こんにちは! こちら、杜仙・食べ歩き班です。
今回ご紹介するのは一番町の人気ラーメン店
「北〇(きたまる)ラーメン」さんです。
2024年5月3日(金)祝日、昼前に訪店。なんと、、、約7年半ぶりの訪店です💦。
<北〇>さんは仙台では数少ない「米沢ラーメン」を提供するお店。
本場さながらの「細打ち縮れ麺+煮干し香出汁の効いたスープ」を味わうことが
できる人気のラーメン店です。
住所は仙台市青葉区一番町4丁目4−23
匂当台公園駅から徒歩2~3分・・・三越(本館及び別館)から徒歩1分くらいのロケーション。
一番町4丁目商店街のアーケード、三越付近から、国分町方面へ稲荷小路側に入った路地にあります。立地的には一番町じゃなくてほぼ国分町です(これまでずっと国分町だと思ってました(^^;))。
こちらの建物、御覧のとおり賑やかです(笑)。
建物の2階には、仙台初の常設の寄席「仙台花座」があります。
あたかも・・・「仙台花座」の雰囲気に合わせたような<北○>さんの外観です。
しかしながら「花座」はたかだかまだ7年目。<北○>さんの方が、遥か昔からこの立地でこの外観で営業されていますので、「花座がこの外観に惹かれてやって来た?」と言っても過言でないのでは🤔。
とにもかくにも、提灯飾りが目立つので、分かり易い目印だと思います(`・ω・´)b。
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💡💡<北○>さんてどんなお店??👀💡💡
◆米沢の名店で修行し「米沢ラーメン」を体得
→店主様は山形県米沢の「桂町さっぽろ」さんという有名店で修業され米沢ラーメンを学んだらしい。そして「北○」を開業!
※ちなみにそれ以前は、一番町でとんかつ店の料理担当をされていたとの噂👀💡。
◆今年で創業29年目?
→すいません、正確な情報があいにく見当たらず(^^ゞ💦。
→口コミ情報などを漁った感じでは1996年頃に開業かな?
(1996年頃だとすると・・・・この近所にあった<仙台っ子(本店)>さんとほぼ同じ頃に開業されたんですね👀💡。その頃はなにせ僕が国分町飲食店で働いていた頃でもあるので感慨深いです(その僕が働いていた店もこの近所です)。
そして、後述しますが僕が<北○>さんに初訪店したのは、開店からまだ間もない頃だったのか(゜o゜)💡)
→創業約30年ということですと、”老舗”と呼ぶにはちょっぴり手前です。
しかし、入れ替わりの激しいこの国分町界隈においては、”結構なベテラン選手”だと思います。
(<天一(国分町)>さんは震災で閉店したし、その後<仙台っ子(本店)>さんも・・・そしてついに<支那そば家>さんまでもが閉店しました)
◆米沢ラーメンとは?
→”米沢ちりちりラーメン”とも呼ばれています。(→【追記】の項にも補足を書いときました。)
→麺は、極細の平打ちぢれ麺に手揉みを加え、チリチリの形状に♪。これが「ちりちり麺」です。細い麺なのにコシがあります。ツルツル&プリプリ♪。
→スープは煮干しをベースに数種類の魚介、鶏ガラなどから出汁をとった優しい味わいの醤油スープ。
毎日食べても飽きがこないスープl
※ちなみに仙台で「米沢ラーメン」と言えば、こちら<北○>さんか、北仙台の<置賜屋>さんの2択。他にもそれっぽいラーメンを食べれる店も幾つかありますが、基本はこの2軒です💡。
<置賜屋>さんは、僕は2016年に一度だけ食べたことあります。<北○>さん同様、その時はあまり刺さりませんでした。でも今回<北○>さんにドハマりしたこともあり、<置賜屋>さんも近いうちに再訪しようかな~という機運が高まっております。尚、<置賜屋>さんは<北○>さんよりも更に人気が高く、訪店の難易度は高めです)
◆こじんまりした、カウンタ-のみのお店
→お店は狭いですが数多くの常連客に熱く支持されていていつでも満席です。
◆お客の年齢層は高め?
→若いお客さんをなぜか?見たことがありません(笑)。いや、たまたまだとは思います。
※いつも店内満席ですが、店内見渡すと毎回(アラフィフの)私が「明らかに一番ヤング」です(笑)。久々に・・・若者気分を味わえたりします(笑)。
◆ご夫婦での運営
→厨房は親方ががメインで奥様が補助
→配膳等は奥様
息のあった連携プレー(`・ω・´)b
→ご夫婦のお人柄がとても良いです!
