【杜仙・食べ歩き班_No.149】山形名物『板そば』を堪能(In山寺)
Posted on : 2019.09.03

こんにちは! こちら、杜仙・食べ歩き班です。

今回はお隣「山形県」の食べ歩きなので、”遠征”編です。
今回ご紹介するのは、山寺で一番人気のあるお蕎麦屋
瀧不動生そば(たきふどうきそば)」さんです。

2019年5月4日(土)GWど真ん中に訪店しました。

お店さんの住所は山形県山形市山寺4359、まさに山寺の麓にあります。

この日、私は連れと2人で山寺を参拝しました。
山寺と言えば、松尾芭蕉の「奥の細道」にある有名な一句・・・・
閑かさや岩にしみ入る蝉の声」が有名です。その山寺を参拝する直前に食べに寄りました。

※山寺参拝については、こちらでご紹介しております。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「投稿No131.<https://morisen.net/?p=5877>

ちなみに、私はお蕎麦は大好きですが、それほど詳しくありません(=普段は<神田>さんでも200%大満足ですので)。
有名店もそれほど知りません(=そもそも「本格的なお蕎麦屋さん」は、自分のお財布には、ちと厳しいので、普段それほど積極的には通えません。そんなオッサン風情ですのでそれほど”蕎麦のうんちく”も語れません・・・悪しからずm(__)m)
でも・・・山形県といえば「蕎麦」と「ラーメン」の麺大国です。特に山形の「蕎麦」は「肉そば」「板そば」などが超有名です!
せっかく山形に来たのだから、”蕎麦ど素人”な私でも美味い蕎麦を食べたいです。
そんなわけでこの日は「板そば」をロックオン!
※連れは(僕と違って)ワリと”蕎麦通”なので何度か「板そば」を食べたことがあるみたいですが、実は私は未食!(正直、ザルそばとの違いをよくわかっていませんでした(笑)

◆山形の板そばとは・・・・
『板そば』は、江戸時代から続く山形県オリジナルの食べ方です。
『大きな長い板』or『木箱』にそばを盛り付け、農作等の共同作業や集会後に振舞ったのが由来らしいです。盛られた『山形風田舎そば』を、複数の同席者で分け合って食べられていた光景が古くから伝われています。

そんなわけで、この日は、家を出る直前にネットで『山寺近辺で一番美味しいそうなお蕎麦屋さん』をググって調べました。
そしたら、こちら<瀧不動生そば>さんがヒットしたというわけです。
観光地・山寺のお蕎麦屋さん??
そんな触れ込みですので、一見・「観光客目当てのおそば屋さん」と想像してしまいがちですが・・・ところがところが!『こちらは本格的な生そばを提供するお店さん』とのこと。なんでも・・・・
「山形県産の玄そばを使い、香り高く風味豊かな蕎麦を味わえる。日本の伝統”生そば“を堪能出来る。」との口コミが多数。さらに、「東北が誇る観光地山寺、その麓にある本格的なお蕎麦屋さん」との口コミにも”ビビっ!”ときました。
(グーグル先生は、使い方によってはとても便利だなぁと実感します。)

立地的には、山寺駅から山寺と反対方向に歩いていくとお店さんが見えてきます。
山寺駅から徒歩12~13分といった距離かなぁ。

↑お店の隣には店名の由来でもある「十六羅漢那伽犀那尊像」を祀る瀧不動(たきふどう)がありました。

↓入口もとても貫録あります!

GWど真ん中のお昼どきですのスゲぇ混んでます!

店内はすごく広々してます。
空席はありましたが、自動ドアの外の「待ち椅子」で10分くらい待ちました。
1階は、6人掛けテーブルが3つ、8人掛けが2つ、16畳ほどの座敷という感じです。
階には50名以上入れる 座敷もあるようです(さすがは観光地ですね!)

たまたま通された席は(運よく)見晴の良い窓際でした♪

すぐ外に庭園が見え、休憩所(兼・喫煙所)になっています。

なんともゴージャスな光景です。

こだわりの「生そば」を提供するお店さんですので、色々な「蕎麦の逸品」がラインナップされています。

田舎そばはもちろんこと、更科そばの合い盛り板そばもあるし、メニュー選びには目移りしてしまいます。。。。
でも私どものはこの日の目的である「板そば」をロックオン。

なかでもこちらのお店のお勧めは、『更科合い盛り板』との口コミ。更科蕎麦と田舎蕎麦が一緒になっている見た目も賑やかな逸品とのこと。更科と田舎の合い盛りなので、1.5人前はあるらしい。
自分はこれ食べたいな♪and天ぷらも食べたい♪

連れはシンプルに田舎蕎麦の板そばが食べたいとの御意向。

そんなわけで、僕は「更科合い盛り板天」 を、連れはシンプルに「板そば」を発注!

↓15分後に2っつ一緒に着膳!

 

◆板そば ¥1,260円

 

◆更科合い盛り板天 ¥2,300円

どちらもすごく見た目が美しい♪
嗚呼・・・食べるのがもったいない・・・・、けどもちろん食べます。

「最初は何も付けずに、蕎麦を」・・・と言いたいとこですが、僕はそんな崇高な”そば通”ではございません(笑)。普通に「汁」にくぐらせて食べます。

まずは『田舎』から食べてみます。

綺麗な茶色でピカピカしてます♪
見た目通りの、角ばった「カクカクした」食感の蕎麦です。

四角い顏。硬めでコシが強く、風味がガツンときます♪
うめぇ・・・。
田舎蕎麦はなんでも・・・「山形産わかおりの石臼粗挽き 挽きぐるみ(全層粉)そば粉」で打ったおそばとの触れ込み。(もちろん素人にはなんのことかはわかりませんm(__)m。とにかく、「うめぇ!」です。)

お次は『更科』も食べてみます

『更科そば』とは、そもそも(教科書によると)、「そばの実の中心部・サラサラとしたそば粉で打った、とても高価で貴重なお蕎麦」とのことです。(普段は知らないで「更科は結構白くてうまいねぇ」程度の認識で食べていました(笑))

まさしくそうめんのように白くそして細いです。我が宮城の「白石・温麺」もような口当たりです。田舎に比べると、柔らかく蕎麦の風味は弱いんですけど食べやすく ズルズルすする喜びに浸れます♪

両極端な蕎麦の合い盛りがとても楽しいです!!

天ぷらも美味しそう♪

抹茶塩がついてきました。
海老が2匹、椎茸にレンコンにかぼちゃというラインナップ。
衣も揚げたてでサクサク♪

身はとても柔らかい。そして適度にオイリーで熱々でとても美味しい。
↓海老は”先っちょ”だけ汁に潜らせて食べるのが好きです

総評としては、「茶色でカクカクした食感の田舎蕎麦+ピカピカ綺麗な色白の更科+サクサクで美味しい天ぷら」のコラボレーションにノックアウトです。とてもツルツル&コキコキしてて新鮮で美味しかったです。

蕎麦素人の私が言うのもおこがましいですが、とても蕎麦の香りがして、蕎麦自体に蕎麦の実を体感できました。何より、歯応えが最高でした。
もちろん「〆」に蕎麦湯を楽しみます。

ワリとサラッとした(濃度が薄め)のタイプでした。

わさびをチョビチョビと混ぜながら、美味しく飲み干しました。

ごちそうさまでした。
大変美味しゅうございました!(ここ5~6年の間に食べたお蕎麦では断トツで一番美味かったです)
多少値ははりますが、たまには本格的なお蕎麦もいいですね♪