そういえば、伝説のグルメ(?)漫画「ミスター味っ子」の第一話は「カツ丼」でした。
それも「分厚いカツ丼」。下町を訪れた「味皇様」が、偶然、鄙びた「町の食堂」に立ち寄り、
厨房で謎の中学生”味っ子”こと味吉陽一郎が奏でる「分厚いカツ丼」を食べ、味皇様が「
なんじゃ、こりゃー?!」と、衝撃を受け・・・・。そこから「味っ子の快進撃」が始まる
・・・・そんな漫画でした。
あっ・・・こんにちは! 杜仙・食べ歩き班 です。思わず冒頭から脱線してしまった(;^_^A。
そんなわけで、今回ご紹介するのは「カツ丼」です。
カツ丼専門店「しぶき亭 東口本店」さん
2022年2月5日(土)10時半、約1年ぶりの訪問。
(注)「しぶき亭」さんのカツ丼は、決して「ミスター味っ子」みたいな「分厚いカツ丼」ではございません(笑)。普通の厚さのカツ丼です。分厚いカツ丼を食べたい方は、国分町<ひさご>さんをご利用くださいね(‘◇’)ゞ
<しぶき亭(東口)>さん、前回一度だけ訪店したことがありますがそれはテイクアウト利用でした。
↓その時の投稿はこちら
※テイクアウト特集第8弾「投稿No230.<https://morisen.net/?p=9923>」
ということで、こちらで店内飲食は初となります。
上記投稿において「しぶき亭」さんについて「アレコレ」説明していますが、今回あらためてご紹介します。
*****まずは「しぶき亭」さんについてアレコレ*******
◆苦竹の「苦竹本店」さん
まず「1号店」の方を紹介します。
仙台では「カツ丼業界」においてはかなり名の知れたお店です。
「カツ丼」と言えばまっさきに「しぶき亭」の名前が浮かぶ方も多いと思います。
<しぶき亭(苦竹)>さんは、仙台のカツ丼業界において、人気・知名度で間違いなく「3本指」に入る超・有名店です。
<しぶき亭(苦竹)>さんは、1980年創業なので・・・創業約42年です。老舗の部類に入ると思います。
ロケーションは宮城野区苦竹。45号線沿いにあります。国道45号線を行き来する「タクシーの運転手の方々」「トラック運転手の方々」を中心に人気を博すお店さんです。
<しぶき亭(苦竹)>さんのカツ丼の特徴。
「トロトロな卵」「肉厚柔らか上質なトンカツ」「結構なツユだく」
総じて「食べやすい、万人受けするカツ丼」です。
ちなみに、定食やラーメンなどもあります。
◆仙台駅東口の「東口本店」さん
そして、そんな人気店の分店が2018年12月に仙台駅東口・・・つまり駅裏(実際にはもうちょっと西方面かな?)にオープンしました。
住所は仙台市宮城野区名掛丁206-17 アリビオサイ 1F。
こちらには以前、中華<山雅>さんが入っていて、閉店後に居抜きでオープンしました。(余談ですが<山雅>さんのチャーハン、昔は私的炒飯ランキングでチャンピオンでした。閉店した時はとてもショックだったなぁ・・・)
※尚、住所は名掛丁ですが、ロケーション的には完全に駅裏ですのでご注意を!
もともと、超人気店の分店ですので、オープン当初から人気を博しています。
そしてオープンから3年以上経過し、今ではすっかり駅裏に定着した感があります。
カツ丼は、噂では基本的に「苦竹本店」の仕様をそのまま踏襲しているようですね。
(今回の投稿で詳しくご紹介いたします)
◆荒町の「しぶきのサンド亭」さん
つい最近・・・2021年5月に、若林区荒町に、カツサンドの専門店がオープン。
それが<サンド亭>さんです。たぶんテイクアウト専門店かな?
噂ではオープン当初から聞いてましたが、僕はまだ未訪です。
カツサンド好きな方は、要チェックですね(`・ω・´)b
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僕は「苦竹本店」さんの方は大昔に2回ほど食べたことがあります。
でも当時は正直・・・あまり「しぶき亭さんのカツ丼」が刺さりませんでしたm(__)m。
理由はとても単純明快で、「僕はつゆダクがあまり好きじゃない」からです。
「しぶき亭さんのカツ丼」は噂にたがわず「つゆダク」でした!。もろにツユダク!。
”お味”は、なかなか美味しかったんですけどね、どーにもツユダクが苦手で・・・。
なので、「つゆダク」ファン・・・そして「トロトロ卵のファン」には、めちゃくちゃ刺さるお店さんだと思います(`・ω・´)b。
そんなわけで、個人的にあまり好みではないので再訪が遠のき今に至りますm(__)m(まぁ当時、「そこそこ美味しいな」とは感じましたけどね。)
その後、先述のとおり<しぶき亭(東口)>さんがオープンしたわけですが、噂では「それほどつゆダクではない」って聞いてました。
で、去年「東口本店さんのテイクアウト」購入して食べたら、なるほど!「ツユダクってほどではない/卵+カツ+ご飯のバランスがとても良い/しかもウマい!」カツ丼でした(*’▽’)!
