【杜仙・食べ歩き班_No.311】「とり中華」を求めはるばる県北へ(加美町)
Posted on : 2022.11.20

こんにちは! こちら ”Gu-Guガンモ” こと、杜仙・食べ歩き班です。

今回ご紹介するのは加美町の行列ラーメン店
おざわ食堂」さん。

2022年5月4日(水)の午前、相方と2人で訪店。2人とも初訪です。

<おざわ食堂>さんは、県北のラーメン専門店です。
お店がオープンしたのが1976年とのこと・・・今年で創業46年。
老舗の部類に入ると思いますね。
創業当初から県北では有名なお店さんですが、「近年提供開始した”とり中華”がとても美味しい」とのことで以前にも増して人気が沸騰したらしい。

住所は、宮城県加美郡加美町字旧舘一番72-1
県北です!仙台からは遠いです!
最寄りの駅が、西古川駅ですがそこから4キロくらい離れたロケーション。(近隣の方以外は、車じゃないとちょっと行けない立地ですね(;^_^A)

その「とり中華」とやら。
2年くらい前に「サンドのぼんやり~ぬTV」で紹介されていて知りました!(失礼ながら<おざわ食堂>さん自体、番組を見て初めて知りましたm(__)m)

この日は県北方面に用事があり、相方と車でブラブラ。

加美方面で食事・・・実はもう一軒、昔から気になっている、<やっこ食堂>さんにも行きたくて、どちらで食べようか?直前まで悩みました。(地図みると、<おざわ食堂>さんも<やっこ食堂>さんもご近所。僕はどちらかと言うと、<やっこ食堂>さんで食べたかった。でも相方の「とり中華を食べてみたい(^^♪」の一言で、<おざわ食堂>さんに決まりました(‘◇’)ゞ。

予習段階で「閑静な住宅街の中にあり分かりずらい」とは聞いてましたが、住宅街の奥にあり、たしかに分かりずらかったです(^^ゞ。(地元や近隣の方々以外は、カーナビ必須だな(;’∀’))
そして、住宅街に溶け込んでいるので、注意しないと見落として通り過ぎてしまうかも、、、です。

 

民家を増築して店舗がある・・・そんな雰囲気。
そして、結構綺麗な建物ですね!
口コミサイトの情報によると、数年前にリフォームしたらしい。

駐車所は店舗前に、10台くらいかな?駐車場自体は横長で広々とした印象ですが、道幅が狭いので、混んでくるとわりと停めずらいかも、です。(それと、住宅街の細路地を通りこちらに辿りつきますので、駐車待ちを路上でしてしまうと、大迷惑になるような気がした。駐車する時はいろいろ配慮が必要ですね)

この日は開店15分前・・・10時45分に到着しましたので、すんなり駐車できました(`・ω・´)b。

到着した時点で、すでに2人待ち。

そして10人を超える行列ができたころ・・・10時55分に開店。(11時開店なので5分前倒し)
そのころには駐車場は満車となっていました。

 

入るとすぐに券売機があります。
券売機でまずは食券を購入してから席に案内されるスタイルです。

とにかくメニューが豊富!
ラーメン類だけでも「中華そば」「とり中華そば」・・・ふむふむ、「とんこつラーメン」「五目中華」・・・おっ、「みそ」もあるのか・・・。
かつ丼やカレーライスまであります。予習してから行かないと、確実に悩みますね(;^_^A。

予習段階ではなんといっても「とり中華そば」を食べたくて。
でも、口コミサイトみると「五目中華(しお)」も旨そうだ・・・。

一瞬迷いましたが・・・
相方が「とり中華そば(しお)」をポチり。
なので、僕はスタンダードな「醤油味」にしょうかな。「とり中華そば(大盛)」をポチッとな。

↓開店時は、券売機まわりは結構な”密”ですね(‘◇’)ゞ。

 

店内は、オーソドックスな「食堂」といった感じですね。

総席数24席(テーブル、座敷、カウンターもありました)

