こんにちは!こちら杜仙・肉食班です。
今回ご紹介するのは、泉区南中山の老舗洋食店「HUMBURG カープル」さんです。
平成31年2月24日(日)の11時過ぎに訪店しました。
<カープル>さんは、創業は今から約41年前とのこと。仙台の洋食屋さんとしては「老舗」の部類に入ると思います。色んな洋食メニューが提供されていますが、主力がハンバーグ。特徴としては、「ニクニクした”今風の”ハンバーグ」ではなく、「上品でやさしい口当たりのフワフワハンバーグ」です。(支倉町のレジェンド<はせくら>さんと同じタイプかな?と思ってます)
仙台の「昭和から続くハンバーグの名店」というカテゴリだと、<はせくら>さんとこちら<カープル>さんを「2トップ」と崇めている方も多いのではないでしょうか?
2軒ともそれくらい、仙台でポピュラーな存在です。
とは言え、私はずいぶんと久しぶりの訪店です。たぶん、かれこれ・・・20年ぶりくらいかも知れません・・・。(ちなみに<はせくら>さんも、15年以上行ってないなぁ・・・)
なんか、ハンバーグステーキって(・・・ファミレスとかチェーン店が身近になった”平成の世の中”において・・・・)わざわざ”名店”や”老舗”を巡礼する頻度がめっきり減りました。
当然のことながら、”仕込みや調理法”などにこだわり抜かれた「名店」「老舗」の方が美味しいんですけどどうしても「身近で安くて利用しやすい店」を普段は利用してしまうんですよねぇ・・・。
と、普段はそんな感じですが・・・私も「昭和生まれ」ですのでたまに無性に昭和の洋食屋の”上品で手作りの温もりのある”ハンバーグステーキを味わいたくなります。(脳内メモリに想い出や美味しさがしっかりと刻まれているんですよねぇ)
そんなわけでこの日は、”普段使いのお店さん”よりは多少は値は張りますが、それは覚悟の上で「”思い出の箱”を開けるような非常にわくわく」した気持ちで訪店しました♪
立地的には、「泉区南中山1丁目」にあります。
仙台大観音から坂を下った、南中山中学校のすぐ近くにあります。
わりかし”勾配が急で長い坂”の途中にあります。(交通量もわりかし多めかな)
↑駐車場は広々していて停めやすいです(ちなみに、この写真の広い駐車場の他にも建物の下にも駐車場がありますが、そちらは停めずらいかも)
↑お店敷地の入口には、小粋な”フライパンアート”がありました。
建物は、緑の木々に囲まれていて「南中山の景観」にとてもマッチしています。
店内は、「昭和から続く洋館の一軒家」のような温かく、歴史がある雰囲気。
植木などの緑もあちこちに置いてあり、とても落ち着く雰囲気です♪
※ちなみに、ホールの女性スタッフさんがメイド服を着ていらしたので尚更「昭和感」を感じました(笑)
メニューはとにかく分厚いです!
写真を撮りきれませんでしたm(__)m
↓とりあえず「主力のハンバーグメニュー」だけでもご紹介がてらアップしときます。
お店さんのHPを拝見すると・・・・
「国産の肉にこだわり、お子様からご年配の方まで愛されるハンバーグをお出ししています。1週間かけて作るデミグラスソースはこだわりの逸品。出来合いの物は一切使用しておりません。」
・・・・と紹介されていました。
しかも、ハンバーグは全33種類あるそうです!
そして「大食漢」の皆様、ご安心?ください!上のメニュー写真にもある通り、
「Bigサイズ(250g) =400円増し」、
「トリプルサイズ(350g) =820円増し」
などのカスタム発注が可能です。
それどころか、なんと・・・・「1kgハンバーグ=¥2,900円」なんてのもありますね(笑)。
私は「マスターおすすめ!」と謳われている「エッグハンバーグ(ライス・味噌汁付)」を「Bigサイズ」でオーダー。
同行した連れは「ミラノ風ハンバーグ(ライス・味噌汁付)」をオーダー。
配膳までは、約20分くらいでした。
鉄板に熱々のハンバーグが「ジュワ~♪」と素敵な音を奏でながらテーブルに運ばれてきました。(この”出会いの瞬間”が、子供の頃から変わらずワクワクします♪)
↓ハンバーグとライスと味噌汁が2人ぶん、ドドーン!と着膳しました。
◆↓エッグハンバーグ(ライス・味噌汁付)(+Bigサイズ)
¥1,200円(+400円)
◆↓ミラノ風ハンバーグ(ライス・味噌汁付) ¥1,200円
↑とても熱々の鉄板なので、デミグラスソースが煮たっています(猫舌の人はご注意ください)
両方とも付け合せにポテト、ニンジン、ピーマンが乗ってます。
ハンバークにナイフを入れます。率直なところ、ナイフやフォークはいらないような柔らかさです・・・・・
・・・・なのに、ナイフ入れてもこのように「型崩れ」しないところが美しいです。
とにかく柔らかい!
優しくで上品な食感(言い換えると、ニクニクした食感や玉ねぎの食感を感じません)。
とてもフワフワです。
分かり易く例えるなら「ミートローフのような柔らかさ」と言えば伝わりますかね?
