番自己主張が強いパーツはなんといっても麺です!

「ワシワシ」と口に運びひたすら咀嚼する作業を続けます。
嗚呼・・・噛む程に小麦が口の中で広がる・小麦粉の香りを感じます。実に、ファンタスティック♪ ”噛み砕く食感”と” 小麦粉の香り・風味”がたまりません。
ちなみに、麺はカタイのでスープは吸い込みません。

なので、「麺とスープをバラバラに交互に口に放り込む」感じの独特の楽しみ方となります。

総評としては・・・口の中で”小麦の風味”と”濃い芳醇な煮干”が出会い、この二つの要素がとてつもない中毒性を醸し出します。

ご馳走様でした。大変美味しゅうございました。幸せです♪
完全にノックアウトされました。3度目の実食にて、完全にハマりました!
次回は味玉も加えて楽しもうかな!

【追記】
◆2019年10月の増税にて、<渡辺>さんも値上がりしました。
↓10月以降の価格は以下の通り

◆ロケーション的に(近くにお住まいの方以外は)誰もが「車での訪店」をイメージすると思います。ですが、実は・・・泉中央から片道約1キロ(徒歩約20分)程度のロケーションです。なので、「泉中央まで地下鉄で来て、そこから少し散歩する」なんていう訪店も、個人的にはお奨めします。(徒歩だと、駐車難民化する恐れが無いので確実に待ち行列に速やかに接続できますよ)