【杜仙・食べ歩き班_No.281】江戸からやってきたモダンなラーメン(広瀬通)
Posted on : 2022.04.17

毎度どーも!
こちら ”大江戸捜査網” こと、杜仙・食べ歩き班です。
今回ご紹介するのは広瀬通に最近できた話題の人気ラーメン専門店
らぁ麺すみ田」さん。

2021年11月7日(日)11時、相方と2人で訪店。2人とも初訪です。

住所は仙台市青葉区一番町4-3-5 都ビル 1F
フォーラスと広瀬通を挟んだ斜め向かい・・・国分町(稲荷小路)入口付近です。

<すみ田>さんは、2020年12月19日オープンしました。(ちなみにこの立地は、以前はG系ラー専「ラーメンパンチ」さんがあった場所です。そちらが閉店後に居抜きでオープン)
<すみだ>さん、何やら東京の名店「らぁ麺はやし田」さんが監修されたとの触れ込みで、オープン前からだいぶ話題になっていました。僕は東京のお店は全く詳しくないですけど、その<はやし田>さんというお店、東京では相当な人気のお店なんですね。

ちょっとネットで<はやし田>さんと<すみ田>さんの情報をあれこれ漁ってみました。

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◆<はやし田>さんは、濃厚鶏清湯スープベースの醤油ラーメンが有名。他にのどぐろそばとかつけ麺も評判。
◆<はやし田>さんは、新宿にある本店を中心として池袋、横浜、武蔵小杉、赤羽と次々に支店を開店している。
それぞれ店舗名は違えど、どうやら実態はチェーン店のようです。(要は、全店舗、屋号は違えど、提供しているラーメンは基本的に一緒。言わば、<はやし田>さんの分店。
◆<すみ田>さんは、そんなチェーン展開において「仙台店」として「別の屋号で」産声をあげた。

↓ついでにお店さんのネットのPR記事から引用
【広瀬通り駅徒歩1分】新宿屈指の人気店「はやし田」監修の店舗が東北初出店!
国産鶏ガラと大山どりをふんだんに使用した濃厚鶏清湯スープのらぁ麺すみ田です!
2020年12月19日オープン。国産鶏ガラと大山どりをふんだんに使用した濃厚鶏清湯スープが特徴です。
また、「このお店を選んで良かった」と思っていただけるよう、接客にも心を込めております。全てにこだわった当店自慢のらぁ麺を是非お試しください。

お店さんのHPから引用

東京の人気店「はやし田」監修のもと、皆様に愛されるラーメンを提供しています。すみ田のラーメンは高級清湯スープ。高級食材を惜しげもなく使用し、素材の旨味を最大限生かす独自の製法を用いて炊き出したスープです。そのスープから作られるラーメンは、老若男女を問わず幅広い年齢層やファミリーに愛されるような商品となっております。

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ふむふむ。なんだかスゴイですね(゜o゜)!

そんな、超話題になっていたお店さんですので、食べる前から「期待度大」でした(*’▽’)。
でも、過去の経験上「ハートに刺さるか刺さらないか?」は実際に食べてみないとなんとも言えません(‘◇’)ゞ。

<すみ田>さんもオープンから約1年近く経過し、ある程度人気が落ち着いた日曜日の昼前・・・・僕もようやく訪店する機会が得られました。今回はそんな食レポです。

外観は、”和風な上品な佇まい”ですね。
なんか高級感があるのでちょっと構えちゃいます(笑)

 

入口扉には、ラーメンの簡易メニューが張り出されています。

↑ラーメンは鶏と鯵煮干し、つけ麺とまぜそばがありますね。
メインのラーメンは4種類のようです。

大きくは・・・・・・・・・・
「醤油らぁ麺」
「つけ麺(濃厚昆布水添え)」
「鯵(アジ)煮干しそば」
「まぜそば(トリュフ香る漬け卵黄添え)」
・・・・ふむふむ。
それら4つに「味玉」加えたバージョン。
サイドメニューは「鶏茶漬け」とか「卵かけご飯」なんてのがあります。
何食べようかなぁ(*’▽’)(実は事前に、全く予習して来かった(笑))

