【杜仙・食べ歩き班_No.322】山形名物の肉そば IN本町
Posted on : 2023.01.29

こんにちは! こちら杜仙・食べ歩き班です。
今回は久々に「お蕎麦」をご紹介します。

今回ご紹介するのは 青葉区本町
「肉そば 藤七(とうしち)本町分店さんです。
『山形名物の肉そば』を提供されるお店です。

住所は仙台市青葉区本町2-13-10 菊田屋ビル 1F
このテナントは大昔から「酒屋&たばこ屋の菊田屋」さんが入ってました。
このテナントに、2019年6月にオープン。

僕は以前、テイクアウトで一度利用したことがあります。
その際に、お店についてはザックリとご紹介しています。
※テイクアウト特集第9弾「投稿No233.<https://morisen.net/?p=10043>」

これまでまだ店内ではまだ食べたことがありませんでしたが、ようやく去年の7月と今年の1月(つい先週)、2回ほど訪店しました。
今回、これを契機に<藤七(本町分店)>さんについて詳しくご紹介します。

その前に・・・
今回ご紹介する<藤七(本町分店)>さんは、上杉の<藤七(上杉本店)>さんの分店にあたります。
ザックリとですが、両店舗について、まずはご紹介します。
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■<藤七(上杉本店)>さん
宮城県仙台市青葉区上杉3丁目3−16。
愛宕上杉通り沿いにあります。
店主様は山形出身。
山形出身の店主様が『山形の名物の味』を仙台にも広げていきたいと決意して2015年8月にオープン。

その『山形名物の味』とは・・・
河北町の名物『肉そば』です。
汁(つゆ)は、鶏出汁の効いた冷たいスープ。蕎麦は黒くて太くてコシの強い田舎蕎麦。
トッピングに、コリコリ歯ごたえのある親鶏肉と小口切りのネギが乗る素朴なビジュアル。
どこで食べても(基本的に)ボリューム満点。

「お蕎麦王国山形」には、いろんなお蕎麦が存在します。中でも、
「肉蕎麦」は、「とても庶民的でボリューム満点な郷土料理」として山形で非常にポピュラーな存在です。
いまでは全国で見かけますし、仙台でもチラホラ見かけます。

そんな『山形の名物の味』を本格的に仙台に広めようと仙台にオープンしたということです。

お昼時間帯しか営業していません。
客層は立地柄、サラリーマン・・・特に、官公庁の方々が多い印象です。
尚、お蕎麦屋さんというと、年配のお客さんが多そうな気がしませんか?
ですがこちらは「ガッツリ食べて腹いっぱいなれる」ということもあってか、若者からも
とても人気のお店さんでもあります。

そんな<藤七(上杉本店)>さんは、2015年にオープン当初から超人気店ですが、その後も
確実にファンを増やし、今では「仙台の山形肉そば」としては一番有名・一番人気のお蕎麦屋さんと言っても過言ではりません。

■<藤七(本町分店)>さん
そんな超人気店<藤七(上杉本店)>さんの分店として、本町に2019年10月にオープンしました。住所は冒頭に記載の通り。

メニューもいろいろなルールやオペレーションも、基本的に<藤七(上杉本店)>さんと一緒です。

こちらもお昼時間帯しか営業していません。

客層は、サラリーマンが多いのは「本店」と一緒ですが、こちらは「学生の街」にあるので、若者のお客さんも非常に多いですね。

■長々と書きましたが整理しますと・・・・両店とも・・・
◎仙台に居ながら本格的な『山形の冷たい肉そば』をとてもリーズナブルなお値段でガッツリ食べることができるお店
◎老若男女問わずから人気があり、12時過ぎたら行列
(後述するとおり)並盛りでもボリュームが凄い! 腹パンパン!

