こんにちは! こちら、杜仙・食べ歩き班です。
2019年8月14日(水)14時半、市名坂の「らーめん かいじ(泉店)」さんを訪店。
約6年ぶりの訪店です(今回でまだ3度目)。
住所は宮城県仙台市泉区市名坂字黒木川原34-2
国道35号線・・・またの名を、泉ヶ岳通り。この国道35号線を、泉中央駅方面から免許センター目指して直進するとバイパスと交差する手前にお店さんが見えてきます。
さてさて・・・仙台のラーメン業界では「とがしグループ」さんはとても有名で、ラーメン好きな方だったらその存在は誰でも知っています。総本山は南光台の<麺屋とがし>さんです。
そしてグループの2号店舗として<かいじ>さんは、2010年秋に市名坂にオープンしました。
その<とがし>さん、店主様は東京の有名店<麵屋武蔵>さんで修業をされた方です。なので、<かいじ>さんでもその流れをくんでいるので”濃厚な豚骨魚介ラーメン”が食べることができます。
※ちなみに「とがしグループ」さんの3号店が<龍冴>さん。G系ラーメンで有名な西多賀<みなもと屋>さんは4号店です。その後、東仙台に4号店として「かいじ東仙台店」さんが2015年春にオープン。利府に、5号店として「かいじ利府」店さんが2018年頃オープン。
<かいじ>さんのHPからちょい抜粋。
↓
『麺屋とがしには行きにくい、家族、グループのお客様にもゆっくり楽しんで頂きたい、快い時を過ごして頂きたいという想いで立ち上げたブランドになります。』
↑
へ~、「かいじ」=「快い時」という意味だったのですね!
(当たり前ですが・・・あの「”ざわざわ”する”カイジ”」ではありません(笑))
<かいじ>さんを、素人目線で簡単に説明すると・・・・・
◆「とがしグループ」さんの中でも濃厚なスープが特徴。(「とがしグループ」さんの中で一番ドロドロのスープ)
◆<とがし>さんよりもロケーション的にも入り易い。利便性が良い。(とは言え、本店同様、行列はすごいです)
◆「とがしグループ」さんですのでもちろんつけ麺は間違いないヤツですが、<かいじ>さんはラーメンが人気が高いようです。
◆店内はとてもエレガント。あまりラーメン屋っぽくない。なので女性客もちらほら見れます(本店よりも女子率高し)
実際にこれまで食べてみて個人的な印象としては・・・・
スープが濃厚でどろっとしていますが魚介も効いていてなかなか上品なドロ系ラーメンだなって印象。よく「天一」と比較される方も多いようですが僕はあまり似ていないと思いました。
※ちなみに天一のラーメンは豚骨ではありません。鶏白湯です。ドロドロしているのは油ではなく溶け込んだ野菜です。つまり鶏白湯+野菜のベジポタです。一方、<かいじ>さんの場合は「豚+油」です。
※今回の投稿と全く関係ありませんが、仙台のドロ系パイオニア・<天一>さんについては、以前「投稿No28.<https://morisen.net/?p=2807>」にて詳しくご紹介しております。
その他、伝説のドロ系<味一品>さんの場合は「豚骨+野菜」のドロ系なので<かいじ>さんとほんのちょっぴり似ているかも知れません。特に2014年に閉店した<田蛇>さんで提供していた「魚介系」は味が似ているような気がしないでもないかな。
でもやはり「天一」「味一品」「田蛇」なんかとはちょっと違うかなぁ。<かいじ>さんのラーメンは、粘度も「天一」とかと比べるとずっとライトだと思う。魚介のテイストが口の中に広がるのでエレガントですし(なにせ<かいじ>さんの場合は、「つけ麺から発展したドロ系」なので)。
さてさて、僕は今回は6年ぶりの訪店。
毎回、つけ麺でも豚そばでもなく、ラーメンを食べています。
実は自分はつけ麺をあまり好んで食べないので「とがしグループ」さんや「某・熊本系つけ麺やさん」あるいは<しずく>さんなどは滅多に行きませんm(__)m。いずれも人気店ですけどね。
でも、駅裏の<龍冴>さんに関しては昔たまたま食べた「豚そば」が気に入り、結構な頻度で通ってます。
※<龍冴>さんについては、以前「投稿No56.<https://morisen.net/?p=3454>」にて詳しくご紹介しております。
(そんな<龍冴>さんも、もう一年以上行ってないなぁ・・・。)
「つけ麺」も「魚介系」もあまり好きでな無いものの、実は「ドロ系」や「ベジポタ系」はとても大好きです!何せ、若い頃から「天一」「味一品」を食べてきたので。
なので本当は<かいじ>さんがもっとマチナカとかにあったらもっともっと常習的に通っているとは思います。
この日は泉の免許センターで運転免許証の更新がありました。
で、免許センター内で食事でも・・・と思ったら、そっか・・・・免許センターの食堂、何年か前に閉店したんだよなぁ(苦笑)。残念・・・。
そんなわけで、ややランチジプシー化しそうになりました。
そうだ!久々に<かいじ>さんに行ってみるか!