11時ちょい前にお店につきましたが僕ら以外に並びはゼロ(ちょっと意外(^^;))
11時開店し、PPのまま入店(`・ω・´)b。

↓入り口にタッチパネル形式の券売機がありました。

↑なるほど~・・・やはり「モダンなネオ中華系」のラーメンはなかなか値が張りますね(^^ゞ。(平日のサラリーマンランチとしてはやや高めの価格設定かな)
僕は、「味玉鯵煮干しそば」と「卵かけご飯」をポチリ。
相方は「味玉醤油らぁ麺 」をポチッとな。

 

カウンター席の一番奥に通されました。

とても綺麗な店内です。
なんか、「モダンな割烹」のような雰囲気もありますね(^^ゞ。コロナ禍なので、カウンターはすべてアクリル板で仕切られています。
店内のレイアウトはⅬ字型のカウンターとテーブル席です。

席数は全部で18席(カウンター14席、4名掛けテーブル1席)

 

↓お水はセルフ。カウンターに設置された給水蛇口から長めのグラスで注ぎます。

↑一瞬、ビールサーバーかと思ったよ(笑)。なんともモダンですねえ。(相方はさっそうと注いでましたが、僕一人だとおそらくテンパったかも(;^_^A)

席に着くとメニューについて詳しい取説が貼られています。

↑なになに・・・・
「鶏スープは国産ブランド丸鶏を使用/煮干しスープは鯵煮干しや平子煮干しなど、旬の時期に合わせて使用。動物系不使用。/麺は数種類の厳選小麦を配合した全粒粉。つけ麺用は別の配合。/卵は蔵王地養卵・・・etc」
・・・・・僕には難しいことはよくわかりませんが、とにかく食材にはとてもこだわられている印象ですね。

 

スタッフさんはとても丁寧でしたね。

 

5分くらいで続々着丼。

 

まずは僕の対戦相手

◆玉かけご飯 ¥300円

濃厚な蔵王地養卵の上に、カツオ節が沢山かかっています。
もう見た目からして、普段食べているTKGとは趣が異なります(笑)。

豪快にマゼマゼして頂きます!

ダシ醤油が効いていて美味いねぇ。(その後、このTKGに感銘を受け、最近家でも朝に食べるTKGにおかかをまぶすようになりました(笑))
日本人で良かったな♪って思える一膳です。

 

続けて、ラーメンも着丼。

 

僕の対戦相手

◆味玉鯵煮干しそば ¥900円

おお~・・・なんかすごく上品なビジュアルですね。とにかくモダンです。
トッピングは、「低温調理されたチャーシュー」、「存在感のある太目のメンマ」、「九条ネギ」、「紫玉ねぎ」、「味玉」。
そしてなんといっても目を惹くのは「黒いナルト」!。この「黒いナルト」からとても前衛的な印象を受けます(笑)。
このビジュアル、僕にとってはとても珍しく映りましたが、どうやら「はやし田ファン」にとっては、とても見慣れたビジュアルのようですね(^^ゞ。

 

相方の対戦相手

◆味玉醤油らぁ麺 ¥900円

なるほど。こちらは「巷でよく見かける今風な”ネオ中華”」のビジュアルですね。
もちろんとても美味しそうです!

トッピングは、「低温調理されたチャーシュー」、「九条ネギ」、「味玉」。そして目を惹くのは「穂先メンマ」。カタチがとても独特です!(どうやらこの穂先メンマも「はやし田ファン」の間ではお馴染みみたいです)

もう、ビジュアルで既に楽しめました(笑)。でも大事なのはなんといっても「味」ですよね!

早速実食♪

 

↓まずは麺。

「こだわりの小麦をブレンドした全粒粉の細麺」との触れ込み。口に含むと、小麦の風味がしっかりと感じ取れます。形状は、パツパツのストレートタイプです。
スープとよく絡む麺です。うん、スープとの一体感がありますね(`・ω・´)b。

 

スープは”鯵”煮干し。(取説に書いてあるとおり、鯵だけではないみたいけど)主軸が鯵っていうのはなかなか珍しいと思いました。

たしかによくある「”イワシ”が主軸のの煮干しスープ」とはちょっと風味が異なりますね。
”えぐみ”までは感じませんけど、良くも悪くも”クセのある強めの旨味”を感じます。(表現は難しいが、甘みとビターな風味とが同居している感じ。)

 

極太のメンマはコリコリしていて食感が良いねぇ。(<本竈>さんのメンマを思い出した(笑))

低温調理された豚肩ロースのレアチャーシュー。とてもホロホロで柔らかいです♪(この類のレアチャーシュー好きな女性って多いと思います) とってもジューシーです。

↓麺をすする度、小麦粉の香りと鯵の煮干しの独特な風味が口の中にひろがります♪。

麺の食感は、(詳しいことはよく分かりませんが)全粒粉だからか?とてもシコシコした舌触りです。

 

おっと・・・TKGを忘れていた(笑)。

クチの中が、「鯵の煮干しの風味」と「カツオ節の風味」でとても賑やかになりました(笑)。くどい組み合わせのようですが意外と、いい感じでコラボしてましたよ(笑)。(鬼滅と呪術がコラボしたかんじ)

 

味玉はトロトロで秀悦です!