ホールでは、店主様?と若いバイト風の男性店員の2名で接客対応されていました
厨房はちょっと様子を伺い見ることはできませんでいたが、複数名で対応されているご様子。

ホールでは店主様?が自ら陣頭指揮をされている雰囲気。
客の誘導もスムーズで、物腰も柔らかな印象(‘ω’)b。(一方で、若い男性店員さんを観察していたら、ハラハラする出来事が色々と(;´・ω・)。もちろん詳細は伏せますね(^^;)。おそらく入りたてホヤホヤ君かなぁ?。それを店主様?が、手取り足取り丁寧に指導していました。お客さんはそれをジッと見守る感じ。仙台マチナカだと、どうしてもギスギスした空気になりがちですけど、この辺が地域性かな?。ホッコリした緩やかな空気。要は、お客さんも優しいんだなって感じました(`・ω・´)b)

 

7分くらいで着丼!

 

↓僕の対戦相手
◆とり中華そば(大盛) ¥830円

おお(゜o゜)!予想以上のボリューム(笑)。これ、おそらく”ダブル”くらいあるかも?!。
嬉しいねぇ♪
見た目は、優しそうな中華そば。
具材は、若鶏のチャーシュー+茹で玉子+ネギ+メンマ+ナルト。
うん、絶対にウマそうなビジュアルです(*’▽’)。

相方の対戦相手

◆とり中華そば(しお)¥730円

具材は醤油と一緒。醤油ダレがないぶん、より鶏油がはっきりと浮かんで見え、オイリーな感じがしますね。
こちらも、確実にウマそうです(*’▽’)。

 

 

麺は細めの縮れ麺。やや緩めのゆで加減です。

もちっとした食感とパッツリした歯切れ、双方を感じることができる楽しい麺です(*’▽’)。

この感じ・・・<富士屋>さんの麺にも似ているかも(゜o゜)!。
※<富士屋>さんについては、以前「投稿No126.<https://morisen.net/?p=5712>」にて詳しくご紹介しております。(その後も何度か番外編でご紹介しています)

 

スープ。表面は、鶏油・・・それに香味油もかな? 熱々です!
見た目も、とても澄んでいて美しい鶏清湯です。

とても透き通った琥珀色。
あっさりしているけど、鶏の出汁とコクがしっかりと伝わります。
そんな優しくて旨味全開の鶏清湯に醤油ダレがいい感じで加わり味付けをしている感じですね。絶妙のバランスの味わいです。

とっても優しいスープだけど、それでも「鶏のコクと旨味が全開!」です。
そして、飽きずに飲み続けられるスープだと思いした。

 

鶏チャーシュー。若鶏です。

弾力のある食感。柔らかくて、甘辛い味付けもします。
とても秀悦な鶏チャーシューですね。ファンが多いのも頷けます。(僕はラーメンの場合は、いわゆる「鶏中華」系の「親鶏のコリコリチャーシュー」が大好きですけど、たまにはこんなかんじの柔らかくて万人受けするチャーシューも良いですね)

 

嗚呼・・・この麺、うめぇーなぁ♪

手揉みされたような食感で、スープとの相性もバッチリです。
細麺でスルスルと喉を通り過ぎていきます。

コリコリメンマ。

茹で玉子。半熟気味なのが良いね(`・ω・´)b。(少し味もするかも。味玉かな?)

 

 

 

 

↓相方の塩です。

あらためて、こちらはビジュアルが醤油よりも更に美しいです(`・ω・´)b。
そしてよほど美味しいのか?一心不乱に無言で食べてました(笑)。

 

僕もちょっともらいました。

塩のスープをグビグビ。ほほ~、そうきたか(゜o゜)!。

色合いから「タレなどの余計な雑味などを除外した、鶏の風味だけで勝負するスープ」
かと思ったのですが、口に入れた瞬間に「ごま油(ラー油?)」を感じます。
ちょっと驚きました。
他所でもタンメンや五目中華なんかだと、ちょい足しでほわーんと香りますが(僕も家でタンメン作る時によくやります(‘◇’)ゞ)、この手の「塩中華」を謳うタイプのラーメンでこの風味は、珍しい気もしました。(人によっては「クリアーな鶏の風味だけで楽しみたい」って意見もありそうですね)
でも、難しいこと抜きに、とても美味しいですね(`・ω・´)b。
鶏の風味、まろやかな甘みとコク。

麺の食感は醤油と一緒。

うん、塩もかなり美味しいです(*^^)v

 

 

 

↓でも僕はどっちかと言うと醤油に軍配!

