【杜仙・食べ歩き班_No.103】本竈の絶品”海老わんたん”(Inエスパル)
Posted on : 2019.01.05

お疲れ様です、こちら”杜の仙台食い倒れ班”です。

今回ご紹介するのは、「らーめん本竈 エスパル仙台店」さんです。
2018年12月7日(金)の夜に訪店。前回食べたのが2018年1月だから・・・約11ヶ月ぶりの訪店です。
※以下<本竈(駅裏)>と標記します。

2017年6月にエスパル仙台東館の駅裏側にできた「岩切の名店・本竈」さんの2号店舗です。(仙台駅東口方面・・・通称”駅裏”は、「ライブドア」・・・もとい「楽天」が仙台を本拠地としてプロ野球に参入するぞ!と決定した2004年以降から急にザワつきはじめ、その後ここ10年くらいの間に「再開発」で劇的に景色が変わりまして、自分みたいなオジサンは変化についていけていない状況です(笑)。その「駅裏方面の改革」の一環として、S-PAL2や東館・・・・どんどんこの5年くらいに間に増築しました。
※回顧すると・・・平成になってからは結構長い間ゲーセンとかあって、プリクラ(=今や死語?)まわりには女学生がたむろしていて懐かしい光景でした。いまや跡形もないですね。余談ですが、大昔「ルーズソックス」ってのが私より少し下の世代で流行っていたのですが、あの形状って・・・・「リックドム」に似ているとずっと思ってました。あるいは、「ブルーザーブロディーのブーツ」にも似ていた。そう思ったのは僕だけでしょうか?)

まずは岩切の総本山・名店「本竈」さんの話をしないといけませんね。
岩切の「本竈」さんは、「利府御三家」という呼称であがめられている名店です。
2002年頃、いまある岩切ではなく利府で開業されました。
(「利府御三家」 = <本竈>さん+<久兵衛>さん+<三福>さん。自分は、<三福>さんはまだ未訪。この3軒は、2000年代から大人気になり、当時は結構(昨今の「愛子ラーメン街道」みたいに)「利府ブーム」になった頃もありました。その後<本竈>さんは今の「岩切」に移転しました。元々あった立地には<久兵衛>さんが入りました。)

実は私は、「岩切本店さん」の方には数えるほどしか行ったことがありませんでした(しかも、利府で営業されていた時代には行ったことがありません)。
なにせ最後に岩切本店に行ったのは、2012年頃だったと思います。<本竈>さんは長年「進化」されてきたらしく、噂ではその後も「味が変わった」「スープが進化した」「エぐみ感が薄まり?食べやすくなった」「少し寂しい味わいになった」・・・・等々、色んな賛否両論の噂を聞きます(=私のまわりの本竈ファンもそのようなことを言っていた)
私が当時感じた印象としては・・・「お上品でなかなか美味しいね♪機会があればたまに来てもいいかな」程度の感想でした。総じて・・・立地(=自分ん家から遠い)も踏まえ、それほど頻繁に通う要件は満たしていませんでした。後から気がついたのは、当時その程度の満足度に留まっていたのは・・・「普通の醤油らーめんしか食べたことがなくて、肝心の”本竈名物”の海老わんたん」を食べていなかったからなのかも知れません。。。。

その後突然、2017年6月に今回ご紹介する<本竈(駅裏)>さんが2号店としてオープンしすぐに一番人気の「塩海老わんたん麺」を食べてみました。その感想としては
「とても美味しい!なるほど、この海老わんたんはスゴイ!スープも深みやエグミが増すし、全体のバランスも格段にUPするな!これは・・・年に数回は食べに来る価値があるな♪」というレベルにまで自己評価がUPしました。(駅裏店に対してこのような感情が湧きましたので、本家本元の岩切の海老わんたんを食べれば、おそらくもっともっと評価はUPするのかも)
以降、トータル5回ほど<本竈(駅裏)>さんに訪店してます。