 

黒いナルト。敢えて最後に食べました。

味は普通のナルトでした(笑)。

 

 

お次は相方の味玉醤油らぁ麺。
↓どうやら美味しいようです。黙々と一心不乱に召し上がっているご様子(笑)。

おっ!?すでに「穂先メンマ」が無いじゃん?!(゚д゚)!。なぜか一番最初に食べたようです。写真撮りたかったなぁ(;’∀’)(なにせ、僕は<渡辺>さんや<結び>さんで穂先メンマ食べる時は箸で長~い穂先メンマをつかんで、その長さを眺めて楽しんだりしてます故(笑))

こちらは、チャーシューは2種類あったようです。
「豚肩ロースのレアチャーシュー」+「鶏ムネ肉のレアチャーシュー」
前者はすでに相方が食べ終えたようだ。

少しだけ味見させてもらいました。

麺は一緒ですね。でも、スープが違うから「啜った時の表情」が全然違います。

スープは、鶏の旨みとコクがじんわりと広がります!。とてもコクのある醤油スープです。

これは間違いなく、万人受けする美味しさですね(`・ω・´)b。(誤解を恐れずに言うと、これに似たラーメンは既に仙台に数軒あるとは思います)
いわゆる「平成後期に流行った、ネオ中華」の味わい。

人に安心して紹介できる味わいです。

 

 

もちろん美味しく完食!

御馳走様でした。

(僕の場合・・・普段は「レガシーな」or「ノスタルジックな」or「ジャンキーな」・・・いずれかのラーメンを食べることが多いので)普段はあまり「モダンなラーメン」を積極的には食べませんが、素直に「なかなか美味しいな」って思えるラーメンでした。
相方も「たしかに人気あるのも頷ける美味しさだよね」と言ってました。

とうことで、リピ有です(`・ω・´)b。また機会を見つけて食べてみたいですね。

 

【追記】
◆数年前から仙台では、こちらのような「東京の人気店●●監修」とか、あるいは「東京の資本がバックボーンお店さん」の進出が多いなって感じてます。(それはラーメン店に限らず、です)
そういった出店・展開が「ブーム」「トレンド」なんでしょうかね?

冒頭でもご紹介しました通り、こちら<すみ田>さんがオープンする際には「超有名な<はやし田>さんがプロデュースするお店ができるぞ!」いうことで、オープン前からかなり仙台のラーメン市場がザワついてました。(僕はさほど興味なかったので「へ~そうなんだ~」という程度でしたが(^^ゞ、なんかまわりの「ラーメン好きな人種」の熱がすごかったですね(^^;)。)

僕は生まれも育ちも「仙台っ子」です。そんな僕から見て、仙台人って、昔から「江戸の文化に憧れる」傾向があると思います。(1980年代末頃、アニエスベーがブームになった時、東京に行くと皆、アニエスベーの紙袋を持って新幹線から降りて来た印象が強いです(笑)。東北新幹線のホームが、アニエスベーだらけだった(笑)。あとは「ロフト」の紙袋なんかも(笑)。まぁ・・・その後、アニエスべーもロフトも仙台に上陸を果たしたのでそんな光景は無くなりましたけど)
そんな感じで、「江戸で有名になったお店」って仙台人にはとても魅力に感じるのかも知れませんね!。ちなみに僕の場合は、「江戸への憧れ」も全く無いし、特段「グルメ志向」でもありません(^^;)。
なので、「自分が美味しいな」って思えればなんでもいいんです(笑)。
とどのつまり・・・「どこぞの三ツ星シェフが監修されたラーメン」だろうが、あるいは「近所の二日酔い親父がボヤキながらめんどくさそうに作ったラーメン」だろうが、美味しければOKなんです(笑)。