【杜仙・食べ歩き班_No.118】”醤油の切れ味”抜群な中華そば(一本杉)
Posted on : 2019.03.09

こんばんは、杜仙食べ歩き班です。
今回ご紹介するのは、若林区一本杉にある「中華そば 東京屋(とうきょうや)」さん。

2019年1月13日(日)の13時半頃訪店。去年の5月以来、約8ヶ月ぶりの定期巡礼です。

こちら<東京屋>さんは、弊社事務所から車で10分かからない距離にあります。
年に2~3回は定期的に食べに来ているお店さんですが、去年はなぜか1回しか行けませんでした(最後に行ったのが去年5月ですが、その時ブログ投稿もしてなかったようです)

<東京屋>さんは「醤油ラーメン」が”売り”の、結構昔から”南泉界隈”で穴場的なお店さんです。立地的には、若林区一本杉・・・・「宮城の萩大通り」という”バイパスとガス局を結ぶ幹線道路”沿いにあります。

※↑お隣に「NEW YORK」さんという美容室があるので、「TOKYO」と並んでいる不思議な光景です(笑)。ちょっとした珍百景。

以前こちらには名店<東龍 本店>さんがあったようです。その後、居抜きで<東京屋>さんがオープンしました。それが10数年前の出来事とのこと。
その辺の事情は私よりも連れが詳しいので色々教えてもらいました(連れは、後述の”沖野店舗”の時代からずっと<東京屋>さんに通っていたとのこと)。
私がこちらに連れてきてもらったのが今から4年くらい前。
それからかれこれ10回くらい来ています。
もともと<東京屋>さんは、沖野で営業されていたようです。10数年前まで、沖野に長崎屋があり、その近くで営業されていました。(聞いたところによると、なんと、現在あの人気店<坂内製麺>さんが営業されている立地にあったとのこと?!うーん・・・本当かなぁ(笑))
当時から「沖野の<東京屋>の醤油ラーメンがウマイ」と人気店だったようです。
その後、「味噌ラーメンが売りの<東龍>さん」と「沖野の醤油が売りの<東京屋>さん」が合併し、今のこの立地で10数年前に「新生・東京屋」が営業開始した・・・・
という歴史があるみたいです

ここでもう少し、<東京屋>さんにたぶん関係ありそうな話を。

私は初訪の時に(今回もご紹介する)「特製醤油ラーメン」を食べたのですが「あれ??”あのラーメン”に似ているぞ!」と瞬時に感じました。
それは・・・・10年くらい前まで「上杉」にあった<味玄>さんで食べていた「特製醤油ラーメン」です。<味玄>さんは昔、2003年頃~2008年頃までたまに通ってました。いつも具だくさんの「特製醤油ラーメン」が好きで食べていたので味もビジュアルも鮮明に覚えています。そんな<味玄>さんが閉店してしまったのは、震災よりももっと前だったと思います。突然、閉店してました。結構好きなお店だったのでガッカリしました・・・(上杉・二日町界隈では、15年くらい前は<味玄>さんと<六三四>さんが”しのぎ”を削ってました。両店ともとても近かったですが、お昼時はどちらも混みあっていました。今でも<六三四>さんが当時と変わらず営業を続けています。)
で、その<味玄>さんでいつも食べてた「特製醤油ラーメン」は、こちら<東京屋>さんの「特製醤油ラーメン」と名前も一緒ですし、具だくさんで見た目も味も似ている。色々気になって調べてみたところ・・・・どうやらそもそもが<味玄>さんも「東龍さんから独立されたお店さん」だったことが判明!しかも・・・・開店にあたり(当時、既に沖野で繁盛していた)<東京屋>さんの”醤油ノウハウ”も継承されてたみたいですね。だから初めて<東京屋>さんで食べた時にとても似た味だと感じたのだとおもいます。

店内は割とこじんまりしています。
カウンター席とテーブル席。

↓いつもお見かけする親方さんと女性スタッフさん、おそらくご夫婦かと思われます。

<東京屋>さんは沖野時代から「醤油が主力」です。
そして、お店さんが大々的にアピールしているのが「東京ブラック(えどブラック)」という「ブラック系ラーメン」が人気を博しているようですね。