前置きが長くなりましたm(__)m。
そんなわけで、今回ご紹介するのは<しぶき亭(東口)>さんです。
前回初訪時はテイクアウトだったので、今回は満を持しての店内初飲食です(`・ω・´)b。
駐車場は店舗前に2台ほど。
「苦竹本店」さんに合わせてか?、こちらも10時半に開店します(マチナカで10時半開店に飲食店は結構珍しいかも)
2022年2月5日(土)の10時半・・・・開店早々でしたが、僕のそのあとにも2名くらい駆け込みで他のお客さんもゾロゾロ。朝っぱらから人気ありますね!
↓店内はとても清潔感があります。「定食屋」「お蕎麦屋」といったような雰囲気。
↑店内はカウンターが4席+4人がけのテーブルが4卓、と4人がけのテーブルが1卓。
あらためて店内は<山雅>さんの頃の面影は全くないです。(厨房でポーカーフェイス?の親方が鍋で黙々炒飯を調理されていた光景が懐かしく思い出されます・・・)
(前回、テイクアウト利用した時にも感じたのですが)こちらの店員さんとても接客が丁寧ですね。
とても教育されているんだな~って感じました。
メニューはこんな感じ
↓
↑普通のかつ丼、ひれかつ丼・・・・親子丼もあります。
定食もあるんだね!(苦竹にラーメンあったなぁ・・・。)
そして目を惹くのは「32丼」。なにやら「宮城県のブランド豚32℃で作るカツ丼」なんだとか。ブランド豚32℃とは?
どうやら、栗原市高清水で生産されているブランド豚らしい。
名称の由来は、名融点(脂が溶ける温度)に由来しているらしい。
「一般的な豚の脂の融点が38℃前後ですが、このブランド豚は、32〜34℃という低温で溶けることが特徴」とのこと。
へ~・・・興味をそそられますね。
でも敢えて、今回は「ノーマルなかつ丼」にしてみました(‘◇’)ゞ。
厨房はわりとオープンなので調理している姿が見えます。
おっ!ちゃんと揚げてくれているご様子(口コミサイトとか見たら、時間帯やタイミングによっては
揚げ置きもあるのかな?)。嬉しいねぇ~♪
6分くらいで着丼!
◆かつ丼 ¥900円
まぁ、名店です故、そこそこなお値段ですね(^^ゞ。でもまぁ千円しませんので許容範囲。(全然関係ないですが、<ひさご>さんも900円くらいで抑えておいて欲しかったなぁ・・・)
「苦竹本店」さん同様、底が浅い、広めの赤い丼。そして、木の匙(さじ)。
美しいビジュアルです♪
ぱっと見て、「苦竹本店」みたいな「卵トロトロ」タイプではなく、適度に卵に火が通っているようだ。(後から口コミ情報を見たところ、卵の仕上がりは結構、その日で「ブレ加減」があるようですね。要するに、結構トロトロの日もあるらしい)
三つ葉ものっていて彩っぽさを演出♪
味噌汁は「麩」が浮かんでいますね。
↓ドアップ!
↑やはり、それほど卵トロトロではないようだ。それでも「固まったところ」と「あまり火が通らずトロトロの部分」が、そこそこいいバランスだと思う♪(かえって、卵トロトロすぎる仕上がりよりもこの方が好きかも(`・ω・´)b)
トンカツの大きさは、ごくごく普通サイズ。わりと厚めかな?。8ミリくらいの厚さがあるかも。
↓ガブリ!!
↑衣が薄いので、お肉の食感がダイレクトに楽しめる感じだ。
脂身少な目。結構歯ごたえもあり肉肉しい感じです。うん、好みの食感です♪
タレは結構、甘口ですね。(まぁ、<竹>さんほど甘口では無い)
そして(嬉しいことに)それほどツユダクではないです(前回弁当食べた時もそれほどツユダクではなかった。)
箸でも食べれますが、匙だと食べやすいですね。
↓甘目のカツ丼ですので、途中で「七味」を振り振り。
それほどジューシーなタイプではないです。脂身が少なく、わりとパサパサなタイプのお肉なのかも。柔らかすぎず硬すぎず。噛み応えがなかなか良いねぇ♪
麩とわかめのお味噌汁。
ちょい味は薄めだけど、これはカツ丼の味がわりとしっかりしているのでバランスが取れてるのかも。(欲言えば、もうちょい「出汁」が欲しいかな?。もうちょい旨味が欲しいなぁ~)
麩入りなのは嬉しいねぇ♪
甘めのタレがしっかり衣に染みついているが、サクサクの食感も残ってます。
油や脂もギトギトしていることもありません。
夢中で、トンカツ→卵→ご飯・・・を食べ進めました。
↑ツユダクじゃないからご飯の断面も全然崩れません。
御馳走様でした。
なかなか美味しかったです(`・ω・´)b。(まぁ、テイクアウトの時に感動したほどではなかったですが、なかなか美味しいと思いました(`・ω・´)b。テイクアウトのカツ丼・・・こと”テイクアウト””お弁当”というカテゴリにおいては、最高峰だと思う。大袈裟なこと言うと、「あんなに美味しいカツ丼弁当」は過去に食べたことありません)
これは間違いなく万人受けするカツ丼ですね!
