【杜仙・食べ歩き班_No.419】仙台で食べれる尾道ラーメン(栗生)
Posted on : 2025.10.13

こんにちは! こちら、杜仙・食べ歩き班です。

今回ご紹介するのは青葉区栗生のラーメン専門店
麺工房 きわみや」さん。

2024年12月28(土)午前に訪店しました。初訪です。

住所は 宮城県仙台市青葉区栗生4-6-20

陸前落合駅から約800メートル、徒歩15分くらいのロケーション。

この地区は「愛子ラーメン街道」と呼ばれ、ラーメン店がひしめく仙台でも有数なラーメン激戦区です。<きわみや>さんはそんな激戦区で20年近く渡り、着々とファンを増やし確固たる地位を築かれた超人気ラーメン専門店です。

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💡💡<きわみや>さんってどんなお店??👀💡💡
◆創業は2007年1月
→老舗と呼ぶには全然お若いお店さんですが、あと少しで20年を迎えられますので、愛子ラーメン街道においては「結構なベテラン選手」と言える存在かと思います

◆愛子ラーメン街道でも屈指の人気店
→たくさんの人気店がひしめきしのぎを削る激戦区ですが、おそらく<みずさわ屋>さんの次に人気を誇るのが<きわみや>さんです。

◆住宅街にひっそりと佇むラーメン屋さん
蕃山通から少し入った閑静な住宅街のど真ん中で営業されています。
蕃山通に面する<みずさわ屋>さんや<伊藤商店(落合)>さんと比較するととてもわかりずらいロケーションなんですけどそれにも関わらず、行列店として20年近くも営業されているのがスゴイと思う。

◆尾道ラーメンを提供 
→尾道ラーメンは、広島県尾道市のご当地ラーメンです。
Wikipediaによれば・・・
煮干し+動物のスープに、濃い口醤油タレ。表面に背脂ミンチが浮かぶビジュアル。サカナの香り+背脂の旨味の奏でる濃厚な味わい・・・なんだとか ( ..)φ
※「尾道ラーメン」については、【追記】の項にまとめてみました φ(..)。

ブラックラーメンこってりラーメンも人気
→尾道ラーメン1本勝負ではありません。「ブラック」という呼称の漆黒のラーメンと,「天一バリのドロ系ラーメン」もお店さん自慢の一品。
「尾道」「ブラック」「こってり」いずれも人気があり、いずれも熱烈なファンから厚い支持を受けているご様子。
※メニューはなかなか複雑です(^^ゞ。のちほど詳しくご紹介します。

◆ファミリー層からも人気
→お昼の客層は圧倒的に「サラリーマン」「近隣住民の方々」が多いご様子。
しかし、「子供向けの絵本」「ガチャなどのアトラクション?」なども完備されていて
いわゆるファミリー層向けのおもてなしも充実。

◆お店さんの公式HP
<https://menkobo-kiwamiya.com/commitment/>

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💡愛子ラーメン街道でも有数の人気店💡

💡尾道ラーメンが食べれるお店💡

💡「尾道」「ブラック」「こってり」いずれも人気があり💡

 

 

仙台市民にとって「尾道ラーメン」は全く馴染みがありません。
TVなどでたまにみかける西日本のラーメン・・・それくらいの印象じゃないでしょうかね?🤔。
なにせ僕も、今回<きわみや>さんで「尾道ラーメン」を初めて口にしました(カップラーメンしか食べたことがありませんでした)

そんな仙台にて<きわみや>さんは、2007年オープンですから結構長いこと尾道ラーメンを提供されているんですね👀💡。
そして「尾道ラーメン」を食べれるお店は今現在<きわみや>さんだけかな🤔?と思われます。(違っていたらすいません💦。)

ご覧のとおり閑静な住宅街ですが、「開店前」「お昼の繁忙時間帯」はサラリーマンを中心にそこそこの行列となるようです。(この日僕らは開店5分前に到着したのですが、そのタイミングで5名くらい行列ができてました)

駐車場は店舗前に2台。

 

↓そして、道路挟んて店舗向かいに14台。

 

 

↓店舗入口

ウッディーな内装。綺麗な店内ではありますが、結構年季は入っている雰囲気ですね。

席は公式によれば「カウンター席4席/テーブル3卓(12席)/座敷2卓(8席)」の合計24席。
<みずさわ屋>さんとか<喜多郎>さんと比較するとだいぶゆとりのある空間ですね。

店内といたるところに漫画本が並べられています。
平成デビューのお店ですが、昭和感が感じられます(笑)。

↓お店さんのHPに、本に関する「こだわり」が書いたあってちょっと面白かった。
<https://menkobo-kiwamiya.com/store-information/in-store-manga-books/>

なんだか親近感がわく記事でした(笑)。

↓入口にはガチャ(ビンゴ?)