でも私は、こちらでは「”売り”である醤油スープ」&「<味玄>さんで特製中華そばで”具”とムシャムシャ食べていた想い出」を両方味わいたいので、毎回迷わず「特製中華そば」を発注してます。

私はいつもどおり「特製中華そばの中盛」を、連れは「中華そば」を、そして「焼き餃子」を一皿注文しました。

 

↓まずは先に・・こちらは連れが発注した中華そば(醤油)
◆中華そば(醤油)¥700円

デフォで煮玉子が入っているのが嬉しいですね♪
シンプルに美味しい中華ソバです。こちらもお奨めですよ。
※ちなみに前に連れが「東京(えど)そば」を食べたので少しわけてもらったところ、「東京そば」はこの「中華そば」を煮干し強めにした感じでした。

↓そして、私の特製中華そば中盛
◆特製中華そば(+中盛) ¥900円(+¥80円

具だくさんなのでなかなかのボリューム感があります!
しかも、中盛にしているので、これを食べると結構お腹一杯になります。
(以前、ラーメンのお供に、ミニ丼を頼んだら危うく撃沈しかけました(笑))

↑スープは鶏ガラ、豚ガラ、鴨ガラのコラボレーション。
そして最大の特徴としては「上品な醤油タレ」がすごく”キリっ!”としている塩梅です。
分かり易く例えるなら・・・”早田誠のカミソリシュート”並みの切れ味です!

いつ食べてもバランスが素晴らしい醤油スープだなぁ・・・。
そんなベースのスープに、具からいろんなエキスが染み出ています。

↑麺は中細のストレートです。
見た感じ「パッツリ」してそうですが、そこそこ柔らか目かな?要するに、ちょうど良い塩梅です。<東京屋>さんのファンは、スープよりもこの麺の虜って方も多いみたいですね。

具は特製ということもあり、とにかく盛りだくさんです。

↑2種のチャーシュー「豚モモ肉」&「鶏モモ肉」です。

↑メンマもコリコリしていて大き目で、主張が強く感じられます。

海苔がのっていることで「見た目が懐かしそうな仕上り」を醸し出してます。(とは言え、よくある「昔懐かしの中華ソバ」とも違った「どこか新しい」味わいです。)

↓そして毎回食べるの楽しみなワンタン!

挽肉がピロっとした皮に包まれており、なんとも美味♪

あぁ・・・とても美味しいです。

↓”一向に減らない感じ”が良いです(笑)。

↑「中盛」&「具だくさん」なので食べても食べてもなかなか減らないのです。

途中で「ホワイトペッパー警部」を投入。

↑味変を楽しみます。

↓味玉は、「醤油やニグニグした感じ」を中和してくれるまろやかなお味。

それぞれの個性豊かな具材が自己主張し実に賑やかな一杯です!(いつもきまって、この”具だくさんでにぎやかな”特製中華そばを食べると、大昔の・・・全日本プロレスの新春恒例”バトルロイヤル”を思い出します)
↓中でもやはりワンタンが最高です。

◆焼ぎょうざ ¥400円

餃子は、手作り感をすごく感じる丁寧な一品という感じでした。
連れと譲り合い(奪い合い?)しながら食べました。

総評としては・・・・いつ食べても飽きがこない中華そばです。

ご馳走さまでした!とてもお腹が一杯になりましたがなんとか完食。
いつもながらの満足の一杯でした♪

所感ですが、昔ながら・・・というテイストでもなく、進化系ネオ中華という感じでもなく
「綺麗に丁寧に、鶏・豚・醤油がバランスよく調合された中華そば」と感じています。

老若男女問わず楽しめるラーメン屋さんですので是非ご賞味ください。

【追記】
次回こそは、いまだ未食の「東京ブラック」でも食してみようと思いました(でもいつも結局・・・具だくさんの特製中華そばを食べてしまうんです(笑))