【杜仙・食べ歩き班_No.257】昔からファンの多いカレーです(山田)
Posted on : 2021.10.24

こんにちは!
こちら ”おじゃまんが山田くん” こと 杜仙・食べ歩き班です。
今回ご紹介するのは太白区山田にずっと昔からあるカレー屋さんです。

2021年7月11日(日)12時、連れと2人で
太白区山田の人気カレー店「ポロスォロ」さんを訪店。

住所は仙台市太白区山田北前町5-50

仙台市中心部から車で約20分くらいです。
旧286号線、二口街道を山形方面へ向かう途中・・・太白消防署の少し手前あたりにあります。山田交番の近く。(ロケーション的に交通網的には不便なところなので車で行く方が大半だと思います)

<ポロスォロ>さん、失礼ながら、ちょっぴり読みづらい屋号ですよね(笑)。
実はこの屋号になったのはつい最近です。

こちらは4年まで「カレー&スパゲッティー みによん」という屋号でした。
要するに、旧店名<みによん>さんです。
おそらく、長く仙台に住んでいる方だと、いまの<ポロスォロ>さんという店名は知らなくても<みによん>さんを知っている方は結構多いのでは?と思われます。
4年前に、内装がそのまま、メニューも(ほぼ)そのままで、屋号だけなぜか「ポロスォロ」に変わったようですね。(どうやら”代替わり”が関係しているとか?)
<みによん>さんは宮城のカレー老舗店ともいえる存在でした。
そして、創業当初から、熱心なファンから熱い支持を受けるお店さんです。

そんな歴史のある<みによん>さん・・・・もとい、現<ポロスォロ>さん、僕はずっと昔から気になっていたお店さんでした。(いつか行こう行こうと思っていたら、屋号が変わっていた(笑))

その辺の”いきさつ”などを少しご紹介します。
僕も気になったので、ワカる範囲でリサーチしてみました。

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◆前身<みによん>さんは、1982年創業
(なので、<ポロスォロ>さんは実質は、”創業約40年の老舗”ということになりますね)

◆太白区山田のこの場所でずっと営業されている

◆そして、<みによん>さんを語る上で、避けては通れないのが名前が似ている<みにまむ>さんの存在
<みによん>さんが産声をあげるもっと前・・・70年代頃?から、仙台市内には「カレーの店みにまむ」さんというお店が流行っていました。当時は仙台に数店舗ありました。愛宕橋や土樋界隈(田町?)などにありました。70年代~90年代の学生にとても人気を博したようですね。(口コミサイトなんか拝見すると、<みにまむ>さんのカレーライスはその当時の五橋界隈の学生さんにとっては、”ソウルフード”的なカレーライスだったようですね。)

◆そして1982年に、こちら<みによん>さんがオープン。実は、創業当初は「みにまむの分店(支店?)」という触れ込みで営業されていたようですね。(ただしその後は、<みにまむ>さんとのパイプはあまり語られていないようですね。)

◆そしてここがポイント!

<みによん>さんのカレーライスが、<みにまむ>さんと(多少メニュー構成は違えど)「ビジュアルも味もほぼ一緒」らしい。

<みにまむ>さんの本店さんは、愛宕橋から泉区高森に、大昔(今から35年くらい前・・・1990年頃)に移転。
その後は、「泉区高森にある絶品カレー屋さん」として人気を博していた(←僕はこちらで数回食べました)

◆<みにまむ>さん、本店以外の他の店舗は、時代の流れてとともにいつしか閉店したようですね(流行ったころには、仙台市内に4~5店舗あったとか?)

◆そして、2017年8月に泉区高森に唯一残っていた<みにまむ>さんの本店も閉店してしまいました(>_<)(当初は休業中と噂で聞いたいたのですが、 風の噂で「もう閉店したらしい」と知りました。ちなみに今でも店舗建物には看板も残っているので、車で通るぶんには とても閉店したとは思えません。)

2017年、(<みにまむ>さんが閉店したころ<みによん>さんが屋号を「ポロスォロ」を変えられた模様。

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ややこしい説明を長々とすいません(^^;)。
しかも、色々書いてますが、僕はこれまで<みによん>さんの時代にも来たことはありませんm(__)m。

さて、<みにまむ>さんは何度か食べたことがあり、独特の美味しいカレーでした。
なんだかとても癖になるカレーライスだったなぁ・・・。
で、「しばらくぶりに”みにまむ”のカレー食べたいなあ・・・。でも(先述のとおり)閉店してしまいもう食べれないんだよなあ・・・(>_<)」と半ばあきらめていました。
そしたら相方が・・・
たしか山田方面に、”みによん”あったよね」「でも店名が違くなったようだね」と教えてくれました。(どうやら相方は<みによん>さんで食べたことがあるようです)