 

 

 

メニューをご紹介
※2024年12月当時のメニューです。現在はおそらく(他のお店同様)値上りしていると思います。

先に申し上げると、「なんの予備知識もなくフラっと立ち寄ったお客さん」の目線だと、戸惑ってしまうくらいバリエーションがあり、なかなか複雑です。ですので詳しくはお店さんのHPをご参照ください(価格もそちらが最新かも。かなり丁寧にシステムが記載されていまし、一品一品、お店さんからの丁寧な説明書きがあります)
↓お店さん公式のメニュー説明
<https://menkobo-kiwamiya.com/menu/>

一応、僕なりにわかる範囲で整理してみました(認識齟齬あればごめんなさい)

大きくは「①あっさり系らーめん」「②こってりらーめん」そして「③サイドメニュー」

 

①あっさり系らーめん

・看板の 尾道らーめん
⇔麺は「尾道麺(細い麺)」のみ
※ただし、「替玉」発注の際は、好きな麺を発注できるようです。
⇔スープは「醤油」のみ
魚介(小魚)+動物(鶏ガラ&豚骨)のWスープに、濃厚な醤油ダレ。

・らーめん
⇔「尾道らーめん」のトッピングバージョンという認識です。ただし、「ブラック」か「醤油」かを選べ、麺も選択可。
※違ってたらすいません。もしかしたら、尾道らーめんとスープが少し違うのかも?🤔?
⇔麺は「中華麺/尾道麺」から選択
⇔スープは「ブラック」か「醤油」
「ブラック」は漆黒のスープ。いわゆるいまや仙台市内でも散見される「ブラックラーメン」です。(仙台の色んなブラックラーメンについて【追記】の項にまとめました)

・ブラック太麺
⇔「太麺」限定
⇔麺の量を「150g/200g/250g」から選択
⇔「ブラックつけ麺」への変更が可能

 

 

②こってりらーめん

・こってりらーめん
(注)土・日祝日は、11:00~から提供。平日は13:00~の提供
⇔麺は「中華麺/尾道麺」から選択
⇔スープは「醤油/味噌/煮干し」から選択
いわゆるドロ系。魚介系豚骨。
甘目でドロっとした超濃厚スープが癖になる。
※天下一品のこってり近いとの意見が散見されました

・つけ麺
(注)土・日祝日は、17:00~からの提供。平日は11:30~から提供
⇔この日は土曜日の昼前だったので、提供前なのでこの日はメニューが配布される写真とれませんでした。
⇔豚骨醤油のつけ麺 らしい

③サイドメニュー
「ねぎチャーご飯」、「皿わんたん」、「豚そぼろご飯」、「やわらかポークカレー」、「ライス」など。その他、多彩な各種「トッピング」類。

お得なセットとしては「麺類には+350円でやわらかかポークカレー(小)をつけられる」

 

↓ちょっと前まで「平日限定のランチメニュー」セットがあったらしい👀。

↑「尾道らーめんランチ」という名称で、醤油らーめんと鶏そぼろご飯のセット。
1日各30食限定で¥750という価格設定(数年前は600円台だったご様子)
これを目当てに大勢の人たちが昼前に行列を成していたようですね。「廃止」じゃなくて「休止」と書いているので、復活を待ちわびているファンも多いとお見受けします。

 

④煮干し太麺

これは最近売り出しの逸品のご様子。カテゴリとしては「①あっさり」に入るのかな?

こちらはブラック太麺よりももっと極太で、いわゆるワシワシ&ゴキゴキ仕様ですね。
近年、若者を中心に流行った系。まぁ、確実に好き嫌い別れるタイプのラーメンです。
(どうしても比較対象で<渡辺>さんになりますね)

 

⑤その他(補足)
尾道麺は中華麺は、どちらも細麺だが、前者は後者よりも低加水で細い麺とのこと。
※数年前まで「尾道麺」は、本場・尾道バリの「平打ちストレート麺」で提供されていたようです。現在平打ちではなく細麺になったのは、仙台であまり平打ち麺が根付かったのかな?