詳しくはお店さんHPを参照ください。

<https://nikusoba-toshichi.com/>

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※ちなみに<藤七(上杉本店)>さんへは過去に一度しか行ったことがありませんm(__)m(とても美味しかったのですが、とても混んでいて長時間並んだシンドイ記憶があり、なかなか再訪意欲がわかず(^^;))

 

 

 

以下、今回は<藤七(本町分店)>さんについてのご紹介です。

 

 

 

【メニュー】

◆基本メニュー
とてもシンプル。
「肉そば」「鳥中華」「つけそば」の3種類。
それぞれ「並」「大」「でっかい」のランクから選びます。
「並」=450g
「大盛」=550g
「でっかい」=750g

◆基本的に「冷やし」だけですが、冬季だけ温麺も選択できます(「冬季」の具体的な期間については、すいません、存じあげておりませんm(__)m。お店さんに聞いてみてください)

◆他にゲソ天とビール、日本酒があります。

 

↓入口すぐ右にあるレジでオーダーし先にお会計するシステムです。

分かりやすく、ルールを説明しときますね💡

【ルール】
①店内のウェイティングシート(=待ち椅子)が満席の場合は外で並ぶ
②入ったら、入口すぐカウンターにて食券を購入する
③食券を握りしめ、店内のウェイティングシートに座って待つ。
④食券に書いてある番号を呼ばれたらカウンターへ行き、蕎麦を受け取る。
⑤開いている席に移動する
⑥食後は、カウンターへ食器を返却

ウェイティングシートは、5人くらい座れそうでしたね💡。

※素朴な疑問。上記フェーズ⑤にて席開いてない時ってどうなるんだろ(^^;)。

 

【店内のレイアウト】
中央に立ち食い席×約6席
壁側にカウンター席(椅子付き)×約6席
出入口付近に2人用の席(椅子付き)

※立ち食いとなるか?椅子に座って食べるか?は、その時の運となります。

ウェイティングシートに座ってから、だいたい5~6分で呼ばれるようですね。

「x番の方~」と呼ばれますので、トレイを受け取り席に移動しましょう。

 

 

さてさて前置きが長くなりましたm(__)m。
一気に2回訪店ぶんを食レポいたします(^^)v

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【その1】:
2022年7月30日(土)11時

外は炎天下。冷たい肉蕎麦がまさにうってつけの日でした(`・ω・´)b。

「肉そば(並)」をオーダー。

◆肉そば(並) ¥700円

受け取って、まずはボリュームに驚きます。(コレ・・・僕は大盛だったら食べきれないな(^^;))

たっぷりの汁(ツユ)の上に、鶏油が浮いています。
お蕎麦は見るからに田舎蕎麦。鶏肉が惜しみなくのっています。
そしてネギもタップリのっています。

 

↓蕎麦をリフトアップ。 ブラボー! 美しい田舎風蕎麦ですねぇ(*’▽’)!

弾力感のある黒い蕎麦です。ツルツルしていてとても喉ごしが良いです!

嗚呼・・・とてもウマい!

 

↓汁は、さっぱりとした鶏ベースで、見た目と違ってとてもお上品なテイスト。

やや甘めのあっさりとした出汁。
「冷たい肉蕎麦」と謳われてはいますが、<藤七(本町分店)>さんは、常温の汁でして、
決して「キンキンに冷えたツユ」ではありません。

鶏油のコクがあるけれど脂はしつこく感じません。
甘くて旨みのあるスープです。
そして、鶏の出汁に交じって、魚介の節が微かに感じ取れます。

 

とても爽快なスープです。そのスープに田舎そばがとても馴染んでいます。

 

↓鶏肉もかなりのボリュームです(*’▽’)!

コリコリの親鶏と、やわらかいササミ風の2種類の食感が全く異なるのでとても楽しいです。どちらもウマい!

↓途中で七味を投入

 

蕎麦はとてもツルツル!とても重い!太い!

そしてとてもコシがあります!

 

↓コリコリの親鶏は、嚙めば噛むほど旨味がでてきます。これぞ山形蕎麦の醍醐味!

↑一方で、ササミ風の鶏肉は、柔らかくてアッサリした感じ。
どちらもとても美味しかったです!

