こんにちは! こちら、杜仙・食べ歩き班です。
今回ご紹介するのは
「らーめんの千草(ちぐさ)分店」さん
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2024年8月17日(土)午前、訪店。初訪です。
住所は 仙台市青葉区広瀬町4−38 第三冬見ビル1F
地下鉄北四番丁駅から徒歩で15分くらい。
ロケーション的には東北大学病院の南側、厚生病院の東側。
新坂通りと北三番丁の交差する小道です。
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「千草」さんは本店は岩手県久慈市にある老舗ラーメン店です。
そしてその「本店」さんは、なんとあの<嘉一>さんの店主様が修行されたお店でもあります。
そんな名店の分店が今から約2年前・・・2023年に仙台へ分店を出店。
当時、宮城県内のラーメン業界はかなりザワつきました。
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💡💡<千草(分店)>さんってどんなお店??👀💡💡
◆2023年6月にオープン
→「本店」さんは、岩手県久慈市にある昭和23年創業の有名店です。
今年で創業77年!。老舗です。
久慈市にて”ソウルフード”的な知名度があります。
そして、あの新横浜ラーメン博物館にも出店した事があり全国的な知名度を誇ります。
鶏の出汁だけで作られ純鶏スープを提供するお店さんです。
→そんな”レジェンド”の分店が2023年6月に広瀬町にオープン
◆鶏をじっくり煮込んだスープ&手もみ麺
→スープは鶏のみ使用で香味野菜も使っていない純鶏スープ
手もみ麺との相性抜群!
↓以下、ネットで見つけた記事からの引用
・昭和23年から変わらない製法で作る琥珀色の「純鶏スープ」は豚や香味野菜など一切使用せず、親鶏のみ
・チャーシューは醤油だけで味付けした親鶏のモモ肉とムネ肉を使用。醤油ダレは無く、チャーシューで継ぎ足された醤油で味わいと作る
・麺は宮城県産夏黄金をベースに、国産小麦を数種類ブレンドした特注中華麺”
◆名店<嘉一>さんの修行先
→仙台で「純鶏スープのラーメン」と言ったら、なんといっても<嘉一>さん。鶏というカテゴリを超え「宮城のラーメンキング👑」です。
そんな超有名店<嘉一>さんの店主様がかつて久慈市の本店で修業されていたことで有名。
ネットとかで見聞きする情報によれば・・・・「千草さんのラーメンを、”山形で学んだ麺”を組み合わせ、そして仙台人に合うようにアレンジし「嘉一」をオープンした・・・そんな風に囁かれています。
言わば「嘉一さんのルーツ・原型が千草さん」ということですかね。
※<嘉一>さんについては、以前「投稿No62.<https://morisen.net/?p=3590>」にて詳しくご紹介しております。(その後も何度も、番外編でご紹介してます)
◆新横ラーメン博物館への出店
→去年、2024年3月~4月まで『新横浜ラーメン博物館』のため一時休業されていました。
先述のとおり「本店」さんは過去に出店されていて、去年『あの銘店をもう一度』という企画で出店されることになり「分店」の店主様が新横浜で奮闘された模様。
つまり「名誉ある一時休業」ですね!