免許証配布されてすぐに<かいじ>さんにGo!
14時時半頃お店に着きました。
駐車場は、隣接している他のお店との共同のとても広い駐車場です。(<とがし>さんと違って、駐車のストレスレスです) それでもお昼時間帯は満車となります。
↑閉店が15時なので閉店30分前だったのですがそれでもまだ行列ができていました!(お昼の繁忙期はもちろんこんなものじゃない)
10分くらい並び・・・ちょっとずつ前に進み、ようやくようやく店内に入れました。 開けるとすぐ左に券売機
↑「濃厚らーめん」ぽちっと。
食券を握りしめ、さらに待つこと5分・・・ようやく席に案内されました!
↓店内は、非常にエレガントです。
4人掛けテーブル×3卓。カウンター×12席=合計24席です。
隣同士のゆとりある席の配置で、ラーメン屋としては広々した感じです。
店員さんの接客やオペレーションは(・・・口コミサイトなんか見ると、いろいろ賛否の意見もあるみたいですが・・・)この日はとても元気かつ丁寧で良い印象を受けました。(たしかに、提供までも結構時間かけてますし、客の回転率も少し悪い方かな?とはちょっぴり感じましたけど)
着席と同時に女性店員さんに食券を渡し、麺の量は当然、「大盛」を指定。(並盛、中盛、大盛が同料金です!)
麺の固さ、味の濃さ、油の量なども指定できますが特に指定せず。
↓卓上にメニューが置いてますのであらためてご紹介
先述のとおり・・・・
◆とがしグループですので当然、つけ麺は間違い無しのクオリティー
◆でも<かいじ>さんは、圧倒的にラーメンが人気。
・・・・です
ちなみに以前「かいじのらーめん」を食べたことがあるのですが、普通の「らーめん」との差は、トッピング(=チャーシューの枚数・味玉の有無・あおさ(青海苔?))くらいかと思います。
※ちょっと驚いたのがG系の豚そば、「中盛、大盛が同料金」・・・・というテイはたまに見かける価格設定ですが<かいじ>さんの場合は、なんと「特盛も同料金」なんですね! これは腹ペコさんや体育会系にはたまらない価格設定ですね! なので、近くの某大学生にも人気がありそう。あっ、でもこの界隈には最近<ビリー>さんが開店したんだよな。それに<中々>さんでも豚そば提供しているし。泉界隈は、G系もなかなかの激戦区とお見受けしました。大学が違い地区はだいたいいつの時代も、ラーメン屋さんが流行りますよね。
↑テーブルの横には刻みニンニクや刻みショウガ、特製豆板醤、ニンニクチップなどが一通り揃ってて、自分好みにカスタマイズできます。(でも<味一品>さんと違って、デフォでもきちんと楽しめるテイストです。)
<かいじ>さんは「一品一品、非常に丁寧に調理」されます。この日も券を渡してから提供まで10分(太麺だから茹でるのに時間はかかるのでしょうね)。そういえばこの日は店内にいたスタッフさん3人、全て女性でした。
丁寧な仕事ぶりをぼーっと観察してました。
なんだかカッコよかったですよ!
◆濃厚らーめん(大盛) ¥730円
6年ぶりですが以前とビジュアルは変わりません。
油が浮かぶ、濃厚な豚骨醤油のスープ。
太目のメンマにネギにチャーシュー。大きな海苔。
↓中太でモチモチしたストレート麺。わりと角ばった断面です。
多加水で、食感は程よい固さ。<龍冴>さんの投稿の時にも書いたとおり、「とがしグループ」さんの麺はどこでも人気が高いですね。噛み心地が良い♪のが最大の特徴!
スープの粘度がとても高いので、スープを吸い込み口の中に運びます!
↓写真で伝わるかな?「かいじと言えば、このドロ系スープ」です。
豚と魚介の濃厚なダブルスープです。豚にさりげなく魚介の風味がただよい上品!
しつこくも無い&しょっぱくない、ちょうど良い塩梅です♪(「家系」ともちょっと違います。)
たしかに”ドロドロしている”という点については「天一」「味一品」「田蛇」に通じるものがあります。ただし、各お店さんごとに味わいが全く異なりますね。
↓刻みニンニクで味変。
↓そして豆板醤でも味変。
10分かからずにあっという間に完食。
ご馳走様でした。250グラム、楽勝でした。
とても上品で美味しかったです♪
ドロ系ラーメンは、確実に「好き・嫌い」は分かれるラーメンです。
でも僕は大好きです。できれば定期的に通いたいなぁ。
【追記】
「とがしグループ」さんは各店舗でG系ラーメンも味わいが微妙に違うみたいなので次回は<かいじ>さんでも「豚そば」を食べてみようかな。