こんにちは!こちら杜仙・食べ歩き班です。
※本投稿は、2019年秋の食べ歩き記録です。
今回ご紹介するのは、南材木町にある老舗蕎麦屋「そば処 武田屋」さんです。
2019年11月16日(土)11時、約4年ぶりの訪店。
住所は宮城県仙台市若林区南材木町。
城下町の面影が残る地域です。(「南材木町」という名の由来は、江戸時代・・・伊達藩時代に遡ります。歴史興味ある方は、ググってみてください。)
<武田屋>さんがお店を構える場所は、荒町~穀町を経由して河原町に向かかう市道(旧欧州街道ともよぶ)沿いです。
↑<武田屋>さんの道路脇には広瀬川の枝流が下る七郷堀があります。江戸時代の香りも漂い、なんとも趣のある界隈です。
↑店舗前に、出前用のカブが出ていると「営業中」です。(と言うのも、巷の噂では、「暖簾が出てないときたまにある」らしい。で、このカブが確実な目印との情報です(笑))
<武田屋>さんは、なんと「大正初期に創業された」らしいです(ただし、正確な「創業年」は、あいにくわかりませんでしたm(__)m)
大正時代から100年以上営業されているとっても老舗なお蕎麦屋さんです。
店内は、テーブル席が全部で5卓。割とこじんまりした造りです。
店内の風情がいい感じですねぇ。
大正・・・というよりか、昭和の温もりのある店内です。
これぞ正しき「老舗蕎麦屋さん」という雰囲気。
↑かわい子ちゃんが二匹もいるので心がトキメキます♪
<武田屋>さんは、老舗蕎麦屋ですが、カツ丼が一番人気のお蕎麦屋さんです。(もちろん、お蕎麦もとても人気ですが、一番人気はカツ丼です)
『カツ丼がうまいお蕎麦屋さん』は、自分が知っているだけでも仙台に何件もありますね。
個人的には「”お蕎麦屋のカツ丼”シリーズ」ではこちら<武田屋>さんと、百人町<やぶ清>さんが一押しです。
※<やぶ清>さんは当該ブログでまだ未紹介です。もう4年くらい行ってないのでぼちぼち巡礼しないとな。
※他にも「お蕎麦屋系カツ丼」で仙台の上位ランキングにノミネートされるお蕎麦屋さん何件か知ってますけど、他は大抵は「つゆダクのカツ丼」であり、個人的に好みからは逸れるのであまり行きませんm(__)m。(全くの個人的な好みのもないですが、僕はカツ丼に限らず、丼物はつゆダクが苦手)
お客さんは圧倒的に「常連さん」が多いです。
その証拠に、店員さんとは暗雲の呼吸で「まいどね~♪」「いつものねー」というキャッチボールをたまにお見掛けします。(自分は常連じゃないのでちょっぴりジェラシー(笑))
割とご年配のお客さんが多いかなぁ?。「家族連れも」多い印象です。
他には、「ピンの通りすがりのサラリーマン」も割とみかけます。(サラリーマンは、あまり大勢では来ない気がします。きっと隠れ家的に通っているのかな?)
お客さんの回転も割と速いです(=オペレーションがわりと早いです)。
この日も食べている間に、結構なローテで主に年配のお客様が出入りされていました。
※ちなみに、昼12時台~1時台早々は、とてもお店さんは混み合い、相席となることは避けられません。
100年続くお店さんとなれば・・・今はもしや3代目さんとかなんですかね?
私が見る限り、いつも御婆さん+親父さん+女将さんの3人が元気に営業されています。ほのぼのした雰囲気です♪
↓さてさて、メニューはこんな感じです。
↑ダントツの人気は、カツ丼!
「蕎麦屋さんの丼物は旨い」という方程式がそのままあてはまる丼です(笑)。
実際、この日、僕とほぼ同時に入ったお客様4人は全員「カツ丼」を注文しておりました(笑)。
他は、「カレー南ばんそば」「冷たぬき」がとても人気があります。
蕎麦は”更科”系です。
※紹介しておいてお恥ずかしいのですが、実は僕は過去に(こちらには10回くらい訪店しているのですが、いずれも)カツ丼しか注文したことがありませんm(__)m。
さてさて、今回は約4年ぶりの訪店ですが、いつも通り「カツ丼」を注文。
今日は回転と同時に数組が同時訪店したこともあり
やや時間がかかったかな?
約10分で着丼!