「バランスの良い美味しいカツ丼」だと思います。「お上品」「お上手」なカツ丼。
個人的にはそれほど刺さるタイプではありませんが、人には安心してお勧めできるカツ丼です(*^^)v
店員さんの接客もとてもホスピタリティ溢れる接客で雰囲気良かったです。
機会があったら、また食べてみたいと思いました。
【追記】
◆以前YouTubeで、「(本投稿の冒頭で戯れた)ミスター味っ子の、あの分厚いカツ丼」を再現している投稿がありました。ぶっちゃけ・・・全く美味しく無さそうでした!(笑)。
個人的な疑問ですが、、、「ミスター味っ子に出て来る料理やレシピ」って、本当に美味しんだろうか??
◆実は僕はカツ丼が好きです!(もし明日地球が消滅するとして・・・最後に食べたいものは
「うな重」「和牛すき焼き」「ラーメン」「カツ丼」「母の作るビーフカレー」の合計5品です。欲張り?!(笑))
◆個人的に好きなカツ丼
◎ここ数年は、片平<竹>さんが個人的に断トツでキングでした!。
ところが・・・・2021年10月末でまさかの閉店( ノД`)…。
もうあのカツ丼が食べれない・・・。いまだにダメージが大きいです・・・・。
※<竹>さんについては、以前「投稿No29.<https://morisen.net/?p=2824>」にて詳しくご紹介しております。(その後も何度か番外編でご紹介してます)
↑(注)もう既に閉店されいますのであくまで参考まで・・・。<竹>さんご夫婦、お元気かなぁ?
◎そうなると私的ランキング2位の花壇<かつどん家>さんが暫定1位・・・
となりそうなんですけど、どーも最近、(詳細は伏せますが)仕上がりがイマイチ(^^;)。
※<かつどん家>さんについては、以前「投稿No45.<https://morisen.net/?p=3184>」にて詳しくご紹介しております。(その後も何度か番外編でご紹介してます)
従って、王座は空位です。
◎むしろ最近は<ひさご>さんの方が<かつどん家>さんよりも好きかも。
国分町の<ひさご>さんは、ラーメン屋なのにカツ丼の方が人気のお店。
僕は、今の国分町に移転する前・・・三越南・タワービル裏の東一連鎖街商店時代(移転する前だから10年以上前)に頻繁に食べていました。
その<ひさご>さんの分厚いカツ丼が、最近自分の中で人気がぶり返してきています。
「分厚くてかなりワイルドなカツ」「無骨なカツ丼」「脂身も結構エグイ」・・・・そんなタイプのカツ丼ですので、本来僕があまり好きではないタイプではありません。でも、「ひさごのカツ丼」は、なんかそれがそれで”味や個性”があって昔からたまに食べたくなるカツ丼なんです。
(「きめ細かい仕上がりのカツ丼」や今回ご紹介したような「上品なカツ丼」を求めている方には間違ってもお勧めしませんm(__)m。あくまで「ガツガツとカツ丼をお腹いっぱい食べたい方」向きです)
※<ひさご>さんについては、以前「投稿No66.<https://morisen.net/?p=3769>」にて詳しくご紹介しております。
◎他のお店さんは、横一直線ですね。僕のその時の気分で序列はコロコロ変動しますm(__)m。
実際、「なかなか美味しいな!」と思うお店は何軒もあり、本ブログでもいろいろご紹介したりしている通りです。(具体的には、<一江庵>さんとか、<武田屋>さんとか、「結構美味しいな!」という感じです)
そんなわけで近年はなかなか・・・「個人的にグサリとハートにツキ刺さるようなカツ丼」に出会う機会が無いんだよなぁ・・・。
※長いこと・・・二十人町<やぶ清>さんも、六丁の目<きく家>さんも行ってないから、久々に食べてみて評価・採点したいところです(‘◇’)ゞ。もしかしたら刺さるかも?(でも<きく家>さんはたしか、結構ツユダクだったような記憶があります)