【杜仙・食べ歩き班_No.58】角田の老舗喫茶店で”のんびり”ランチ
Posted on : 2018.08.22

2018年8月13日(月)、角田市 田町「喫茶たまや」さんに訪店。
年末以来だから・・・・約8ヶ月ぶりの訪店です。

私にとっては、角田は第二の故郷と呼べる存在です。
なにせ、角田には私の家のお墓もありますので(笑)。

角田に立ち寄った際にお昼を食べる時は、
<光華飯店>さん、<たまや>さん、<末広食堂>さんが、私のルーティンです。
◆<やっちゃん>は幼い頃に何度も食べてましたが、最近は10年くらい行ってません。<やっちゃん>のタンメンが懐かしいなぁ・・・
◆<光華飯店>さんは、年明けてから訪店が叶ってません。春に一回定期巡礼しに行ったのですが、昼前・開店早々なのに外まで大行列となっており、あきらめて退散しました。長年通ってますが、あんな光景は初めて見た・・・。実は去年、「ぼんやりーぬTV」公開後、大反響でこうなってしまったようです。「角田ブラック」なんていう単語まで巷で生まれているようです(笑)。ぼやきの親方がもし今も厨房にいらしたとしたらどんな顔するのかな~なんて、しみじみ思いました(笑)。(<光華飯店>のビギナーさんはご存じないと思いますが、ちょっと前までは「好きなものをオーダーできない。オーダーした瞬間に名物親方さんに怒られる」お店さんでした(笑)。今となってはそれも良い思い出です・・・懐かしいなぁ・・・)
◆<末広食堂>さんは、優しいラーメンなので飽きずに好きです。)
◆お土産買うなら当然<郷家精肉>さん。

私は、”角田市ラブ”です。「ゆやすデパート」も好きでしたし、台山公園も、物心つく前から行ってました。阿武隈川も好きでした。

↑<たまや>さんは、昭和の風情が残る、昔ながらの「町の喫茶店」です。仙台のマチナカからは、このスタイルの喫茶店・洋食屋さん、20年くらいまではかなりあったのですが、この20年で大半が姿を消しました。角田には、こういう感じの懐かしいお店さんがまだ、何件か残っているので嬉しい限りです。

初老の非常に仲がよさそうな御夫婦様がお店を営まれています。いつでも、常連さんに囲まれて、「町の喫茶店」として絵になってます。素敵な年の取り方をされているな~とうらやましく思います。

↑店内も、レトロな感じです。マスターとおかーさん、
高校野球に熱くなっていらっしゃいました(笑)。
※余談ですが、<金足農業高校>、昨日は大変惜しかったです(涙)。今度こそ・・・大越・ダル・金村・・・あるいは大魔神でさえも成し遂げることができなかった”甲子園・東北地方初制覇”が叶えてくれると胸が高鳴りました!優勝こそ逃しましたが、とても感動しました。宮城の球児たちも刺激を受けて来年はもっと頑張ってくれそうですね。
※これも余談ですが、高校野球と言えば、私の世代だと「タッチ」が小学生の頃流行りました。(その当時・・・・1985年だから・・・・33年前の夏、ナンコー(=東北高校)は大魔神佐々木。PLはKKコンビ。あの夏は、ナンコーがあと一勝すれば「大魔神 vs KKコンビ」が実現していたんだよなぁ・・・。話飛びましたが)・・・・で、”こじつけ”的な意見かも知れませんが、当時の「タッチ」で出てくる喫茶店「南風」も、もしその後も残っているとしたら、33年後にはこんな<たまや>さんみたいな雰囲気の喫茶店になっているんじゃないかなぁ?とシミジミ思いました。

この日はたまたますいてましたが、いつもお昼時は、ほぼ満席な感じで賑わってます。

メニューも昭和なテイストがつまっています。

ワクワクするようなメニューです。子供からお年寄りまでが楽しめる、「昭和の、ちょっぴり”ハイカラ”なひととき」といったカラーです!
お昼時は、「日替わりランチ」が大人気です。そして、一番人気はナポリタン
私的には、こちらのナポリタンは、喫茶<ぴーぷる>さんの次くらいに好きです。
(<ぴーぷる>さんについては、No20<https://morisen.net/?p=2664>を参照ください。)

ここに来ると、「ピラフ」は必ず注文します。あとは「スパゲティー」も。「ホットサンド」系も、以前食べたらおいしかったです。

「ピラフ」と「ナポリタン」を注文し、連れとシェアして食べることに決定。食後には、「アイスコーヒー」と、「ミルクセーキ」をオーダー!
ミルクセーキ!!!!ある意味この日の一番の目玉です!
ずっと気になってました!
たぶん平成生まれの方々は面識ない飲み物だと思います(笑)。昭和の飲み物です。懐かしすぎる・・・・。

↑窓からぼーっと外を眺めます。この通り沿いに、「デパートゆやす」がありました。今ではほとんど記憶の片隅に埋もれてしまってます。最後に行ったのは、高校生の頃だったかなぁ?