あっ!忘れていた!そうか・・・たしか”みによん”って、”みにまむ仕様のカレー”が食べれると噂のお店だったよなあ・・・」と思い出しました。
そこで、ネットでググって色々と情報をリサーチしました。

そしたら、店名が「ポロスォロ」に変わっているが、今も「みによんの味(≒みにまむの味)」を食べることができるらしい!
要するにカレーライスの仕様的には、
ポロスォロ=みによん≒みにまむ」という公式が成立することが判明。

ネットにあった<ポロスォロ>さんのPR記事から抜粋

親子3世代に渡ってご来店いただいているお店です。2~3日間煮込んでつくるカレールーは、じわりと押し寄せる辛さが特徴。手間暇かけて出来上がるカレーを是非ご賞味ください。ご来店お待ちしております。
(現在が3代目ということですね)

 

 

さてさて、話が長くなりましたが、2021年7月11日(日)にようやく初訪してみました。
みにまむで味わったカレーを久々に食べたい!」という目的でやって来ました。

 

 

車で通る時に、お店の存在や外観は、大昔から認識していました。

緑色の、喫茶店のような外観です。
↓と言うか、結構普通の家のような感じかな。

↑駐車場は、店舗敷地内に4台。
この日は12時。「日曜日のお昼ど真ん中」ではありましたが、駐車場が運よく空いてたのですぐ止められました。(でも、4台ぶんしかないので混むときは駐車待ちも結構発生するみたいですね。)

 

収容キャパは、14席のこじんまりした店内ですね。
テーブル席3卓、と、カウンター席

↓老舗の喫茶店のような内観

店内はほっとするような喫茶店という雰囲気です。(あんまりカレー屋さんぽくない内装かも)

わりと若そうな方お二人で切り盛りされていました。(ご夫婦かな?)

 

屋号の「ポロスォロ(poro su or)」について説明書きがありました。


poro(大きな)+su(鍋の)+or(中に~)という意味のようです(欧米かっ(‘Д’)?)
つなげると、「大きな鍋の中に」という意味らしい。
そして「ポロソロ」と呼んでも良いらしい(呼びづらいから僕も今度からそう呼ぶことにしました(笑))
「30年以上前からのレシピ通り」云々、書かれています。

 

↓コロナ対策、ばっちりですね!

↑僕らももちろん守ります。

 

メニューは以下のとおり。
↓注文の仕方についても詳しく説明がなされいました。

①ルーの辛さ 甘口、辛口、大辛、あいがけ。
※あいがけが一番人気です。
※<みにまむ>さんの場合は「ハードカレー」という名物カレーがありました。
②ご飯の盛り 小盛、中盛、大盛、大大盛
③カツかシーフードのトッピングの有無
※みにまむのカレーは「デフォの具材は全部、とろとろにとけていて、あたかも具無しカレー」なビジュアルなんですよね。やはりこちらも「カタチのある具材」が欲しい場合は「カツ」or「シーフード」をトッピングとしてオーダーするシステムのようだ

↑サイドメニューで「みそ汁」が推されているのも<みにまむ>さんと一緒ですね(笑)。
コンセプトが「ジャパニーズ・カレーライス」ですので味噌汁が合うんですよね。(まぁ、スープとも合うとは思いますけどね)

↑テイクアウトも(コロナ関係なしに)大昔からあるようですよ。

僕は、「カレーライスあいがけ大盛」を、
相方は「カレーライス甘口中盛」をオーダー。

 

↑卓上には、
「ラッキョウ」「福神漬け」「マヨネーズ」が置いてます。
(そうそう、「みにまむ仕様のカレー」は、なにげにこの「マヨネーズ」が重要なキーパーソンだったりします。訳はのちほど説明します)

 

 

5分くらいで着膳!(早っ!(‘Д’)!)

 

↓僕の頼んだカレー。
◆カレーライスあいがけ大盛 ¥770円

↓相方の頼んだカレー
◆カレーライス甘口中盛 ¥660円

2つとも見た目はほぼ一緒ですね(笑)。量もさほど大差ないように見えます。

 

そんなことより・・・
おお~(*’▽’)!! やっぱり、どー見てもあのカレーじゃないですか!(‘ω’)b
とろとろのカレーライス。横に無造作に盛られたキャべ千。
これぞ、”みにまむ仕様のカレーライス”です。

結構感動です!ブラボー!

