【杜仙・食べ歩き班_No.135】創業約80年!宮町の大衆中華飯店
Posted on : 2019.05.25

まいどどーも、はらぺこ不動産です。
2019年3月9日(土)のお昼にお邪魔したのは、中華飯店「東洋軒 宮町店」さんです。
約3年半ぶりの訪店。

仙台には「東洋軒」という看板のお店さんが、数軒あります。
私の知る限りにおいては・・・
国分町、木町通、卸町市場。数年前までは自分の家の近くの堤町(=社会保険病院入口近辺)にもありました。繋がりは全く不明ですが、「味も商品も全く異なる」ことだけは確かです。(ちなみに、「国分町店」が「本店」と呼ばれているようですね)

そんな「東洋軒さんグループ?」の中でも私が個人的に一番好きな店舗が、今回ご紹介する<宮町東洋軒>さんです。「東洋軒さんグループ?」の中でも、一際「小さく」「古びた外観(まさに昭和遺産!)」というお店さんです。

立地的には、青葉区宮町2丁目・・・宮町商店街のど真ん中、宮町通り沿いにあります。

とても古びた建物で、且つ、赤のくっきりした看板が目立つので写真見て瞬時にワカる方も多いのでは? 一見さん(特に、若い方や女性の方お一人様とか)はちょっぴり入りずらい雰囲気かも知れませんね。。。

そんな<宮町東洋軒>さんは、なんと創業約80年!! 現在の店主様は3代目とのこと。なんでも・・・・仙台空襲の際にダメージが無かったこともあり、いち早く営業することができ大繁盛した・・・との逸話を耳にしました。宮町というと「宮町商店街」がとても活気がありまさに「仙台における下町」です。そんな”戦後の宮町の発展”とともに歩んでこられた<宮町東洋軒>さん。地域密着型の中華食堂として80年間愛されているお店さんです。

店内は外観の期待を裏切らず、狭くてとても年季が入っています。

でも私はこの感じは嫌いじゃありません。昭和生まれの私にとっては、なんだか懐かしい感じがします。

私が小学生の頃・・・昭和50年代はこんな食堂があちこちにあり、夏の熱い日なんか汗をかきかき食べた記憶があります。

4人掛けテーブル4卓だけ。店内のポスターや置いてある漫画も日焼けしています。

↓そして一際目に留まるのがこちらの「壁新聞?」です。

↑お孫さんが書いたのかな?(あるいは近所の小学校の生徒なのなか?) こちらのお店の紹介や、宮町商店街探索記事が書かれています。なんとも・・・・ほっこりします♪
素敵です♪

接客は元気のよいおかみさんが担当しています。温和でお話し好きな方とお見受けします。この日も常連さん達と楽しそうに会話していました。

厨房ではおとうさんが黙々と調理。たぶん、おかあさんも鍋ふっているようですね。

↓メニューは豊富です!

代々受け継がれてきた安定・伝統の品々。

↑特に、お得なランチメニューが人気なんだと思います。

実は今回このように当該ブログにて「ピンでご紹介」しているのは、単に「老舗だから」「ほっこりしたから」だけではありません。メニューもなかなかの逸品がそろっているからです。

【宮町東洋軒さんの特徴】
◆「チャーハン」が絶品なんです!しっとり系の香ばしいチャーハンが密かな人気。ただし、量は少な目です。
◆ラーメンもとてもシンプルなのですがファンからの人気の高い逸品。見た目もテイストも、決して奇をてらっている系のラーメンではありません。「昭和時代の香り」がおっさんのハートに
染みるんです(笑)。
◆カレーも食堂チックで哀愁が漂ってます。
◆一番人気は「焼き肉ライス+半ラーメン」のランチセット。濃い目の味付け焼肉でご飯もすすみます。
◆全般的に量は少な目かなぁ?(なので、「若者や大食漢がガツガツ」というイメージでは無いですね。)
◆おかあさんと常連さんのやり取りが物語る通り、まさに地域密着系歩いて来られる御近所の方々が大半です)
◆夜も晩くまでやっているのでディナーにも利用できます(料金も昼前と一緒みたいです)

私は今回はラーメン・半チャーハンセットをオーダー。(前回訪店時もこれ食べたはず。)

うすい壁一枚隔てた厨房からは、中華鍋をガタンゴトン♪ふる音が聞こえます。
3分足らずで完成。”3~5分で完成するチャーハンは大抵美味しい”です。

5分くらいで着膳!

 

◆ラーメン・半チャーハンセット ¥700円

変わらないビジュアル♪(・・・と言いたいところですがラーメンの丼も変わったかな?たしか以前は、淵が黄色めでもうちょい大き目の丼でした。なので・・・)ラーメンの量が以前よりも”気持ちぶん少なくなった”ような気もしました。色も前より薄めかな?

でも食べてみて安心しました♪

スープは鶏+豚ベースで、野菜のまろやかさ、そして生姜のほのかな香り。オイリーな感じは鶏油かな?相変わらず、丸みと深みがある優しい醤油スープです。
ウマイ♪ 醤油は「角が立たない」感じで優しいなぁ。
昭和の哀愁が漂う、正統派・中華ソバのスープです。

麺は、ごくごくオーソドックスな中太麺。やや緩めかな?このスープに合っています。

具材も、メンマ、ネギ、チャーシュー、ネギ、なるとというシンプルな面々。

おや?”なるとが”ずいぶん可愛い形に仕様変更されたようですね(笑)。

そして楽しみにしていた半チャーハン。

相変わらず、シットリしていて鶏がら・中華が香ります♪
食堂タイプではない、中華飯店系の(コクのある)チャーハンです。米がきちんと全体的に油コーティングされているのでややオイリー。かといってギトギトではありません。

チャーハンの具も、卵、チャーシュー、ネギ、かまぼこというオーソドックスでシンプルな面々。

自分的にはとてもドストライクなチャーハンです。(毎回、量がやや少な目な点だけがやや残念(笑)。でも「もっと食べたい」という余韻が残るのがなんとも粋なのかもしれません)

いつの日か「チャーハン単品」で頼んでみたいです。

10分で完食。ご馳走様でした。今日もとても美味しかったです!

今回ご紹介した<宮町東洋軒さん>みたいな”外見だけでは判断つかない美味しいお店さん”がまだまだ仙台には沢山あります。折見てご紹介したいと思います。

以上です。