→他にもスタッフさんがいます。僕が見たことあるのは・・・
お客様の誘導整理を担当されいているご夫婦よりも、さらにご年配のオトーサンも
います。(この方もとても感じが良い方です)
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そんな人気店に、私はなんで7年半も来なかったのか?
それは、正直なところ・・・これまで特段ハートに刺さったことが無いからです(ごめんなさい💦💦)。。
初訪は、今から28年前・・・1996年の12月某日(=その日は終日、自分史の記憶にしっかり刻まれるような重要な要件があり、それをこなした後、その夜に疲労困憊の状態でたまたま<北○>さんに訪店したことをハッキリと覚えています。
その日の食べた印象は・・・「とてもアッサリしているラーメンで、まぁ普通かな~」・・・くらいの感覚でしたm(__)m。
でもそれは仕方ない事です。なにせ当時の若かりし僕は、「天一信者」でした。そして1995年にオープンした<仙台っ子(本店)>さんの「こってり」にドハマりした頃でもあります。つまり、そんな「濃厚でコッテリな味わい」を日々求めていた若者でしたので、優しい味わいのラーメンはまったく、圏外でした💦。そもそも<北〇>さんに初訪店した経緯も、たまたま「天一も仙台っ子も超混んでいたため」だった記憶があります。)
その後も、サラリーマンになってから3回くらい訪店しました。
しかし、いずれも「煮干しの出汁が効いていて、なかなか美味しいねぇ~」止まりでした。(いつも「僕には少し薄いかな?🤔」という印象でした)
最後に食べたのは、2016年の冬頃(当該ブログを開始する約2年ちょい前)でした。(その時の感想も・・・「おっ!?なかなかうまいのでは?」・・・程度でした)
そして今回7年半ぶりに食べてみて、先に感想を述べると、・・・・
むちゃくちゃハートに突き刺さりました!
なので今回、このように大大的にご紹介する運びとなりました(*^_^*)
前置きはこれくらいにして・・・・
赤提灯に「中華そば」の文字。北国のラーメン屋さんの雰囲気。
賑やかそうな外観ですが、どことなくノスタルジックな店構えです。
7年半ぶりに入る店内。
そういえば・・・かつてこちらには夜しか来たことなかったので昼の部に入るのは始めてです🤔(=夜の部については、現在はたぶん「ほぼやっていない」かも?詳しくは【追記】の項に記載します)。
店内は厨房をコの字で囲むカウンター席が広がります。
カウンターのみ13席。
「昔ながらのラーメン屋さん」「昭和の雰囲気」と感想を述べる方々も多いですが、・・・どうかなぁ~?🤔。
僕の率直な感想では「居酒屋」の雰囲気をとても感じます。
それも「平成の居酒屋」ですね(昭和ではないと思うなぁw)。
とても落ち着いた雰囲気で、1人で入っても落ち着きそう。
厨房では、店主様と奥様が、とても物腰が柔らかい応対で迎えてくれます(*^_^*)。
(店主様、一見強面なんですけど、ダンディーでかなり柔らかく優しい方ですよ!)