↓新横ラーメン博物館のHPで紹介されています
<https://www.raumen.co.jp/information/news_001762.html>
◆お店さんの公式サイト
・Twitter(1年以上更新されていないご様子)
<https://x.com/chigusa_sendai>
・インスタ
<https://www.instagram.com/chigusa_sendai438/>
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僕は<嘉一>さんの大ファンで、昔から何度も通っています。
ですので、当然<千草(分店)>さんの動向はオープン前から気になっていいました👀💡。
その後オープン以降、口コミサイトなどで意見を見聞きし、自分なりに予習していました。
・嘉一さん同様、鶏全開のスープ
・嘉一さんとは、あくまで別物
そして熱心な「嘉一ファン」の間では「食べ比べの感想」が熱く語られていました。
(正直な印象では、”結構辛口な意見”も散見されました(^^ゞ。まぁそれなりに人の意見も参考にはなりますが、僕はあまり真に受けません(^^ゞ。
僕の中では・・・・
「嘉一さんよりももっとわかりやすい”中華そば”だろうな」
「僕には確実に刺さりそうな予感がする」
・・・ってイメージが膨らみました。その辺の雑感は【追記】の項を参照願います)
オープン当初はすさまじい行列だったご様子。
ただしその後は(ロケーション的な要因もあってか?)噂で聞く限り嘉一さんのような開店前の行列や、大行列は見られないとのこと。
オープンから1年以上経過し、すっかりこの地に馴染んだことでしょうしボチボチ訪店しようかな👀💡
という事で、2024年8月17日(土)の開店時間を目指し、お邪魔することとなりました。
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↑ご覧のとおり大学病院は見えます。
しかし、ちょうどメインストリートから裏手に入った住宅街の中にあります。
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駐車場はありませんが、近くにコイパは数ヶ所あります。
↓店舗外観
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11時開店同時に到着しましたが、予習通り特に行列などは特段発生していませんでした。すんなりポール入店。
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入り口から入ってすぐ左手に、券売機があり、購入してから席につく運用です。
↓ということでここでメニューをご紹介。
※2024年8月時点の券売機です。
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主力は「醤油らーめん」。そしてそれのトッピングバージョンの「わかめらーめん」や「ねぎらーめん」もラインナップ。
「冷やしらーめん」もとても人気があるご様子。
「まぜそば」や「炊き込みご飯」もありますね。
この辺は<嘉一>さんと似たような構成です。
抜粋してご紹介すると・・・
・醤油らーめん(150g)¥880円
・醤油らーめん大盛(225g)¥940円 ※現在は¥980円
・わかめらーめん ¥940円
・冷やしらーめん ¥880円
・塩竈の藻塩らーめん ¥850円
・炊き込みご飯 ¥250円 ※現在は300円
※↑参考まで2025年4月現在の価格も併記しましたが、値上がりは一部の商品だけ。しかも、50円程度しか値上がりされていませんね(*’▽’)
↓こちらは卓上にあったメニュー表
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醤油大盛らーめん940円をポチリ、カウンター席に案内され、食券を手渡しました。
店内は、新しくてキレイですね。そしてとっても広々!
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座席はカウンター席が10席に、3人掛けテーブルが1卓。
なんで店内の広さのわりに同時収容数は少ないですね👀💡。
店内待ちの椅子もゆったり置かれており、かなり開放的な空間ですね
(比較するのも野暮ですが<嘉一>さんのあの狭くて背中にプレッシャーを感じる空間とは真逆ですね(笑))
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広々した店内に広々したカウンター。カウンター席から見ると、厨房が高い位置にあります。
この日は3名体制での運営でした。
噂どおりご夫婦がメイン。寡黙そうな職人オーラが漂う店主様と、丁寧な接客の奥様。(店主様も物腰は柔らかそうでした。)
40歳くらいのお若いご夫婦ですね。そして幼い女の子がお手伝い?
どうやら家族運営のご様子ですね。(幼い子は夏休みということでおそらく娘さんでしょうかね。元気に「いらっしゃいませ」とお迎えされました(*’▽’))
卓上の調味料は、胡椒、七味唐辛子、酢。
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お客さんは最初は僕だけですが、その後次々に入店。
ラーメンが着丼までには半分くらいは埋まってました。(おそらくお昼ど真ん中は外待ちとかも出そうですね)
10分かからずに着丼。
◆醤油大盛らーめん ※\940円
※食べた当時の価格です。
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見た目は決して・・・”昔ながらのオーソドックスな中華そば” ではありません!!
油分も多めで鶏の旨味が強烈に利いてそうなビジュアルです。
予習どおり、まさしく鶏中華ですね。
<嘉一>さんほどではないですが黄金の鶏油がくっきり見えます。
すごく美味しそう♪。
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具材は、ネギ、メンマ、鶏チャーシュー2種類とシンプルな構成。
面はストレートの細麺。大盛だからズッシリと丼に詰まっています。
まずはスープをズズズ・・・。
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おおおおお!!!!鶏の旨味全開!!!
こんなに鶏を感じるラーメンは<嘉一>さん以来だ!
鶏が口の中でグワーン!!!。
ガツンと鶏の旨みがあふれます。かなり美味しい!!!