仕込みにおいて、「挽肉を丹念に挽く」ことで、こんな仕上りになるのだと思います。(その為、肉汁感はあまり感じないタイプのハンバーグとなります)
これに、濃いめの「1週間かけて作られた特製デミグラスソース」がたっぷりとかかっており、ハンバーグの美味しさを引き立ててくれます♪
このデミグラスソース、たまりません♪ご飯もどんどん進みます。
↑ライスがとても艶やかです! ふっくら炊きたて♪
量は「洋食屋さんサイズ」ですので控えめな量。嗚呼・・・これだけ美味しいライスだったので大盛りにしておけば良かったと後悔。
「スマイルマークのポテト」は、とても可愛くて、食べるのがもったいなかったです(笑)。
付け合せのニンジンとピーマンは固めの食感で、「ハンバーグの柔らかさ」を陰ながら引き立てている気がしました。
連れの「ミラノ風ハンバーグ」は、チーズがとろ~りしていて、これがデミグラスソースとハモり「なんとも言えない濃厚、且つ、マイルドな味」を醸し出していました。(熱々のデミソースと、とろ~りしたチーズの組み合わせ。美味しいに決まってますよね!)
↓私の方は、後半戦に突入し、いよいよ目玉焼きを切り裂きました!
黄身がとろ~りとハンバーグに滴り落ちます。
チーズも合いますけど、黄身とデミソースの組み合わせも美味しいに決まっています!
↓15分ほどで完食。出会いから別れまで、わずか15分のひとときでした・・・。
ご馳走様でした。とても美味しかったです。
総じて、ジューシーな感じではなく、ふわふわしたシットリした食感のハンバーグ。
肉がかなり細かくミンチされているので、「あまり脂ギッシュなのが得意では無い方」「歯があまり健康では無い方(固いのが苦手な方)」でも美味しく召し上がれると思います(=なので・・・誤解を恐れずに述べると、”肉汁溢れるジューシーな感じ”を求めて食した場合は、やや”期待外れ”となる可能性はありますね)。
それとハンバーグが美味しいのは勿論のこと、お店の雰囲気もとてもノスタルジックで心地よいので、「中高年層」に人気があるのかも知れません。
若い方も、「昭和の洋食メニューの味」を是非一度お試しください。
【追記】
◆冒頭でチラっとご紹介しましたとおり、昭和から続く「ハンバーグの名店」として、<カープル>さんと<はせくら>さんは、「仙台のレジェンド2トップ」といって良いかと思われます。
両店を比較すると<はせくら>さんの場合は「町外れ」にありますが、<カープル>さんは南中山まで登る必要があるので、利便性は劣るかも知れません。車はほぼマストアイテムと言ってよいかも。そんな多少”リキ”を入れて食べに行くロケーションですので、利用用途としては「特別な日」だったり「ドライブがてら」「デート」などで利用する方が多いのかと思います。
<カープル>さんと<はせくら>さん、両店とも「フワフワハンバーク」が特徴ですね。
いわゆる「昭和の洋食屋さん」の優しいハンバーグステーキです。そもそもニクニクしたハンバーグは、(私の認識では)平成に入ってから流行ったような印象が強いです。
◆ちなみに、北中山の方にはもう一軒、<サロマンジェ・ヒロ>さんというお店さんがあります。あいにく、私はまだ訪店したことはございません。
そちらは、最近の仙台グルメ事情に精通している人のお話しだと、ものスゴイ人気店みたいです!
<サロマンジェ・ヒロ>さんが特徴としては、
「比較的新しいお店さん」
「今時のグルメな(舌が肥えた)方々から人気を博している」
「やはりハンバーグが有名」
「ニクニクしたジューシーなテイスト」
「豚100%」
「もちろん、それなりにお値段は張る」
・・・・という、なんともファンタスティックなお店さんの模様。
うーん・・・すごく食べに行きたいなぁ(笑)。食べたことないので噂や口コミだけが頼りですが、「ニクニクしたハンバーグ」が主力ということで、若い方だと(今回ご紹介した昭和なふわふわ系よりも)そちらのテイストの方が好まれているのかも知れませんね。
正直申し上げると、私も連れも普段は「ニクニクしたハンバーグ」「肉汁ジュワ~なヤツ」を好んで食べてます(笑)。
でもたまに、今回ご紹介した<カープル>さんや<はせくら>さんの「昭和洋食屋タイプのフワフワタイプのハンバーグ」が食べたくなるんですよねぇ・・・。
鉄板の上でジュージュー焼かれたフワフワハンバーグに、濃厚なデミグラスソース・・・・私が子供だったころは、まだそんなにファミレスが無かった頃で、洋食屋さんで食べる「やや高いハンバーグステーキ」が想い出深いです。だからこそ、平成になった今でも今回ご紹介したみたいなハンバーグステーキをノスタルジック感覚で楽しめるのだと思います
◆昭和→平成→令和・・・・
<はせくら>さんも<カープル>さんも、末永く営業を続けて欲しいです。
(おわり)