【杜仙・食べ歩き班_No.387】老舗洋食屋の ”粗挽き” ハンバーク(本町)
Posted on : 2024.08.04

こんにちは! こちら、杜仙・食べ歩き班です。

今回ご紹介するのは 青葉区本町の洋食レストラン
「グリル赤井」さんです。

2024年1月5日(金)11時半に訪店。20数年ぶりにやって来ました(^^;)💦

「昭和の香りが漂う洋食屋さん」
「ハンバーグがとっても美味しい
そんなお店として、本町界隈で、昔から有名な洋食屋さんです。
特にランチが大人気

<グリル赤井>さん、僕は今から20年以上前・若い頃に数回ほどランチで利用した程度ですが、(後述する)独特なビジュアルの「白いソースのハンバーグ」や、あるいは「オムライス」がとっても美味しかった記憶が残っています。

住所は、仙台市青葉区本町1-12-12 GMビルディング B1F
JR仙台駅からは徒歩10分弱。
地下鉄勾当台公園駅からも徒歩10分弱。
地下鉄広瀬通駅からだと徒歩5分弱かな。

国道45号線、東北電力本店と道路挟んだGMビル
そちらの地下一階。
昔、一階には半田屋さんもありました(てか、いつの間になくなった(゚д゚)!?。どうやら今から5~6年前に閉店したようだ。このビルの<半田屋>さん、20年くらい前に何度も利用していました)

1回には、人気ラー専「仙台中華蕎麦 仁屋 (じんや)」さんが入ってます。
※<仁屋>さんについては、以前「投稿No178.<https://morisen.net/?p=7713>」にて詳しくご紹介しております。(その後も何度が番外編などでご紹介しています)

地下に数店舗飲食店があり、<グリル赤井>さんが、このビルでは一番古い飲食店です。
すぐお隣には、ランチが人気の焼肉屋「焼肉酒家 弁慶」さんも入居しています。
※<弁慶>さんについては、以前「投稿No119.<https://morisen.net/?p=5493>」にて詳しくご紹介しております

 

という事で、こちらビルは飲食テナントが沢山入居しています。その中でも<グリル赤井>さんは、生き字引的な存在感。

 

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💡💡<グリル赤井>さんてどんなお店??👀💡💡

◆1974年創業
創業50年ですので、仙台の洋食業界としては老舗の部類に入ります。
(<アメグリ>さんも閉店されたし、仙台の古い洋食屋さんはどんどん減っていくなあ・・・)

◆シニアご夫婦で営まれている
調理担当のマスター&切り盛り上手な奥様・・・お2人を中心に営業されている。
口コミサイトによると、マスターは70代後半。
調理をほぼおひとりでこなす、仙台洋食業界の達人(マスター)です。

◆”昭和レトロ”を地で行く、町の洋食屋さん
長年、この場所で腹ペコサラリーマンの胃袋満たし続けてくれたお店。
ランチタイムには近隣のサラリーマンOLがごった返し、満席必至です。

◆オープンキッチンなので、調理光景を眺める事ができるのが素敵✨

◆調理は御高齢のマスターがお一人なので繁忙時間帯はわりと提供時間がかかります。
お忙しいビジネスマンの方はご注意ください。

◆厨房やホールをサポートしているスタッフの方の接客もテキパキしていて無駄がなし。
よく「繁忙な飲食店」で有り勝ちな「店主様+スタッフさんのギスギス」が全くなく、とてもアットホームでホッコリする雰囲気(雰囲気悪い店って・・・僕はあまり好きじゃないです)

◆昭和テイストの「ハンバーグ」「オムライス」「ポークカツななどの洋食鉄板グリル」を味わえるお店。

◆看板商品はハンバーグ
→いわゆる粗挽きハンバーグです。
挽肉・玉ねぎの具材の食感が感じられる歯ごたえ。とても手作り感を感じるハンバーグ。
→中でも、一番有名なのは「白いソースのハンバーグ」
その名も「赤井風ハンバーグ」です。
白いシースの正体はグラタンに使用するベシャメルソースです。
それがドロッとかかっている珍しい逸品。