・麺は全て、浅草開化楼の特性麺使用とのこと(素人なんで詳しくはわかりませんが、東京の有名な製麺所らしい)
・トッピングの肉玉バージョンがなんともゴージャス! そして安いです!
・卓上のエビ粉と胡椒で適宜・味変し楽しめるらしい。

・↓いろんなこだわりがお店さんのHPで解説されています。
<https://menkobo-kiwamiya.com/commitment/>

ということで、メニューは良くも悪くも複雑です(^^ゞ。
「尾道らーめん」「ブラック」「こってり」だけでトッピングや麺の種類やトッピングまで考えると、いろいろ悩んでしまいますよね。。。
初めて訪店する場合は、絶対に予習してから行くことを推奨します。
(僕は「尾道らーめん」or「ブラック(太麺か細麺)」くらいしか予習してませんでした。)

僕はブラック太麺を、「麺量:250グラム」で、それとサイドの「カレーセット」をオーダー。

相方は「味玉ラーメン」を「スープ:醤油」「麺:尾道麺」でオーダー。

店員さん達は無駄のない動きでオーダーを担々と捌いている印象でした(クールな印象)

 

 

 

 

◆味玉ラーメン(醤油)(尾道麺) ※¥790円

◆ブラック太麺(250グラム) ※¥790円 
  +カレーセット※¥350円

※いずれも食べた当時の価格です。

どちらも想像通りのビジュアル。

 

まずはブラックラーメン。角田ブラックと同じくらい黒いですね。
ところどころに「背脂ミンチ」が浮かんでいるところが、尾道リスペクトかと思われます。

スープ。予習どおり、動物系+サカナですね。
多くのお店のブラック同様、ぱっと見しょっぱいかなと思いきや、独特の甘みとサカナがぐわーンときて、優しい味わいです(*‘ω‘ *)。

マイルドな醤油の旨味と背脂でバランスが良いスープです♪。

麺はモチモチの太麺。太いけど、「ワシワシ系・ゴワゴワ系」とは一線を画す優しい食感の麺です(‘ω’)。

メンマは細長い穂先メンマ。<渡辺>さんよりも細長いです。

チャーシューはホロホロ。少し濃い目の味付けでした。

うん、ブラック美味しいですねぇ♪

カレーライス(小)。これで小サイズ!?。なかなかボリュームありました。

辛さは中辛。
スパイシーな味わい。柔らかく煮込んだホロホロのポークがとても美味しい!

手作り感もあり、なかなか美味しいカレーライスでした。

 

さて相方の普通の尾道ラーメン。
予習どおり、背脂ミンチが特徴的で美味しそう♪。

<きわみや>さんの「尾道麺」=「低加水の細麺」
豚バラチャーシューも見るからにトロトロ。

味玉も秀悦な仕上がり。

普通に美味しそうに食べてましたが、「なんか独特な味わいかも」とのコメント🤔!?

僕も少しもらって食べてみました。
スープをズズズ・・・

あれ? 小魚で出汁をとった端麗スープとあるが、予想よりも魚介の出汁感は薄いかな🤔。
動物系の出汁感も弱いかな?。生姜が入っている?
総じて、サカナをあまり感じない、優しい味わい。ちょっと想像と違う、独特な味わいでした。(おそらくカレーライスで僕のいつもの馬鹿舌がさらに麻痺していたのかも(;^_^A)

麺は見た目通りのパツパツ食感の細ストレート麺。スープによく絡んでとても美味しかったたです!

あとはスープにぷかぷか浮いてる背脂ミンチが最大の特徴

 

個人的には、尾道ラーメンは「それなりに美味しいけどあまり刺さらず」でした。
それよりも「ブラックらーめん」が美味しかった(`・ω・´)b。

 

深みのある醤油の旨味と風味にしっかりしたサカナ出汁がとても美味しい。サカナが想像よりも強かったです。

太麵もモチモチでとても美味しかった。麺量も250gでギッシリ入っているのが嬉しいです。

総じて、ブラックは「東仙台ブラック」に似ているかも🤔?