そして熱々なのが良いなぁ(`・ω・´)b。
予習どおり<嘉一>さんと違い、タレがきっちりと主張してくるスープですね。
純鶏+醤油タレの表情。なのでまぁ、(良くも悪くも)分かりやすい味わいです
(<嘉一>さんの方がタレがかなり薄めなので、ピーンと来ない方が結構いますので)
麺は細麺で、軽めに縮れが入っているものの、ほぼストレートと言って良いです。
コシはわりと弱めで柔らかい食感です。(口コミサイトとか見ると「米沢ラーメンのような手もみ麺」という意見が散見されましたが、今日食べた麺は全然違いますね(^^ゞ。
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むしろ<みずさわ屋>さんのような”そうめん”などと形容されるような白くて柔らかいストレート麺です。この日のブレなのか?あるいは仕様変更があったのか?。とにもかくにも、とても美味しいのは確かです(`・ω・´)b)
<嘉一>さんはそれこそコキコキした中太の手もみ麺なので、かなり方向性は異なります。あの麺も大好きですが、この細麺もとても美味しいです。
鶏肉は2種類。
<嘉一>さんのような味がとても染み込んでいる親鶏。そして、あっさり系のムネ肉?と思しきチャーシュー。
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どちらも結構美味しかったです。(親鶏は結構柔らか目だったので、<嘉一>さんのかなり硬い親鶏に馴染みがあるのであまり好みではありませんでした)
メンマは平たいタイプで柔らかいですが、コリコリ感もあり。
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鶏スープをひたすらグビグビ・・・。
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レンゲが止まりません!。鶏の旨味が凄すぎる!!五臓六腑に染み渡るし、脳内にドーパミンがグワーンときます。
これ、鶏の独特の風味が苦手な方は絶対にアウトだと思います(^^ゞ。
(あまりにもうますぎて、恍惚の表情でウンウン頷きながら飲んでしまった。変なオッサンです(笑))
とても長くて美しい細麺。超美味い!
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ツルツルとした舌触り。そして適度なウェーブも入っていてスープをとても吸い込みます。
麺がギッシリ入っているるのもとても嬉しかったです。(<嘉一>さんの大盛よりも、もっと多く感じました)
無我夢中で完食。ご馳走様でした。
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KK(完食完飲)
めちゃくちゃ美味しかったです!
<嘉一>さんとは全く別物と事前に知っていながらついつい比較考察してしまった(;^_^A。
でも敢えて言いたい。「嘉一ファン」には是非、食べ比べて欲しい逸品ですね。
そして、<嘉一>さんよりも万人受けだと思います。(ビジュアル然り、スープの解りやす然り、利便性然り)
接客も丁寧だし、広々と空間でお店の中も明るく、雰囲気はとても良かったです。
そして、<嘉一>さんと違って行列ないの嬉しいです。
(強いて挙げるなら・・・マチナカからちょっと歩く必要がある点くらいかな(^^ゞ。
でも多少歩いた方が健康にいいでしょ(`・ω・´)b)
<嘉一>さんと<千草(分店)>さん、どちらも甲乙つけ難い美味しさです。今後は両店ををローテすることにしました(‘◇’)ゞ
【追記】
◆<嘉一>さんとの類似点
僕は<嘉一>さんの大ファンですが、<千草(分店)>さんもとてもハートに刺さりました。
両店の提供するラーメンは今回詳しくご紹介したとおり全くベツモノですが、共通して言えることは・・・・
・どちらのお店も純鶏スープがガツンと来る、とても美味しい鶏ラーメン。鶏ガラ系のラーメンが好きな人は結構な確率でハマる」
・どちらのお店も、鶏が苦手が人には絶対にお勧めできないラーメン
◆雑感:口コミ情報について
オープン当初の口コミとか見ると、「薄い」「かなりアッサリ」と書かれている口コミだ散見されました。これについては、たぶん進化過程なんでしょうかね?
⇔僕の感想は先述の通り「鶏がグワーン!!!」でしたよ(^^ゞ。
あとは、「嘉一さんと比較してショッパイ」という真逆の意見も結構散見されました。
⇔「薄くもしょっぱくもなく丁度よい塩梅」でした(`・ω・´)b。
そもそもラーメンの好みとかも千差万別でしょうし、人が百人いれば百通りの解釈。
そして手作りであればあるほど、日々ブレもあるでしょうし(ラーメンの”ブレ”って、シンプルなラーメンであるほどわかりやすい)
一概には語れませんね(^^ゞ。
あとは、「プリプリの手揉み麺」と紹介される発信記事がわりと散見されたのですが、今回ご紹介した通り・・・僕が食べたのは、「わりとストレートで腰の弱い麺」でした。
これって・・・ブレ加減?あるいは仕様変更?(進化系?)。あるいは人による捉え方の違い?
💡1つ言えること💡
沢山の口コミ書かれている”グルメな方々”はともかくとして・・・少なくとも僕はとても馬鹿舌です(^^ゞ。僕が書いたことはあまり自信がありません(笑)。
是非とも直接お店で味わってみてください。