ネットで見つけた紹介記事から抜粋

『白ワインで蒸した魚介類と、弱火でコトコト煮込んだコクのあるクリームソースの「赤井風ハンバーグ」が看板メニュー。
焼き目をつけて肉汁を閉じ込めたハンバーグは、マスターの愛情が込もった味』

かつてTVでも紹介されたことがある逸品です。

ただし、いまは夜の部にしか食べれないのかな👀??
(昔はランチでも食べる機会あったんですけどね。僕もたしか、「日替わり」で食べたような記憶がある。)

※白いのに『赤井ハンバーグ』💡。これ食べてたら、このままブログタイトルにできたな🤔(笑)。

→夜の部は、多彩なハンバーグが楽しめます。
「ハンブルグ風」
「イギリス風
「ボンベイ風」
「スタンリー風」
「アメリカ風」
「イタリア風」
「赤井風」

◆マスターおまかせコースなんてのも有名
→マスターがいろんなグリルを作ってくれてそれを肴に皆で
パーティー・・・そんな用途で利用されるようですね。

 

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僕の場合何こちらで食べたのが20年以上前・・・しかも数回だけなので、限りなく「初見参」と言って良いでしょう(;^_^A。

遠のいていた理由は
『平日しか営業してない&夜はなんとなく高そうなイメージ』
だったから(ランチは今回ご紹介するとおり、結構安いです。でも夜の部はそこそこ値が張りそうですね。まぁ、どちらの洋食屋さんもそうかと思いますが)

 

前回こちらの地下飲食街に来たのは<弁慶>さんのランチを食べに来た時以来だなあ・・・。
なのでもう6年ぶりか(<弁慶>さんも再訪遠のいているなぁ)

6年ぶりに地下への階段を降ります。

 

↓<グリル赤井>さんのマスターが案内してくれます(笑)。

 

 

この手の地下飲食店街、最近20年間くらいの間でめっきり数が減った気がする。
なんだかとても懐かしい気持ちになります

地下通路を適当に歩くと、案内図をみずとも<グリル赤井>さん見えてきます。
<弁慶>さんのお隣です。

 

どうです?この佇まい。
沢山のハンバーグが写真貼ってありワクワクしてきますね♪。

 

 

開店時刻の11時半、ドアを開けると、コック帽をかぶったマスターと奥様が御挨拶してくれました。
噂どおり(記憶どおり)とても丁寧で明るいお2人です(`・ω・´)b。

どうやら僕が一番客のようです。(注:↑この写真は退店の時です)
入口脇の壁には数多の有名人らのサインが飾られていました。

 

店内は、記憶どおりとても昭和レトロな雰囲気。
店内は昭和50年代に時間が止まったような感じです。

席数は20席あるかないか?ですね。
L字型のカウンターが10席くらい。4人がけテーブルが1卓、2人がけテーブルが2卓のテーブル席が右手にあり。(噂だと、カウンター席が禁煙、テーブル席が喫煙なのかな?)
店内は、とても古いけど整理整頓が行き届いている綺麗です。
おそらく、テーブル&椅子なんかは、長年に渡り大切に使用されているんでしょうね。

BGMもとても静かですし、照明もトーンダウンされていてとても落ち着く雰囲気。
昭和ノスタルジーに浸れる店内だなぁ(*’ω’*)。

奥様に「1名」と告げたところ、カウンターに案内されました。

 

カウンターからは厨房が一望にできます。

他に2名くらいの若い女性スタッフさん。この日は4名での運営のご様子。
店員さん達のコミュを見ていると、とても暖かい雰囲気。
マチナカなのに、店員さん同士がアットホームな雰囲気です。

 

 

↓ランチメニュー。

意外と安いんですよね👀💡。

900円の日替わりランチが一番人気。この辺界隈のサラリーマンOLさん達の胃袋を毎日
満たしてくれます。

看板とも言える「ハンバーグ」のセットメニューも、950円とリーズナブル。

ハンバーグも有名ですが、生姜焼きやポークカツもとても人気の逸品です。
そしてオムライスも薄っすら記憶ありますが、とても美味しかったです。

900円台でスパやカレーライスのランチもあります。

なんだかとても目映りします。嗚呼・・・アレもこれも食べたい・・・。

一瞬・・・「生姜焼き」をオーダーしかけましたが、20数年ぶりに来てしかもブログに紹介するとなるとやはりハンバーグでしょ(”◇”)ゞ。

で、ひと際目を惹いたのが中央に書かれている「スペシャルランチ(ハンバーグステーキ250g)」です。
通常サイズが170gなので正直、僕の胃袋だと少し足りない。250g、ちょうど良いかも(`・ω・´)b。

