【杜仙・食べ歩き班_No.165】山形蕎麦の名店(一番町)
Posted on : 2019.12.12

こんにちは! こちら、杜仙・食べ歩き班です。
今回ご紹介するお店は一番町アーケードにあるお蕎麦屋さんです。
2019年7月28日の13時過ぎ、
山形蕎麦と炙りの焔蔵えんぞう)一番町店」さんを訪店しました。
山形蕎麦の老舗・名店です。

住所は青葉区一番町3-1-16 PARM-CITY131地下1階
いわゆる「131ビル」の地下にあります。(僕は、1990年代に「131」ビルに頻繁に来てました。当時は”イカしたレアもの”を扱うCD屋さんがあったり、洒落た喫茶店があったり、かっちょいいリーバイスを扱う古着屋さんもあったりetc・・・・個人的に高校生の頃から色々と思い出があるビルです。)

<焔蔵>さんは、昔から知っていますが仙台のお蕎麦屋さんとしてなかなかの有名処という印象です。昼は蕎麦屋ですが、夜は居酒屋としての顔を持ちます。
山形蕎麦のみならず、「山形県の食文化」を幅広く提供されているお店さんです。

「焔蔵」ブランドというカタチでいろんな顔で支店を展開されています。
具体的には・・・・『山形県山寺本店』、『名取のアタラタ店』『東京の新橋店』
そして仙台だと他に『定禅寺店』・・・・そんな感じですかね。
それぞれ「居酒屋」だったり「レストラン」だったりいろんな顔を持っているみたいですが
共通してるコンセプトは「山形料理」「山形の蕎麦を味わえる」です。

お店さんのHPを拝見すると「山形郷土愛」「山形文化へのリスペクト」が
熱く説明・紹介されていました。
まず、お店さんのHPからキャッチコピーを抜粋すると
本格山形蕎麦と旨さにこだわった厳選食材を東北の地酒と和みの空間でご提供至福のひとときをお楽しみください。』とのこと。
その他、HPを「経緯」などをざっと読んだところ・・・・・
<焔蔵>さんは山寺の創業500余年の「おのや」さんという宿坊が前身のようです。江戸時代の頃から山寺の麓で、山形の伝統的な食文化を発信されてきたみたいです。山寺を訪れる僧侶や、 かの有名な俳聖松尾芭蕉さんとのかかわりなどの説明されいました。(そうなると”老舗”とかいう次元ではないですね!もはや”文化遺産”級ですよね)
※ちなみに、「山寺」については、以前「参拝記事」を書いたことがありますのでご興味のある方は是非ご一読を!
⇔「投稿No131.<https://morisen.net/?p=5877>

山寺の文化に興味あるかた、是非・お店さんのHPを覗いてみてください。(私のつたない文章ではとてもうまくまとめることができませんがm(__)m、お店さんのHPには「江戸時代から続く、山形蕎麦文化の発展」についても熱く・かなり詳しく・多岐分野に渡りレクチャーされています。)

そんな歴史・こだわりのあるお店さんですので、看板商品とも言える「”山形蕎麦”への伝統・拘り・プライド」は並々ならぬものがある印象です。
なんでも、「職人さんが店内の打ち場で打ったそばをその日のうちに提供している」とのこと。で、「使用しているそば粉は100%、山形県内の契約農家で栽培されたもので、毎日石臼製粉して、”挽きたて・打ちたて・茹でたて”で提供するのがモットー」だそうです。
要するに”蕎麦通”をも唸らせるような本格的なお蕎麦を提供されています。
山形蕎麦は「げそ天」を一緒に頂くのが定番なので、もちろん<焔蔵>さんでもそのような食べ方を楽しむことができます。

まぁ細かいうんちくはさておき、一般的な知名度としても、<焔蔵>さんは、「山形の冷たい肉そばと板そばを安心して食べられる、しかもランチタイムはお得なセットメニューもありなかなかコスパも良い・人気のお蕎麦さん」という印象です。
また、様々な「山形の郷土料理」を楽しむこともできます。
芋煮鍋、冷たい肉そば、玉こんにゃく・・・・etc。
夜は、店名にも謳われているとおり、炙り焼きも楽しめるそば居酒屋になり、宴会なんかにももってこいですね。