↓食べても食べても減らない感じが素晴らしいです(”◇”)ゞ

あらためてとてもボリュームのある蕎麦だなぁ。相当な食べ応えですよ。(小食の人にはキツイだろうなぁ)

 

ご馳走様でした。

美味しく完食!
僕にはこの「並」が、ちょうど大満足するボリュームでした。とても美味しかったしお腹もパンパンです!(やはり、「大」は無理そうです(^^ゞ)
伸びにくいため、最後まで食感を楽しめました。

 

 

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【その2】:
2023年1月21日(土)11時45分

この日は寒いので「温かい鳥中華」をオーダー。
(先述のとおり、冬季限定で「温かい●●」を指定できます)

「鳥中華」はお蕎麦屋の賄いメニューから生まれた逸品であることは有名ですよね。
たしか山形発祥なのは知っていましたが、肉そばとは違い、「天童名物」らしいですね。

 

◆温かい鳥中華(並) ¥700円

「ツユは肉そばと一緒で、で蕎麦の代わりに”中華麺”が入っている」との説明されています

これがいざご対面すると・・・へ~「中華麺」というよりも「更科蕎麦」に近いですね(゜o゜)。色は、ほぼ白に近かな。
※すいません、実は僕は、「鳥中華がどんなものか?」は、定義も含めきちんとわかっていません(^^;)

鶏肉もネギも一緒。
「肉そば」との違いは、あとは、「ゲソ天の天かす」と「刻み海苔」のってました。

↓中華?麺。

中細ストレート。柔らか目ですね。口に含むと、ますます「更科」みたいな味わいでした(^^ゞ。
柔らかいですけど、弾力がある食感です。美味しいですねぇ♪

汁はこの日は前回の肉そばよりも鶏油が多めでした。(もしや鳥中華の方が、ややオイリーに仕上げているのかな?)

 

↓鶏肉はコリコリした食感で旨味が凝縮されています。

↑天かすから油分と旨味が滲み出て、「たぬき」としての仕事を果たし、パンチが増しました。良い塩梅ですねぇ(`・ω・´)b。

 

それにしても・・・鳥中華も食べても食べても減らいないなぁ・・・(^^ゞ。
↓一味を投入!

 

 

美しいストレート麺です。

そうか💡。なんか老舗蕎麦屋<大盛庵>さんの中華そばもこんな感じだったよな!
※<大盛庵>さんについては、以前「投稿No264.<https://morisen.net/?p=11565>」にて詳しくご紹介しております。
たしかに「蕎麦」よりも、より「小麦感」がしたような気がする(なんとなく)

鶏肉もボリュームがあり、心ゆくまで堪能できました(*^^)v

 

ご馳走様でした。

あたたかい鳥中華もとても美味しかったです。

次回は冷たい鳥中華を食べてみよかな。

 

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そんなわけで、今回は一気に2回ぶんを投稿してみました

個人的には、「肉そば」の方が「鳥中華」よりも美味しかったです。

仙台で山形肉そばを食べたい方は、是非一度お試しください!

 

 

【追記】
◆土曜日のお昼は比較的すいております。もちろんタイミングによっては行列できていますが、平日ほどではないようですね。わりとすんなり食べれると思います。

◆ネット情報の受け売りで恐縮ですが、(以前も書きましたが)
山形蕎麦文化についてウンチクを述べると・・・
『山形での蕎麦は、そもそも農作業とかの合間に食べる即席でお腹を満たす目的の食事であり、量をケチケチすることは論外。農作業の合間に美味しい蕎麦を景気よく腹いっぱい食すという文化』・・・とのこと。
そういった背景もあるので、山形蕎麦ってどこのお店でもボリュームがスゴイんですね。
※並盛でも、普通のそば 2人前以上のボリュームがあります。ですので、食が細い人には、シンドイかも知れませんね(;^ω^)

◆げそ天
これも山形県民に好まれる一品らしい。
実際、お客さんの6割くらいはこれをオーダーしていますね。「これが無いと、肉蕎麦じゃない!」って声も聞かれるほどです。(私事で恐縮ですが・・・実は僕は、「イカの揚げ物」が得意じゃないので滅多なことでは食べませんm(__)m。げそ天はもとより、イカフライ も イカ天ぷらも苦手(^^;))