米沢ラーメンのお店ですので、店内には煮干しの芳醇な香りが漂います♪(なので、サカナ系が苦手な方はお奨めできません)
さてさてメニューをご紹介します。
↓メニューは、店内の壁・数ヶ所に貼ってある短冊です(メニュー表とかは置いてません)
ラーメンは「中華そばの普通盛りと大盛り」、それと「チャーシューメン」の3択です。
それと「つけ麺」も。
「おむすび」と「おつまみ」も提供しています(=【追記】の項で説明しますが、夜の部は「ほぼ居酒屋さん」です)
あ・・・・ラーメン系のメニューはその後(たしか秋ごろに)やや値上がりしました💡。
ラーメン系の最新価格はこちら(2024年12月時点の価格)
↓
夏場には、「冷し系」のメニューも販売されていてこちらも人気が高いです。
↓
おむすびは「本日のおむすび」として、カウンターの上に大皿に並んでいます。
↓
(ラーメン🍜をすすりながら、手作りのおむすび🍙を頂く・・・そんな光景がこちらでお馴染みの光景です✨。)
尚、こちらは食券を購入する運用ではありません。
順番に奥様が注文を聞いてきますのでそのタイミングで発注しましょう(`・ω・´)b。
僕は大盛中華をオーダー。
米沢で修行した親方。そして親方を横で支える奥様。
お2人とも物腰柔らかくこなれた客さばき。
店内狭くてそして混んでいるのに、全くギスギスがなく雰囲気が良いです。
客同士の間にも心なしか穏やかな空気が流れていて、他人様同士雑談していいる光景も。なんだかとても雰囲気良いです。(皆さま、ご年配が多いこともあってか?あまりガツガツした雰囲気はありません。「余裕のある大人の方々」が多い印象です。)
尚、<北○>さんは醤油一本勝負ですので提供スピードも非常に早いです。
5分もかからずの着丼。
ご主人の「お待たせしました!」の笑顔が素敵でした(*^_^*)
◆大盛り中華 ※850円
※食べた当時の価格です。
ややオイリーでほのかにサカナが香る、とても綺麗なスープ(*’ω’*)。
具材は、ゆで卵+チャーシュー+ネギ+メンマ。
そして特徴的なのは、三角の形状の海苔。
とても美しいビジュアルです。
ビジュアルは過去の記憶通り(なのでここまでは特に驚くことはありません)。
↓まずはスープをズズズ・・・。
おおおおぉ(゜o゜)!!これは・・・かなりウマいぞ!?(゚д゚)!?
ベースの鶏ガラ&豚が最初の口の中にグワーンと広がり、その後サカナがほわーんときます(*´ω`)♪
こちらのサカナは煮干です。
鶏ガラの旨味+煮干しの甘み。
あっさりながらも出汁が効いていて、とっても奥行のある味わいです(*’▽’)。
↓麺はこれぞ米沢ラーメンの最大の特徴。米沢チリチリ系と呼ばれる平打ちの縮れ麺。
滑らかで麺のすすり心地がとてもよく、スープにひたひたに絡む。
嗚呼・・超ウマイ!!
なにこれ(゚д゚)!?うますぎるんですけど(゚д゚)!!
スープと麺を一口味わっただけで完全にノックアウトされました。
(と同時に、自分自身の「これまで味覚」にあらためて自信なくなってきました(-_-;)。「なんでこれまで全く刺さらなかったのか?・・」と。)
豚バラチャーシューはシットリしていて甘く濃いめの味付け。つまむとホロホロと崩れる柔らさです。嗚呼・・・かなり美味しいチャーシューだ・・・。
コリコリのメンマはメンマは噛み応えがあります。
全ての具材が良い働きをしています。実に素晴らしい!
↓なんと言ってもこのスープ。
ほんのり甘くて程よい塩味。煮干しが鼻からグワーンと抜けるこの感覚。
見た目からは「単にアッサリしたスープ」を連想してしまいますが、とても旨味も強いスープです。
とは言え、巷で良くみかける煮干しがガツーン!とくるようなクセの強いスープではありません(まぁ、それはそれで美味しいですけどね)。とってもほのかで芳醇な煮干しです。
↓チリチリ細麺は、煮干しだしの醤油スープも適度に吸収して徐々に味が変化します。
優しい奥深い味わいのスープをひたすら口に運びます。
かなりウマいです!(おいしすぎて何度もウットリしてしまいました(‘◇’)ゞ)
煮干しはもちろんの事、鶏ガラもしっかりと香る。
鶏ガラ+豚の旨味とコク、そしてほのかな煮干し。
嗚呼・・・優しい味が、五臓六腑に染み渡る~。
(全体的にあっさりめですが、動物系のこってり感も強く出ています💡)
大盛りは食べても食べてもなかなか減らない感じでとても幸せでした。
このチリチリ麺、食べ飽きしないベーシックなすすり心地なので何玉でもいけそうです^^ゞ。
そして・・・宴の終焉が近づいてきました・・・。
↓〆に海苔と茹で玉子を味わいます。
茹で玉子、昔ながらの固茹で玉子で哀愁が漂ってますねぇ(^^♪
ご馳走様でした。気がつけば、KK(完食完飲)!