しかも一番真ん中でアピールされています。

席に着く際に奥様から、「今日の日替わり」の説明も口頭でありましたが、僕はこの「スペシャルランチ」をオーダー。
選べるセットは「サラダ+スープ+ライス」をチョイス。

 

ホールの奥様は、とにかくめちゃめちゃ印象よいですし、マスターは無茶苦茶紳士!
かなり丁寧な優しい敬語づかい。
なにせスタッフさんにも明るい口調で敬語つかっている(笑)。(こういうのを「品が良い」と言うんでしょうね🤔✨)

マスターとスタッフさん達の何気ない会話がとてもアットホームで聞いていて心地が良かったです。(なんだか雰囲気は、僕が良く知っている某ケーキ屋さんを思い起こさせる)

 

 

さてさて食レポです(`・ω・´)b

 

 

◆スペシャルランチ(ハンバーグステーキ250g) ¥1,300円
オーダーから1分くらいで「サラダ」が高速サーブ(笑)。

キャベツとレタス。和風ドレッシング。普通に美味しいです。

そしてそれから数分後に「スープ」

この「コーンスープが」が衝撃的にウマかったです👀!!!
とても投稿で旨味がグワーンときます。
洋食屋さんで長い間提供されている手作りのスープ。

唸ってしまうウマさでした。(3杯くらい飲みたい気分でした(笑))

そのうち11時40分にもなると、ゾロゾロと、サラリーマンやOLのお客様が入店してきました。皆さま、ほぼ常連客ばかりです。なにせ皆さま「アケオメ&コトヨロ」の旨、ホールの奥様やマスターにご挨拶しています。
(もしかするとこの日が年始営業だったのかしら??。もしそうだとすると、こんな僕みたいな”一見風情”客がお店の年始ポールポジションの座を奪ってしまい、申し訳ない気持ちになりました(;^_^A)
後続の常連と思しき皆さまは、皆さま日替わりランチを頼んでいたからか?そちらの方々の方が先にサーブされていました。

ということで、メインが提供されるまでは、そこそこ時間かかりました。

 

厨房からは焼き上げる香ばしい匂いが♪。目の前で沢山の肉料理を調理されているマスターの背中が素敵♪。コック帽ももちろんカッコいいし狭い厨房でスタッフさんと連携作業で効率よく捌いています。

 

そして、オーダーから15分経過し、ようやくライスとメインがサーブ。

ザ・洋食屋さんのハンバーグステーキ!
絶対にウマいヤツですよね(笑)。嬉しくなってきます♪。

熱々!超うまそう♪。そしてボリュームもありますね(奮発して250gにしてよかった(笑))!。
これ、1300円は結構安くないか!?(゚д゚)!?

 

熱々のパティーは。肉汁プッシャータイプではありません。
でも、とてもニクニクしい口当たり。

いわゆる”粗挽き”。久々にこのタイプのハンバーグ食べますが、美味しいですねえ。
キメの粗い玉ねぎと挽肉の食感がとても楽しいです。
洋食屋さんぽいのはもちろんのことどこか懐かしい家庭的な雰囲気もするそんなハンバーグです。

ご飯もなかなかの炊きあがり!フックラ炊き立て。(大盛でもいけるけど、いや、ご飯はこの量が適量だね。あくまで、ハンバーグが主役。)

デミグラスソースが家庭のソレとは一線を画す味わい。
醤油とか胡椒??・・・そしてソースとケチャップのデミ風味あります。
そして、肉の煮汁みがほのかに効いている感じ。
難しいことはわかりませんが、とてもウマい!
こちらの歴史の深さを感じる、深い味わいのデミソースです。

 

 

ジャガイモは細いのとブロック状のと2種類。(これも拘りなのかな?)