そんな山寺出身の<焔蔵>さんですが、今回ご紹介するのは「一番町店」さんです。
こちらはいつごろオープンしたのか?は、あいにく勉強不足で存じ上げておりませんm(__)m。少なくとも・・・・僕はこちらに2010年頃に初訪しているので、”2010年よりももっと前である”ことだけは確かです。そういえば、最後にこちらに来たのはもう5年くらい前だなぁ・・・。すっかりご無沙汰していました。

前置きが大変長くなりましたm(__)m。

 

階段を下りるとそこにお店があります。

この日は連れと2人で日曜日の13時10分。10人くらいの待ち行列!!!
10分くらい並び、ようやく席に通されました。

↓ちなみに入口に麺打ち場があります。

↓地下1階に広がる店内は、想像以上に広々していて開放感があります。

写真には写っていませんが、「広々した座敷」なんかもあります。

実は夜には来たことが無いのですが、あらためてみると、「居酒屋」といった雰囲気がありますね。内装は古民家風でキレイですねぇ。宴会のみならず、デートにも良いかも知れませんよ。

もちろんこの日は「ガッツリ食べる、ランチモード」での訪店です!

↑コスパの良い「ランチ限定ご飯セット」を注文することに。

連れは「板そば+野菜天小丼セット」、僕は「冷たい肉そば+海老小天丼セット」をオーダーしました。

そこそこ混んでいたからか?配膳までは25分くらい要しました。

 

↓連れの方から
◆板そば(¥700円)+野菜天小丼セット(¥350円

↓こっちは僕の
◆冷たい肉そば(¥700円)+海老小天丼セット(¥350円

↑もう長いこと山形の肉蕎麦は食べてなかったのでなんだか懐かしいビジュアルです!

まずは肉蕎麦からご紹介します。
↓蕎麦は”コシ”が凄いです!

「店内手打ち」のPRに嘘・偽りはありません! とても”新鮮”で、コキコキしていて、
”これぞ山形のお蕎麦”的な歯応えでした♪

↓スープは、”鶏”の旨味があるものの、あっさりした上品なおだしのスープです。

甘さが控え目・油が少なめですっきりなテイスト。とても冷えているので尚更”さっぱり”した感じでした。(この蕎麦とスープのバランス。”飲んだシメ”なんかにも重宝しそうですね!)

↓鶏肉は、弾力があります。これぞ、山形蕎麦!

山形の冷たい肉蕎麦は、歯応えがしっかりした親鶏を使っているのが特徴。
白髪ねぎもたっぷりで食感も最高でした。

海老天丼、サクサクでまいうー♪

個人的な”経験側”としては、「和食系の小料理屋さん・割烹系のお店さん」等で天ぷらがサクサクしていて美味しいお店さんは、外れなくなんでも美味しい」という法則が当てはまる気がします。

↓お次に、連れの「板そばセット」をご紹介します。

薄く蕎麦が敷き詰められたこのビジュアル。
板そばについては、以前こちら「山寺のお店さん」の投稿にてご紹介しています。
⇔「投稿No149.<https://morisen.net/?p=6619>

タレと麺のバランスも良くて美味しい素朴な田舎蕎麦。
歯応えシッカリ。

↑蕎麦湯は濃い目だったようです。

 

 

ご馳走様でした。”蕎麦好き”の連れも大満足でした。(「美味しかったので大盛りにすればよかった・・・」と後悔していました(笑))

これだけ「綺麗な・伝統のある蕎麦定食」が、1000円程度で食べれるので「コスパも優良」なお店さんだと思います。

お昼時は確実に混みますが、平日夜なんかは比較的落ち着いて食事できると思いますのでお奨めですよ!

以上、よろしくお願いします。