カウンターでは、マスターとおかーさんが2人で調理されてます。
オープンな感じで調理されるのが、まさに昭和な喫茶店で粋です♪
ジャー!と大きなフライパンの音がします。素敵です♪
喫茶店のスパゲティーですので、パスタの麺はおそらく(かなりの確率で)茹で置きだったりします。でも、これぞまさに喫茶店の光景・王道スタイルです。(<たまや>さんは、パスタ専門店ではありません。街喫茶です。実は、私は若い頃・・・数年間、国分町の某喫茶店で働いてました。フロアーのみならず、カウンターも厨房も任されてました。微々たる経験ではありますが、そんな経験もあったので、パスタを仕込んで冷蔵しておく”街喫茶のノウハウ”も一応は知ってます。毎日のように・・・スパゲティーやピラフやピザトーストやサンドイッチを調理してました。何皿ぶん作ったか?なんて、とても計算できません。(一番の繁忙期は、”光ペー”のシーズンでした。あれは地獄だったなぁ・・・。)当時既にファミレスも流行っていましたが、マチナカには手作りで料理を提供する喫茶店がまだ結構残っていました。今ではすっかり減ってしまいました。だからこそ・・・こういうレトロな喫茶店はとても特別な思いで見てしまいます。感慨深いです。)

◆ピラフ ¥600円
◆ナポリタン ¥600円
共に、サラダ付きでこのお値段!ボリュームもあります。最近の仙台ではなかなかお目にかかれない価格設定です。

↑なかなか華やかな光景です!

↑ナポリは、ちょうどいい塩梅のケチャップの量です。結構、しっとりしてます。
何十年も、角田マチナカの方々を胃袋を満たしてきました。(私的には、もう少し酸味があるのがドストライクです。でも、<たまや>さんのこのナポリも、ほぼど真ん中寄りです。)

↑ピラフは、基本通りの「シットリした食感」です。調理風景をマジマジ見たことは無いのですが、(かつ、一方的な想像ですが)もしかすると仕上げに「白ワインでフランベ」とかされていらしゃるのかなぁ?(音もいつも、するような気がする)今度こっそり観察してみようかな(笑)。(先述の私が働いていた国分町の喫茶店ではピラフ、ドライカレー、各種スパゲティーは必ずフランベしてました。まぁ「白ワイン」だったので”なんちゃってフランベ”の域だったのですが。名誉の勲章として何度も髪が焦げました(笑)。白ワインの香がたつのと、パサついたところをシットリさせる効能があります。それと、仕上がりも艶やかになります。今でも家でピラフやスパを作る時は、おまじない的にフランベしてます。)
このピラフ、いつも感じるのが、(例えフランベされてないとしても)そういったウマさや艶やかさが醸し出されています♪バターorマーガリンだけではこんなに艶やかさは出ないと思います。いつ食べてもとても美味しいなぁ・・・。艶やかです!

↓食べ終わり、食後の”お飲物”を待ちます。

おっ!?マスター、シェイカーを振り始めました。(写真とるのはさすがに遠慮しました)
おそらく連れがオーダーしたミルクセーキですね。
(私も、前述の喫茶店で働いていたころ、「アイスココア」や、「モカフロスティー」なんかを作る時、シェイカーを振って作ってました。懐かしい・・・)

◆ミルクセーキ ¥400円

↑初訪の時から、君のことが気になって仕方がありませんでした(笑)。たぶん、同世代の方なら同じ思いを抱くことかと。思いっきり昭和のお飲みものです。詳しくは、ググってみてください。「作り方」とともに沢山のサイトがでてくると思います

◆アイスコーヒー ¥400円

↑アイスコーヒーもちゃんとしたお味でした。(喫茶店ですからもちろん美味しい)

今日もとても美味しかったです。かつ、とても”まったりとした時間”を過ごすことができました。ありがとうざいます!ご馳走さまでした。

次はいつごろ来れるかなぁ?
(※来月(お彼岸)こそ、久々に<光華飯店>さんを訪店しないとな(笑))
<たまや>さんは、年内には再訪したいなぁ。次は久々に、ホットサンド系を食べたいです。