↑<みにまむ>さんの場合お皿が細長い形状でしたが、こちら<ポロスォロ>さんのお皿は、深さのあるサラダボウルみたいな器ですね。

 

さてさて、僕の「あいがけ」をさっそくパクリ☆
写真見ても全く見分けつきませんが、「左半分が辛口」「右半分が甘口」でした(笑)。
うんうん・・・・味もやっぱり「<みにまむ>さんで味わったようなカレー」です!
嬉しいなぁ♪

カレーはとても煮込まれていて、具材がほとんど溶けているのが特徴。
一見、(最近、レトルトカレーなんかで流行りの)「カレールーだけの淡泊な仕様?」かと思ってしまうような見栄え。でも、”みにまむ仕様”のカレーは、実際にはたくさんの具材が煮込まれていて、それがすべてルー溶けていてるから、味にとても深みとコクがあるんですよ!
たまねぎが溶け込んだスパイスの辛味とかを感じます。
牛肉がホロホロに煮込まれていて野菜なんかも完全の溶け込んでいます。なのでとっても濃厚で「トロトロ」の口触りです。
そして、酸味もあるんだよね。

そして、「みにまむのカレー」は辛かったよね。

キャベツに特製のマヨネーズを”たっぷり”かけるのがルーティーン。そしてカレーライスとまぜまぜしながら食べる儀式もおなじみの光景でした。
キャベツを介してマヨネーズがカレールーに混ざるので、辛さ緩和されていいあんばいになる。そんな食べ方が楽しむファンが多かったです。
(と・・・ここまで書いてなんですが、実は僕はマヨネーズ自体がそんなに好きではありません(^^ゞ。何よりも、「マヨネーズが混じって味がぼやけるのが好きじゃない」というめんどくさい”こだわり”を持ってます(^^;。なので、今回もちょっぴりしかマヨネーズはかけませんでしたm(__)m。そもそもにおいて、このカレーに限らず料理全般でマヨネーズはちょっとしかけません。
→こんなこと言うと、世の、”マヨラー”の方々から「ちょっと何言ってるか分からない(苦笑)」と言われそう・・・)

このカレールーは、「辛さ」「コク」「旨味」の三位一体となったカレーだと思います。
欧風でも本場インド風でもない・・・和風でもない、”ジャパニーズ”風のカレーライスだと思います(←語彙が貧弱で恐縮ですが、ニュアンスの違い、分かってもらえると嬉しい(^^ゞ)
そして、「家庭的」とも一線を画す、濃厚なカレーだとも思います。

 

↓相方は「甘口」をムシャムシャ☆。

↑「甘口」でもピリッとした辛みを感じます。
相方は辛いのが得意じゃないので、甘口でも辛いと言ってました(^^ゞ

 

美味いカレーライスを食べると、不思議と無言になります(笑)。
黙々、カレールーとライスとキャベツを交互に口の中に運びました。

顔や額からはどんどん汗が流れました。

 

美味しく完食!

ご馳走様でした。
約5年ぶりに「<みにまむ>さんで味わったような昭和の”ジャパニーズ風”カレーライス」が食べれて感無量です!(と言うか、もっと早く来ればよかった)
やはりこのカレー、結構好きだなぁ♪
たまに食べたくなりますね。
食べたくなったらまた来ます!

 

【追記】
◆本投稿、自分で書いておいて今更なんですけど、本文中に「みにまむ」「みにまむ」「みにまむ」・・・などと、他店を連呼してしまい失礼しましたm(__)m。
決して悪気はございません。なにせ、噂どおりとても似ていたので・・・(^^;。
でも<ポロスォロ>さんのカレーは、この地で40年もファンのハートをガッツリ掴んでこられた「みによんの”独自”の絶品カレー」なんですよね!。
なので、似ていても、やはり「”みによん”と”みにまむ”のカレー」とはどこかが違うんだろうと思いますよ。(その違いが気がつかないのは、僕が馬鹿舌だからだと思います(;^_^A)
だからこそ、長年、こちらに通うファンが多いのかも知れませんね!
◆カレーライスついでに・・・訃報・・・。
マチナカの名店<さふらん>さんが、今年の夏(2021年7月31日)で閉店してしまいました(>_<)。
コロナの影響もあったのかな?。(ビル自体が「売り」に出されていたので)背景は不明ですが、とにかく残念ですね。
※<さふらん>さんについては、以前「投稿No180.<https://morisen.net/?p=7762>」にて詳しくご紹介しております。結局、この時の投稿が最後の訪店となってしましました・・・