【杜仙・食べ歩き班_No.126】ワンタン麺の名店(In本町)
Posted on : 2019.04.15

こんにちは!こちら杜仙・食べ歩き班です。
今回ご紹介するのは、本町2丁目にお店を構える「中華そば 富士屋(仙台店)」さんです。
2019年2月16日(土)の14時頃に訪店。

実に1年半ぶりの訪店です。
私はこちらへの発訪は2004年頃で、それから15年間で30~40回くらいは訪店してます。

「富士屋と言えば、ワンタン麺」・・・・もとい!「ワンタン麺と言えば、富士屋」・・・というくらい、世間の地名度も高いお店さんです。
※仙台で(オーソドックスな)ワンタン麺が有名なのは、こちら<富士屋(本店)>さんと、国分町の<徐州楼>さん、そして、蒲町<八千代軒>さんが有名処です。いずれも「あっさり系」の昔ながら中華なのですが、3軒ともテイストが全く異なります。いずれも「あっさり系が好きでは無い方」には不向きかも知れません。総じて、どちらかと言うと・・・・3軒ともパンチは弱めですので、ヤング向けというよりアダルト向けなテイストかな?と感じてます。
※<徐州楼>さんについては、以前「投稿No3.<https://morisen.net/?p=2349>」にて詳しくご紹介しております。(でもワンタン麺はまだ未投稿だな)

<富士屋>さんは説明不要の有名店なので、細かい説明は端折ります。本店は「大崎市古川にあります。まさに「県民に愛されているワンタン麺の老舗」と言っても過言では無いと思います。
※本店はあいにく・・・かれこれ10年以上未訪ですm(__)m。 私はもっぱら、今回ご紹介する「本町店」(本町・家具の街の近く)の方に長年通っています。「本店」と「本町店」では微妙にテイストが違うような記憶がります。

こちら「本町店」が創業したのは1994年頃とのこと。
※ちなみに、このお店がある場所は、<富士屋>さんがオープンする前は中華飯店「ヤムチャ??」(正確な名称が思い出せない・・・)というお店さんが店を構えてました。と言うのも、1992年春~1993年春までちょうど一年間、本町某所?に通っていましたので、ランチでたびたび<ヤムチャ??>さんを利用していました。そんな想い出のある立地に、いつの間にか<富士屋(本町店)>さんがオープンされてました。

私が<富士屋>さんに初訪した2004年頃には、すっかり「人気店」となっていました。でも当時はまだ今ほどの「行列店」とまでいかなかったはず。行列ができはじめたのは2008年頃だった記憶があります。

2014年頃に、営業日の変更(「土曜休み」⇒「日曜・祝日休み」)されました。

そんな大好きなはずの<富士屋>さんなのですが、近年はめっきり訪問する頻度が減りましした。理由は単純明快でして、こちらは個人的には「夜食べたくなるお味」だったからです。実は以前は「夜の営業」をされていたのですが、、たしか今から5年くらい前に「昼の営業だけ」になってしまい、それから一気に訪店頻度が減りました。※夜営業は、昼と違って「行列無し」だったから利用しやすかったですし、個人的な好みだと・・・「昼よりも夜の熟成されたスープ加減」が好きだったので、主に夜に通ってました。

ビルの一階にあります。薄暗い通路の奥に、明るい看板が浮かび上がります。

この日は、行列時間帯を外して14時前に到着したのですが、それでも「店内満席」「行列2名」でした。なんだか年々、人気が増している気がします。

10分くらい待ち、店内に通されました。

↑店内はこんな感じ!15年間通ってますが全く変わらりません。

カウンターに着くなり「ワンタンメン」をオーダー。

※過去全て、「ワンタンメン」Onlyです。一度も「中華そば」にしたことも「大盛」にしたこともありません。それは、初回に「ワンタンメン普通盛」を食べて、「あまりにも美味かった」のと「普通盛りなのにずっしりボリュームを感じた」からだと思います。