 

人参やブロッコリー。

 

 

 

ニクニクしい食感で、まさに「肉を喰らう喜び」そんな充実感で満たされました(*’ω’*)

久々にこのような”粗挽き”ハンバーグ食べましたが、「はせくら」さんのフワフワハンバーグとは対極的。(あらためて、僕は「どちらのタイプも好きなだな!」って実感(笑))
※「はせくら」さんの一角・<支倉 泉崎>さんについては、以前「投稿No305.<https://morisen.net/?p=13373>」にて詳しくご紹介しております。

 

 

モグモグと肉を噛みしめる幸せを満喫しながら完食。

ご馳走様でした。とても美味しかったです!
粗挽き食感が楽しい、そして”ニクニク”しい絶品ハンバーグでした(`・ω・´)b。

そして、250gは充実のボリュームでした。(腹ペコ男子の場合は、170ではちょい少ないかな?250gが適量かも。)

実は(後から知ったのですが)つい最近までこれが1000円だったようです(゚д゚)!
こんなマチナカにありながら、ものすごいコスト&パフォーマンスですよね!
(1300円でも決して、高いとは思いませんし)

帰り際、マスターのご挨拶もとても紳士でした。(サービス業界の人間として、皆割らないとな!って、こちらの背筋が伸びる感じです(笑)。)
奥様も、ずっと愛想良かったです。他のお客様とも終始、和やかに話されてました。

ということで20数年ぶりにやって来ましたが、(遅ればせながら)僕はすっかりこの店とお2人のファンになってしましました♪

惜しむらくは、土日祝日はお休みなんだよなぁ・・・。

平日ランチに来るのはなかなか厳しいなぁ・・・滅多に機会がないかも🤔。
ということで、(たまにはちょい奮発して)夜の部にも来てみようかなぁ?

次回は、評判の生姜焼きか、オムライスを食べたいです。(でも、皆さまが食べていた日替わりランチも美味しそうだったなぁ)

結局は、その日の気分で食べたいものを食べるかと思います(笑)。

 

 

 

【追記】
◆外に出ると、<弁慶>さんは若い学生さんたちが行列を成してました。

あれ?そんなにコスパ良かったっけ?(たしかにとても美味しいんですけどね。学生さん達をひきつけるような高コスパなメニューでも増えたのかな?しばらく行ってないので
これは近々・・・久々に再訪しないとな🤔💡。)
※<弁慶>さんについては、以前「投稿No119.<https://morisen.net/?p=5493>」にて詳しくご紹介しております。

 

◆東北電力本店ビル
IT業界では「エナジー」と呼ばれています。1999年から2002年に建設されました。

一方で、「旧電力ビル」は、「電ビル」と呼ばれています。
東北電力さんは、2002年に「電ビル」→「エナジー」に本店が移転しました。
(僕は個人的に、若い頃から「東北電力」さんにはいろんな(?)仕事でお世話になりました。他に明生ビルとか、レンボーとか、いろんな拠点があります。守秘義務があるからあまり多くは語れませんが(笑)。
そういえば、「電ビル」の方は、間もなく老朽化で取り壊しとなるようです。60年以上、仙台市民に愛された「電ビル」。2025年に取り壊し工事が始まるらしい。仙台のマチナカからまた一つ、「昭和の歴史遺産」が姿を消します・・・;)

さて、そんな「エナジー」ビル。昔はここは「仙台白百合学園」でした。

当時この通り沿いは、セーラー服の女学生が沢山歩いていてとても華やかな雰囲気でした♪。
僕も高校生の頃は(”諸星あたる”バリに?(笑))血気盛んだったので、いろんな女子高の学園祭に遊びに行っったものです。(呼ばれなくても行った(笑))
そして、中でも「白百合」の校舎&学園祭は、なんとも言えぬ崇高な雰囲気だった記憶があります(*’ω’*)。まさに「花園」でした。
(その後「仙台白百合学園」は、1998年に泉区紫山に移転し、エナジービルの建築が始まりました。平成時代に、いろんな高校が各校様々な事情でマチナカから郊外に移転しました。僕の母校も、マチナカから郊外に移転する時はかなりのニュースになったなぁ・・・