優しい鶏ガラスープ+醤油ダレの風味。そんなスープをグビグビ飲みながら細麺をズルズル。
嗚呼・・・鶏の旨味が五臓六腑に染み渡る。

 

もちろん完食。

ご馳走様でした。
とても美味しかったです(*’▽’)。

相方は、こちらのお店をとても気にいったようでした。
帰りの車中でも「醤油も塩もどっちも同じくらい美味い!」と。

<おざわ食堂>さん、今回初めて利用しましたが、大いにリピ有りです!

(私事ですが、仙台からはとても遠いので)来るのは大変ですけど、わざわざこの「とり中華」を食べに来る価値あるな、と思いました。
次回は「五目中華(しお)」を食べてみたいな!(今度来た時は、まだ未訪の<やっこ食堂>さんと、連食でもしてみようかな?)

 

 

【追記】
◆商品名が、「とり中華そば」だから、なんとなく山形の「鶏中華」系を連想してしまいがちですが、こちらの「とり中華」は、「優しい鶏ガラスープの中華ソバ」です。
こちらの若鶏チャーシューを見てすぐに、
「そうか、こちらの”とり中華”は、そっち系じゃないんだな!。あくまで・・・鶏のスープをまとった優しい味わいの中華そば、ってテイなんだな!」と悟りました。
その一方で、仙台で山形系の「鶏中華」と言えば・・・・一番わかりやすいのが<嘉一>さんですかね。
※<嘉一>さんについては、以前「投稿No62.<https://morisen.net/?p=3590>」にて詳しくご紹介しております。(その後も何度も番外編でご紹介しています)
僕は<嘉一>さんの大ファンです。行列はシンドイけど、いまでも年に2~3回くらいは食べに行ってます。
そう言えば<嘉一>さん、今年6月に「秋保」に新規オープンし、大将がそっちに移動し、そっちが「本店」に昇格。「国分町」は「支店」の位置付けに降格しました。

◆先述のとおり、「ぼんやり~ぬTV」で紹介された反響は大きかったようですね。
なにせ僕もそれで、こちらの存在を知りました故(‘◇’)ゞ。
今ではその絶品「とり中華」を求めて遠くからやって来る方も増殖。
もともと満員御礼のお店さんでしたが、TVで紹介されてから更に行列に拍車をかけたらしい。
余談ですが、「ぼんやりーぬTV」に出ると、どのお店もスゴイことになりますね。
私が大好きな角田<光華飯店>さんも、5年くらい前に紹介されて以降、とんでもない行列店になりました(;^_^A)。
この現象って、おそらく地元民からすれば結構迷惑なのかも知れませんね。
泉中央の<まんみ>さんも、「バナナマンのせっかくグルメ」で紹介されてからびっくりするような行列店になってしまい、困惑しましたし・・・。
あとは最近だと、「マツコの知らない世界」で、「ラーメン屋なのにカレーが旨い店」として
大々的に全国に紹介されてしまった中江の<海味屋>さんも、放送後は行列がすごくなったらしい。なにせ以前は店主ワンオペだったのに今では手がまわらなくなり、2名体制になってましたから・・・。(僕も相方も、<海味屋>さんでひっそり楽しむのが好きだったので、正直ちょっと困惑しています)

※<光華飯店>さんについては、以前「投稿No140.<https://morisen.net/?p=6214>」にて詳しくご紹介しております。(その後も何度か番外編でご紹介しています)
角田ブラックが有名。

※<海味屋>さんについては、以前「投稿No40.<https://morisen.net/?p=3061>」にて詳しくご紹介しております。(その後も何度か番外編でご紹介しています)
絶品カレーと、海のラーメンを提供されるお店です。

※<まんみ>さんについては、以前「投稿No100.<https://morisen.net/?p=4844>」にて詳しくご紹介しております。(その後も何度か番外編でご紹介しています)
かつては、「五目焼きそばの名店」として名を馳せましたが、今では、お店さんの戦略もあってか?「麻婆焼きそばの名店」という触れ込みですね。