ほがらかでとても優しい人気者」の店主様が、幸せそうに麺を茹でられている光景がこちらの風物詩です(笑)。

見ていていつも、”ほっこり”します。
※こちらの店主様と本店の店主様は、兄弟とのこと。女性スタッフさんに対しても、とても優しいんですよね。だいたい、一度に3~4杯くらいを調理していると思います。

店主様は、いつもきまって・・・
「お待たせしました~♪」
「お待たせしてすいません~♪」
「前から失礼しま~す♪」
・・・というとても柔らかいスマイルで配膳してくれます
(これだけでファンになってしまうお客さんも多いですね(笑))
※ただし、後述しますが「ルール(麺の固さのオーダーはNG)」だけは絶対に守りましょう!

約10分で着丼。

 

◆ワンタンメン ¥780円

いつ見ても美しいです。
全体的に(多くの方々の口コミにもある通り)「昭和の懐かしい中華ソバ」といったテイです。
具もとても美しく配置されています。
このワンタンメン、長年「スープ加減」は年々少しづつ変化があるのですが、見た目は全く一緒です。

↓麺は「やや柔目」の中細ストレート。

↑この麺はもう「富士屋名物」といっても良いでしょう。
お店さんの拘りの麺です。この優しいワンタン麺に緩めの麺がFITしていると思います。
(柔目の麺については、好みがわかれるところかな?)

↓そしてスープ。

鶏ガラと豚、そして野菜の出汁がじんわり醸し出されているスープ。
まさに、昔ながらの中華ソバといったテイストです。
野菜の甘みもあるんですけど、獣系も確かに感じます。要は、あっさりしているけどもほのかに獣系の武骨な主張も感じ取れます。そのバランスが絶妙♪
総じて、素材の出汁がバランスよく調和されていて、でも、味も薄めなのでグイグイ飲み干してしまうスープです。年々、味が薄めに変化してきているかな~と感じました。
※スープは正直、「日や時間帯によってブレ」はあります。

チャーシューは3枚くらい入ってます。モサっとした印象ですが、噛んでみるとわりとホロホロした感じもあります。味は(意外にも)濃いめです。
※このチャーシューもファンが多く「チャーシューワンタンメン」と注文される方もあちらこちらに居ます。

↓そしてお待ちかねのワンタン!

麺もそうですが、なんと言ってもこの手作りの「ワンタン」が富士屋名物です!

↑チュルチュルした食感で、中身は「味がしっかり染み込んだ挽肉の餡」がビッチリつまってます。薄口のスープに合います。ワンタンからも旨味がスープに滲み出ます。

途中からは「ホワイトペッパー」をかけて「味変」も楽しみました(卓上に「ブラック」と「ホワイト」があるのですが、個人的な好みだと、「ホワイト」が断然合うと感じてます。)

ゆで卵は、普通のゆで卵の半サイズが、スライスされて乗ってます。これも昔から変わりません。

美味しく完食!(飲み干したいけど、健康を配慮し完飲は避けます)

いやぁ~、今日もとても幸せでした♪
普通盛りですが、やはりこのワンタンメンを食べると「大盛」を食べたような満足感が得られます。

こちら<富士屋>さんも、自分にとって「無くなってしまったらとても困るお店さん」の一つです。

ご馳走さまでした。
夜の営業はずっとやっていないので昔みたいな頻度で訪店するのは厳しいですが、半年に一回くらいは来ないといけないな!と自分を戒めました。

【追記】
重要な”ルール”としては、<富士屋>さんは「麺の固さのオーダー」は受け付けていませんのでご注意を!
いや、受け付けていないというよりも・・・「麺固め」というワードはNGワード」です。
※自分は15年通っている中で、実は過去に一度だけ、その”NGな場面”に出くわしたことがあります。その”場面”については・・・書きません。。。
補足すると・・・「単に麺のオーダーお断り」しているのではなくお店さんのこだわりで「ワンタンメンに絶妙にFITしたやや緩めの麺」にされているのだと思います。
店内にも目につくところに書かれていますし、そもそもビルの外の看板にもこのように書かれていますので、皆さん、ルールは絶対に守りましょう!
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