小カレーも結構なサイズがあり、ボリューム満点なセットでした。

 

 

ご馳走さまでした。

なかなか美味しかったです(`・ω・´)b。
「尾道らーめん」の方は僕はあまり好みでなかったですが、人気があるのは理解できました。

あとは、ブラックを細麺で食べるのもアリだな~。次回はブラック細麺かな。

いや次回は、こってりを食べたいです!(この日、あまり予習しないで訪店しましたが
口コミ情報で、こってりが確実に自分に刺さりそうです)

あとは、替え玉という両麺味わえる選択肢があるのでこれも良いですね♪

落合方面愛子方面は、<みずさわ屋>さんをはじめとして色んなお店があるのでなかなか再訪頻度は限られますがまた是非来たいと思います。

 

【追記】
◆尾道ラーメンとは?
尾道ラーメン(おのみちラーメン)は、尾道市を中心とした広島県備後地方のご当地ラーメン。

スープ: 鶏ガラベースの澄んだ醤油スープに、瀬戸内名産のいりこ(小魚)のダシが加えられることが多く、独特の風味がある。
背脂: スープの表面に浮かんだ液状の脂や、細かく刻んだ背脂ミンチが味と見た目のアクセントになっている。
麺: 平打ち麺が基本だが、中細のストレート麺が使われたりもする。
トッピング:基本はチャーシュー、ネギ、メンマで、シンプルにまとまっています。

詳しくはWikipediaを参照ください

<https://ja.wikipedia.org/wiki/尾道ラーメン>

前述のとおり、今現在で仙台で「尾道ラーメン」を提供するお店は<きわみや>さんだけかな?と思われます。ただ、ちょっと前まで宮町に「尾道ラーメン専門店」がありました。
数年前にオープンし、コスパも良くてホスピタリティ溢れる接客で、結構人気店でした。
僕も行こう行こうと思っていたのですが、いろいろご事情があったようで残念ながらわずか2年くらいで閉店。(たしか、よその県に移転だったかな?)

あとは、以前、ガス局近くの中華料理店で「尾道ラーメン」という呼称で中華ソバを提供しているお店がありました。ただし口コミ情報によればそちらの「尾道ラーメン」は名前に反して、あまり本場のソレっぽくなかったようです(^^ゞ。そのお店も数年前に閉店。

いまのところは仙台の地では<きわみや>さんの一人勝ちですね。

(余談ですが、<きわみや>さんの凄みは、「今回の僕みたいに尾道ラーメンがあいにくあまり刺さらなかった場合」でも、他のラーメンでも勝負できることですね。「ブラック」は結構好みでしたし、「こってり」は絶対にハマりそうです。そういった点なども踏まえ、色んなカードが揃っているので)今後もずっとこの地で繁栄しそうなお店さんだと思います。

◆愛子ラーメン街道
愛子駅・陸前落合駅周辺のエリア。
国道48号線、国道113号線、そしてその2本を結ぶ蕃山通は「愛子ラーメン街道」と呼ばれ、ラーメン店がひしめく仙台でも有数なラーメン激戦区です。
<https://ja.wikipedia.org/wiki/愛子拉麺街道>
あいにくまだ<みずさわ屋>さん、<喜多郎>さんしかご紹介できてません
(こっち方面に来ると、正直なところ<みずさわ屋>さんにばかり行ってしまいます。ちなみに「伊藤商店」さんに関しては、もはや仙台のマチナカで食べれるので、落合に来てわざわざ食べることはなさそうです。)

※<みずさや屋>さんについては、以前「投稿No78.<https://morisen.net/?p=4115>」にて詳しくご紹介しております。(その後も何度も番外編でご紹介しています)
※<喜多郎>さんについては、以前「投稿No78.<https://morisen.net/?p=4115>」にて詳しくご紹介しております。(その後も何度も番外編でご紹介しています)

◆ブラックラーメン
全国的に有名な富山ブラック。
これのインスパイアなのか?あるいはリスペクトなのか?、仙台にも近年「●●ブラック」という呼称のラーメンが増えてきました。
<翔>さんの、「東仙台ブラック」<東京屋>さんの「東京ブラック」、<一休>さんの「一休ブラック」など。(あ、「一休ブラック」はまだ未食だったな🤔。いずれ食べてみたいです。)

※「東仙台ブラック」については以前「投稿No210.<https://morisen.net/?p=9064>」にてご紹介しております。
※「東京ブラック」については以前「投稿No182.<https://morisen.net/?p=7814>」にてご紹介しております

いずれも見た目ほどしょっぱくなくて上品な味わいが特徴。
なので、僕がこよなく愛する「角田ブラック」は明らかに異色ですね。あちらは見た目通り狂暴でジャンクな味わいですので。

※「角田ブラック」については以前「投稿No140.<https://morisen.net/?p=6214>」にてかなり詳しくご紹介しております。(その後も番外編で何度がご紹介しています)