◆カツ丼 ¥800円
ミニそばとお新香付きです。
”これぞ蕎麦屋のカツ丼”というビジュアル。相変わらず、とてもうまそうだ♪
ボリュームも多からず少なからず、丁度良いボリューム。(だからこそ、老若男女問わず、愛され続けるカツ丼です)
色付け?のアクセント、グリーンピースが2個乗ってます。(正直、味わい的にはあってもなくても良いと思いますが可愛いから好きです(笑)。なんとなくスマイルマークこと”スマイリーフェイス”を連想してしまいます!)
卵のトロトロ感・半熟具合(ゆるさ)が絶妙なんだよね♪ もし、これ以上トロトロすぎると、「TKG」みたいな少しチープな感じに仕上がってしまうし、これ以上煮詰めると卵のトロトロ感が損なわれてます。
ロースカツは、厚さ1センチ程度の厚み。個人的には分厚すぎずに食べやすいサイズ。
揚げ置きなのは、繁盛店なので仕方ないですね(まぁ、美味しいから、全く気にしたことありません)
結構軟らかくて、下味に胡椒が利いているのがこちらのトンカツの特徴。
そんなトンカツに・・・・タレがたっぷり染み込んだ薄切りの玉葱に・・・・それを纏うトロトロ玉子との絶妙なバランス感♪。
タレは「これぞお蕎麦屋」的な、和風な優しいテイスト。
こちらは、<竹>さんほどじゃないけど甘めな味付けです。個人的にはちょうどよい塩梅♪
ご飯もふっくらの炊き加減。いつもよりちょいつゆだくかな?(噂だと、たまに本気でツユだくになることもあるようですね。そこはご愛敬(笑))
うん!相変わらずの”優等生”なカツ丼ですね! とても美味しいです。
↓セットでついてくるミニそばは、柚子入りなんです。
そばは更科風の白いもので、優しい口当たり。
スルスルっとと胃に収まります♪
カツ丼には、これくらい優しいお蕎麦がいいねぇ。
甘めのタレなので(<竹>さんのカツ丼みたいに)途中で七味で味変して楽しみます。
↓食べかけの「綺麗な断面」です。
(つゆダクのカツ丼だと”おじや”みたいになってしまうので、このような綺麗な形状にはならないですよね)
総じて「蕎麦屋の出汁」「胡椒の利いたトンカツ」「トロトロの卵」が絶妙のバランス。絶品のカツ丼です♪
10分かからずに完食。
御馳走様でした。
やっぱ、「武田屋のカツ丼」はうまいねぇ!
次回こそ、「カレー南蛮あたりを」と思うのですが、きっとまたカツ丼食べてしまうと思います(笑)。
【追記】
◆個人的なカツ丼ランキング
※あくまで、”個人的な好み”です。悪しからず。
第一位:<竹>さんのカツ丼。
第二位:<かつどん家>さんカツ丼が
<竹>さんのカツ丼は『カツは薄め/ツユだくじゃない/揚げたてサクサク♪/脂身少な目』
と、自分の好みが4拍子揃ってます!(ただし、「甘い」「薄い」という特徴については、好き嫌いは分かれると思います。)
(そういう意味だと<かつどん家>さんのカツ丼が、一番バランスが良い気がする。)
※<竹>さんについては、以前「投稿No29.<https://morisen.net/?p=2824>」にて詳しくご紹介しております。その後も何度か番外編でご紹介してます。
※<かつどん家>さんについては、以前「投稿No45.<https://morisen.net/?p=3184>」にて詳しくご紹介しております。(その後も何度か番外編でご紹介してます)
第三位以降は、その時の気分や仕上がりで、順位が色々と変動します。
まぁ、百人町<やぶ清>さん/今回ご紹介した<武田屋>さん/南光台<一江庵>さん
あたりかなぁ。
※<一江庵>さんについては、以前「投稿No77.<https://morisen.net/?p=4093>」にて詳しくご紹介しております。その後も何度か番外編でご紹介してます。
※10年以上前は<ひさご>さんの”ワイルドなカツ丼”が大好きで、その当時は平日お昼に頻繁に食べてました。でもその後、<ひさご>さんのカツ丼は行列になるくらい人気となり・・・・最近ついに1,000円オーバーしたとか?(さすがに”薄給サラリーマン常食のお手頃のカツ丼”ではなくなったような気がする)
※<ひさご>さんについては、以前「投稿No66.<https://morisen.net/?p=3769>」にて詳しくご紹介しております。その後も何度か番外編でご紹介してます。