7年半ぶりの<北○>さん、めちゃくちゃ美味しかったです! うますぎて、ニヤケが停まりませんでした(^O^)
1996年の初訪から今回で(たぶん)5回目でしたが、初めてめちゃくちゃハートに突き刺さりました!(いままで一度も刺さらなかったのが不思議でならない(^^;)。いかに「自分がこれまで馬鹿舌だったか?🤔」あらためて実感しました(;^_^A。)
巷でファンが多く人気あるのもとても納得できました。
もちろリピ有りです!・・・というか、僕の中で今後は定期的に通うお店リストにノミネートされました(`・ω・´)b。(実際この日以降、これまで既に何度も通ってます(笑)。結構、ハマっています)
米沢ちりちりラーメン・・・・
優しい味わいのラーメンが好きな方には、自信を持ってお勧めします(`・ω・´)b。
(※ただし、僕が若い頃そうだったように・・・「濃厚なラーメンや、ジャンクなラーメンじゃないと全く刺さらないだよね~(‘◇’)ゞ」って方は、ピンとこないかも知れませんので、無理にお勧めしません(^^ゞ)
見た目はとてもベーシック且つあっさり系の醤油ラーメンですが、実際に食べて見れば、米沢ちりちりラーメンの個性が解ると思います。
是非一度ご賞味あれ✨
【追記】
◆米沢ちりちりラーメン
山形県は“ラーメン県”として知られています。
なんと、人口10万人当たりのラーメン店舗数が全国1位だとか。
要するに、ラーメンがよく食べられている県です。
その山形県の南部、米沢市には“米沢ラーメン”というご当地ラーメンがあります。
細ちぢれ麺+サカナ(=かつおや煮干し)の出汁が効いたスープ。
それが、米沢ちりちりラーメンです。
・米沢ラーメンの独特な食感の細打ち縮れ麺→これが”ちりちり麺”と呼ばれる
・スープは、あっさりとした醤油味。出汁は野菜や鶏ガラ、煮干しなどを使う店が多い。
◆夜営業について
<北○>さん、昔は夜もラーメン屋さんとして営業されていました。
(というか、僕はこれまで夜しか訪店したことありませんでした。)
夜に「飲みの〆」「ビールの飲みながらラーメン」って光景がお馴染みでした。
そして現在も、ネットの情報を見ると、営業時間「17:30 – 21:00」となっています。
!!しかし!!
💡現在はおそらくラーメン提供はしていないとお見受けします👀💡
・暖簾は落ちている
・照明は暗い
・営業中の看板も出ていない
しかし、お店の中は、ほんのりと灯りがともっており、中には人影も見えます。
そして、よくよく見ると賑やかに飲んでいるご様子。
という事で口コミ情報を漁って見たところ・・・
💡どうやら夜は、「常連さん達が集う、居酒屋」となっている模様💡
ただ口コミをよくよく読んでみると・・・
「暖簾もないけど中に入り、ラーメン食べれるか?店主様に聞くと快く提供してくれた(*^^)v」・・・との書き込みも散見されました。
ということでおそらく・・・「スープが残っていればラーメン提供アリ」っぽいですね。
まぁ、確実に食べたければ昼にお邪魔することをお薦めします。
◆店の雰囲気もかなり良いです!
店主様と他のスタッフの方の笑顔のおもてなしと接客が素晴らしい!。
ベタな表現ですが、まさに「ココロもカラダも温まるラーメン屋さん」です。
そして客層もとても良いんですよ!
💡この日食べているとこんな一コマがありました💡
僕の隣の席は、僕よりも少しだけ上の世代と思しき初老のご夫婦でした。
そして僕のラーメンが着丼してすぐに、その奥様と思しき方が・・・
「胡椒、使いますか?」と、見ず知らずの僕に渡してこられました(^^ゞ。(ちなみに自分も使おうと思えば手が届く距離です)
感謝の言葉をお伝えし、ありがたく受け取りました。
なかなか普段は無い出来事に思わず恐縮してしまいましたね(^^ゞ。
そして(本当は胡椒かける気なかったのですがw)せっかくのご厚意で胡椒まわしてもらったから途中で少しだけかけてみました(笑)。
行列ラーメン店だと、お客さん同士やお店スタッフさん同士でもピリピリした雰囲気が漂うことが多いと思います。
なので<北○>さんのこの雰囲気は「とてもおおらかで、ほんわかしているな~」と感じました(おそらくお客さんの年齢層が高いことも理由の一つだとは思います)
僕も「おおらかで優しくて、気配りのできる、そして余裕のあるオッサンにならないと~」と考えさせられました(^^ゞ。