宮城県には、老若男女に関わらず、相当数の「熱心な本竈マニア」の方々がいらっしゃいます。私の表現力や経験値では「言葉足りず」となりそうですので、ここは敢えて、お店さんのHPから「アピールポイント」を引用・抜粋させて頂きますm(__)m
↓↓↓以下、お店さんのHPより抜粋!
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◆麺
合成保存量などの添加物は一切使わず、小麦粉、天然塩、かん水、そして軟水のみで丁寧に練り上げました。身体に優しく、かつ小麦粉そのものの風味、食感を楽しむことができます。この麺は店主実家の製麺所の製造ラインを使い、毎朝、こころを込めて作っております。
◆海老わんたん
海老のプリプリの食感をご堪能いただく為に、毎日一つひとつ丁寧に手作りをしております。当店開業当時からの一番人気でございますので、是非、ご賞味くださいませ。
◆スープ
鶏ガラ、豚拳骨、丸鶏を香味野菜と共に弱火でしっかりと煮込み、鰹節、鯖節、昆布などの海産物から抽出した和ダシをブレンドしたダブルスープです。あっさりだけど濃厚な旨みたっぷりのスープです。
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↑以上、お店さんのHPから抜粋させて頂きました
上記の”神聖なる工程のありがたみ”を自分は果たしてどれくらい理解できているか?・・・
正直怪しいものです・・・(馬鹿舌ですので・・・・)

前置きが非常に長くなりました!

この日は19時過ぎに訪店しましたが、そこそこ空いていました。

↓券売機で「醤油海老わんたん麺」と「トロ玉ご飯」をポチっとな。

↓店内はとてもエレガントです。

岩切本店については「古(いにしえ)の雰囲気」と「上品さ」が漂っていますが駅裏店については完全に「都会的なエレガントな佇まい」です。

↑このように女性お一人様もすごくサマになります。

スタッフさん達は、本店さん同様に、体育会系ですね。

ですが「横浜家系直系店舗」などでよくみられるような”ガチガチの体育会系”じゃないので
個人的にはこちらくらいの雰囲気の方が落ち着きます。

配膳される間に色々「岩切本店の宣伝」とか「メニュー」とか見ながらぼーっと待ちます。

体育会系のスタッフの方々の見事な連携プレー。各自がテキパキと作業をこなされてました。

8分くらいで着丼。

◆醤油海老わんたん麺 ¥900円  +  トロ玉ご飯 ¥250円

いつ見ても上品なビジュアルです!具材は、麺、海老わんたん、チャーシュー、メンマ、葱です。

↑麺は、「北海道産小麦”春よ恋”を使用した自家製麺」との触れ込み。
自分には難しいことはわかりませんが・・・とても小麦が香る麺。いわゆる低加水細麺のパツパツ系ですが割とモチっとした感もあります。食感と風味が絶妙です♪

↑スープは淡くてやや濁りのあるビジュアルです。
お店さんの触れ込みにあるとおり、鶏・豚の動物系と、鯖節、鰹節など魚介系節との絶妙のバランスのダブルスープが特徴。クセになるとハマるお味です。(胃にしみわたります)
あっさりなんですけど、味自体はかなりシッカリ&ハッキリしています(特に、魚介系の主張が強いかも)

↑<本竈>さんのお薦めの海老わんたん。
叩いて仕込まれた大き目の海老破片が包まれています。なので味はもちろんのこと、食感も最高です♪。3個も入っていて大変贅沢です。

プリッとしていて、スープにこのわんたんから風味やエキスが注ぎ込まれています。

↑チャーシューは、まるでローストポークのようなチャーシュー。
今流行の真空低温調理されたハムのようなスタイル(<ふじやま>さんや、「色んなネオ中華系のお店さん」などで、いまやすっかり定着しているタイプのチャーシュー。時間とともに、湯温で色が変化していくチャーシューです。)

↑とても太いメンマ。こちらは好き嫌いはあるようですね。
自分は美味しかったです。

サイドメニューのトロ玉ご飯は、見た目どおり半熟玉子がトロトロしていて、これが味付けチャーシューと絡み合い、ご飯と抜群の相性です♪

ジャンルとしては(シッカリした味が自己主張しているラーメンとはいえ)あっさり系ラーメンですので
この手のご飯モノはとても相性抜群です!

総じて・・・・魚介が香るスープと、小麦が香る麺のハーモニー。そしてゴロゴロした海老わんたんの食感と風味。この3つが組み合わさった至福の一杯となっています!
(ただし、通な本竈ファンの方の話だと、本店とエスパル店はちょっとテイストが微妙に異なるようで、本店のほうがもっと魚介が強いらしいです。自分は岩切本店の方では数回食べた程度なので違いはあまり判りません)

この日も安定のお味でした。美味しく完食!

自分的には「たまに来たいお店さん」のひとつであることは間違いありません
”駅裏/駅に直結”というロケーションだから仕事帰りでも寄り易いし!
エレガントでアバンギャルドでシックな外観なので若いカップルさんもデートで使えると思いますよ♪

またしばらくしたら食べに行きます。

ご馳走さまでした。